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試合戦評

2024年度関東学生ラクロスリーグ戦第5戦戦評

平素より当部を応援してくださり誠にありがとうございます。

2024年9月29日に行われました、第36回関東学生ラクロスリーグ戦第5戦 vs 日本体育大学の試合結果をご報告致します。

迎えるは昨年敗北を喫し苦い思いをさせられた日本体育大学。リーグ戦を全勝で突破し勢いそのままにFINAL4へ挑みたいところです。

1Q

両校の応援合戦が白熱する中始まった第5戦。ここまでの4試合で9得点を挙げていた主将#3 藤岡が序盤から張られ、5人での攻撃を強いられます。試合が動いたのは開始4分でした。一度はボールを失ったものの、ライドに成功しアンセットでボールを持ったのは先程まで動けなかった#3 藤岡。相手の隙を見逃さずシュートを冷静に決めきり、先制点を奪取、スコアを1-0とします。
その後迎えた最初の慶應のDF。ゴール右横からの入り込みを許してしまい、即座に一点を返され1-1に。慶應のファールも重なり耐え凌ぐ時間が訪れます。ショットを立て続けに打たれますがこの試合慶應ゴールを任されたのは#2 浜地。好セーブを連発し、#27 石川が泥臭くボールダウン、やっとの思いでオフェンスへ繋ぎます。
リードして1Qを終えたい慶應、ボールを受けたのは今季まだゴールのない#9 落合でした。ゴール裏から左まくりシュートを豪快に沈めスコアは2-1。一点リードで1Qが終わります。

2Q

1Qに続いてエースは動けません。リードを守りたい慶應は、リスクをとらずにゴール裏で相手の隙を伺います。膠着状態が続きますがオフェンスファールを取られてしまいます。迎えた相手の攻撃。左上からかけられた1対1、再び入り込みを許し薄い角度からのバウンドシュートを決められ、2-2と同点に追いつかれてしまいます。その後のFO、一度は慶應ボールにしますがグラウンドボールを掬われブレイクを作られてしまいます。対峙したのは今季慶應のディフェンスを牽引する#16 奥澤。確実に落とし切ったところでハーフを迎えます。

3Q

試合開始から依然として曇り空のグラウンド、慶應の攻撃から迎えたこのクオーター、ボールを持ったのは本試合先制点を決めた#3 藤岡でした。相手ディフェンスとの1対1に勝ち切り、左スタンシューをに突き刺し3-2、リードを取り戻します。
FO後に迎えたのは慶應のエキストラマンオフェンス。クリースの前で終始動き続けディフェンスとの得意の駆け引きでパスを受けた#7 田代が目にも止まらぬ速さでショットし4-2、相手を突き放す追加点を獲得します。その後両チーム共に攻めあぐね、前半とは一転して目まぐるしく攻守が入れ替わる展開が続きます。そんな中3Qも残り5分、相手にフィジカルの強さを見せつけられゴール前でスタンシューを浴び4-3、点を取っては取られのシーソーゲームの様相を呈します。
スコア明けFOに勝利し、ゴール裏からパスを受けたのは怪我で離脱していた二年生サウスポーの#11 大類。トップから放たれた洗練されたスタンシューはゴール右横に吸い込まれ、待望の復帰弾が生まれます。スコアを5-3とリードを2点差に戻したところで3Qが終わります。

4Q

#33 鈴木春海が本試合圧倒的強さを見せ、またしてもポゼッションを獲得し危なげなくオフェンスへ繋ぎます。するとスタメン出場していながらも息を潜めていた#90 池田が魅せます。ゴール裏でボールを持つと、得意の滞空時間の長いクリースダイブからのショット、6-3と試合を決定づけます。相手のファールを誘いエキストラマンオフェンスを獲得。ボールを持った慶應のエース#3 藤岡から鋭いパスを受けた#9 落合が右スタンシューをゴール左上の厳しいコースに打ち抜き、スコアを7-3に伸ばします。
絶好調の#33 鈴木春海がいとも簡単にポゼッションを獲得し、慶應のオフェンスが続きます。後のない相手は攻めた守備を仕掛けてきますが、右上でボールを持ったのは#7 田代。がら空きのゴールに落ち着いてショット、スコアボードは8-3を示します。FOで再び慶應ボールとなりますが攻めきれず、迎えたディフェンス、4Qを無失点で終えたい慶應は、#29 中本が相手に当たり勝ちボールダウンし、ゴール前のグラウンドボールを華麗にスクープしたのは#21 小川豪。4Q残すところあと1分、#14 鈴木駿平がオフェンスに繋ぎます。再びゴールが空き2人がかりで当たりに来ますが#90 池田はものともしませんでした。無人のゴールに再びボールを流しこみスコアは9-3、ダメ押しの一点を加えたところで、試合終了の長い笛が響き渡りました。

試合結果
1Q 2-1
2Q 0-1
3Q 3-1
4Q 4-0

よって慶應の勝利です。

四年生の活躍が光り快勝を収めたリーグ最終戦。1部Bブロックを全勝・1位で通過し、迎えるはAブロック2位の一橋大学です。FINAL4で昨年の雪辱を果たし全学へ駒を進めるべく、この結果に慢心せず精進してまいります。
全日本選手権優勝、王座復権を成し遂げるその日まで引き続き熱いご声援の程宜しくお願い致します。

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