2025年度六大学戦 第4戦 明治戦 戦評

【六大戦 第4戦戦評】
平素より当部を応援してくださり誠にありがとうございます。
2025年4月5日に行われました六大戦第4戦の試合結果をご報告いたします。
早稲田に対して苦い敗北を喫した慶應の相手は明治大学。最強決定戦への切符を掴むため、負けられない戦いの場に足を踏み入れました。

1Q
緊張の瞬間、試合の火蓋を切って落としたのは#33 鈴木ケン春海のフェイスオフ。ポゼッション争いを制し、見事慶應ボールで試合は始まります。
先制点を得るべく攻防が続く中、両者共に得点までは繋がりません。しかし長引くディフェンスでは、期待の新星#41 門井がまるで不安を感じさせないセーブでゴールを守り続けます。
いつ試合が動くのかと焦れた空気が蔓延する中、待望の瞬間が訪れます。#23 宮地の脅威を持った動きが相手ディフェンスを誘引、それを見逃さなかった#1 岸がボールを受け取り冷静にゴールへ流し込みます。1ー0、慶應の先制点。このリードを守り切り、2Qへと進みます。
2Q
余裕をもって臨んだ第2Q、第1Qとは打って変わって慶應には苦しい時間となりました。長く続くディフェンスと攻めきれないオフェンス。鉄壁の守備に生じた僅かな亀裂。相手にこの隙をつかれ1ー1とされます。#1 岸や#4 福田天真らが優位を取り戻すべく果敢に攻め続けるも、慶應のショットがネットを揺らすことはありません。
そんな中、ゴールを守り続けるディフェンス陣の奮闘虚しく、奇しくも慶應の先制点を彷彿とさせるショットは無慈悲にもゴール左下へ。1ー2とされ、そのまま試合は折り返しとなります。


3Q
1点を追いかける形となった慶應。焦る気持ちを落ち着け、冷静に反撃へと繋げていきます。フェイスオフからボールを取りきり、ゴールネットを揺らすべく果敢にオフェンスしていきます。ですが、その勢いを押しとどめるかのようにまくりから放たれた相手のショットはゴール右上へ。1ー3とされます。
しかしだからどうしたと言わんばかりの攻撃は、ついに相手のディフェンスを圧倒。まずは#1 岸からのパスに反応し、裏から#3 池田が冷静に流し込み2ー3、さらに#77 宮地からのパスを取りきった#4 福田天真が、難しい姿勢から体幹を活かしたショットで打ち抜き3ー3とします。試合終了間際には、#4 福田天真のショットのこぼれ球を#3 池田が決め切り、ついには4ー3、リードを取り戻して最終Qへと進みます。
4Q
全てが決まる第4Q。より確実な勝利へ向け、止まることなく攻撃を続けていきます。しかし#13 中西や#37 太夫らの攻撃は、あと一歩ネットを揺らすには足りません。
試合はこのまま終わりか。そんな思いが出てくる中、相手はその油断を許してはくれませんでした。慶應がファールで1人減った状態、放たれた相手のショットは#92 間下の体を張ったセーブをすり抜け4-4とされてしまいます。
これ以上の失点は許されない慶應。#51 福田崇人や#8 石川が体を張ってショットを打たせまいと奮闘しますが、一瞬の隙を突かれ失点、4ー5。
もう後がない、積極的ディフェンスでボールを落としにかかります。ついには#5 峰岸のグラボからゴールあと少しまで迫りますが、審判から告げられたのはオフサイド。そこから追加の失点を許してしまい4ー6。最後まで諦めずに攻撃を続けますが、思いは実らず、無常な試合終了のホイッスルが鳴り響きました。


試合結果
1Q 1-0 岸(宮地)
2Q 0-2
3Q 3-1 池田(岸)、福田(宮地)、池田(福田)
4Q 0-3
よって慶應の敗北です。
途中のリードを守りきることが出来ず、勝利を手にすることができませんでした。
最終戦となる東大戦に向け、この悔しさを噛み締め、勝利へと邁進していきます。
引き続き、ご声援の程宜しくお願い致します。