2025年度六大学戦初戦 立教戦 戦評

平素より当部を応援してくださり誠にありがとうございます。
2025年3月9日に行われました六大戦初戦の試合結果をご報告いたします。
“FORGE”シーズン初戦となる試合の相手は立教大学。昨年度一部昇格を決め勢いづく相手に対し白星をあげ、日本一へと歩み始めます。

1Q
会場に歓声が響き渡る中、ピッチに膝をついたのは慶應が誇るフェイスオフ#33 鈴木春海。#24 関との連携によりポゼッションを獲得しオフェンスに繋げます。両校拮抗した展開が続きますが、試合が動いたのは開始10分のことでした。昨年新人王に輝いた#4 福田天真が、音速のごとく左腕を振り抜くと、次の瞬間ゴールへと突き刺さり1-0。先制点を奪います。
そのわずか1分後のことでした。新主将#3 池田が泥臭くグラボを制すると、一瞬の隙を見逃さず2-0。
リードを2点に広げ、順調な滑り出しを見せます。
勢いそのままに圧倒したい慶應でしたが、終了間際、ファウルによる人数不利下で2-1とされ不穏な空気が漂ったところで第1Qが終了します。

2Q
1Q終盤の悪い流れを断ち切りたい慶應でしたが、相手の猛攻に遭い攻めへ転じることができません。相手のショットが続く中、今シーズンから伝統の背番号を背負う#2 岩城を中心に鉄壁の守備陣が奮闘。なんとか凌ぎ切ると、#16 増田がランクリアを成功させオフェンスへと繋げます。リードを広げたい慶應は、#13 中西、#9 大山ら新4年生を中心に立て続けにゴールに向かいますが、得点には至らず。一進一退の攻防が繰り広げられ再びディフェンスを強いられるも、守護神#2 岩城がこの日幾度となくビッグセーブを連発しチームを救い続けます。しかし、わずかな綻びから痛恨の一点を献上。スコアは2-2と同点にされ、慶應にとって苦しい展開が続いたまま第2Qが終了します。

3Q
勝利に近づきたい第3Q。序盤、ポゼッションを奪われるも#29 中本の華麗なチェックでボールダウン、一気に相手陣地に攻め込みます。すると開始2分半、#37 太夫が鋭いダッチで相手を翻弄し決定機を迎えるも、惜しくも相手ゴーリーに弾かれてしまいます。しかし、このプレーで流れに乗った慶應。直後再び新4年生が躍動します。今季からオフェンスリーダーを務める#13 中西がボールを持つと意地の勝ち越し弾を放ち、3-2とします。
しかしほんの一瞬の出来事でした。リードを許した相手の猛攻に対し、#0 山田、#22 伊藤をら中心に奮闘するも健闘虚しく同点弾を許し3-3。互角の展開が続きます。すると6分後、波に乗る相手に逆転弾を許し、3-4。立て続けに2点を奪われ、流れを引き寄せられないまま最後の15分を迎えます。

4Q
大事な初戦、なんとか逆転したい慶應は開始早々、#29 中本による相手のミスを突いた鋭いチェックからターンオーバーを誘発し、反撃の狼煙を上げます。開始3分、パスを受け勢いのあるダッジから福田が鋭いランシューを放つものの、惜しくも枠を外れます。しかし後がない慶應は#11 大類、#3 池田らが力強いショットを放ちますが、守りを堅めた相手に阻まれ続けます。
ポストに嫌われ苦しい時間帯が続く中、開始11分、#4 福田の得意な形からゴール前まで入り込み、4-4となんとか同点に追いつきます。その後再びDFを強いられますが迫り来る相手の猛攻を#2 岩城が凌ぎ切ったところで試合終了。FORGEシーズンの初陣は勝ち点を分け合う形となりました。

試合結果
1Q 2-1
2Q 0-1
3Q 1-2
4Q 1-0
よって引き分けです。
3度もリードを得たものの流れを掴みきれず、初陣を勝利で飾ることはできませんでしたが、六大戦優勝そしてその先の日本一に向けて一戦一戦を全力で戦って参ります。
引き続き熱い応援のほどよろしくお願いいたします。

