2024年度新人戦サマーステージ
こんにちは!
1年生TRの清水優宇です。
今回は、2024年度新人戦サマーステージ(※以下サマー)の試合結果をご報告させて頂きます。
この大会には、大学からラクロスを始めた新人チームである「アーセナル」が参加しています。
新たにラクロスを始めた選手達が、4ヶ月間かけて習得してきたことを存分に解放する初めての公式戦です。
1回戦
vs中央大学
7-3で慶應の勝利
2回戦
vs東京大学
2-2で引き分け
結果、1勝1分となり決勝進出となりました。
中央大学戦は、開始直後からグラボに勝った築地(#86)がショットを打ち、勢いづいた状態から試合がスタートします。
オフサイドによる1人少ない状態でのディフェンスも乗り切った慶應。試合開始1分、鈴木(#39)がディフェンスを華麗なロールで交わし、倒れ込みながらもゴールに流し込み、1-0とします。
その後、慶應は点を決めきれず、一進一退の攻防が続きます。しかし、その間に中央から打たれるショットを受け止めるのは守護神間下(#92)。全てがクロスの中に吸い込まれていき、得点を許しません。
このまま続くのかと思われたのもつかの間、宮地(#46)が相手を置き去りにすると、そのまま放った鋭いショットが見事相手ゴールを揺らします。
流れに乗った慶應、今度は桑原(#81)がディフェンス3人抜きからのゴールというスーパープレイをみせ3-0、中央のショットを受けて1点を取られてしまうも、それを意に介さないオフェンスを力石(#72)がみせ、相手の力強いディフェンスからさらに1点をもぎ取り、4-1とします。
しかしその喜びに水を差すかのように、中央にラストプレーで得点を奪われ、最終的に4-2と油断出来ない状況で1Qが終了します。
緊張感を持って始まった2Q、慶應は前半と一転して、中央の猛攻の前にディフェンスを強いられます。そこに立ちはだかるのは、松尾(#73)、中村(#43)ら鉄壁のディフェンス陣。中央にゴールを譲りません。
2Q開始から3分、グラボからディフェンスのわずかな隙を突き、アーセナルキャプテンの磯貝(#44)がサイドスローをゴールに叩き込み、5-2とします。
そのままの流れで攻めたいところですが、得点を決めきれず、慶應にとってもどかしい時間が流れます。鈴木(#39)がジャンプしながらショットを打つなど、果敢に得点を狙いに行きますが、中央のディフェンスも固く、打ち破ることが出来ません。
そんな中、ついに慶應にチャンスが訪れます。2Q開始から5分、がら空きの状態でパスを受け取った原田(#55)が、遅れてきた中央のディフェンスを躱してゴールを決め、6-2となります。
その後の相手のオフェンスに対しては、入部1ヶ月も経っていないゴーリー門井(#65)が奮闘。相手のトリックプレーにも難なく対応してみせます。1点を取られるも、へこたれることなくディフェンスを続けます。最後は安藤(#76)がフィジカルを生かして得点を決め7-3となり、そのまま試合終了のホイッスルが鳴りました。
その結果、慶應は白星を得て東京大学戦へと駒を進めます。
続く東京大学戦、試合開始のFOから、両者共に激しい取り合いを繰り広げます。慶應は溝部(#49)がFOとして出場し、東大に対しても果敢に仕掛けていきます。
そして、チャンスはすぐに訪れます。試合開始1分、相手が動きにつられた隙を突き、長瀬(#95)が内抜きからの力強いショットで相手ゴールのネットを揺らします。
しかし喜ぶのも一瞬、東大もこちらに負けじと激しい攻撃をみせ、すぐのプレーで1点取り返されてしまい、1-1となります。
何としても追加点を取りたい慶應。築地(#86)や桑原(#81)、広瀬(#34)らが積極的に攻め続けるも決め切ることが出来ません。
その一方で、東大に得点を許すまいと内田屋(#69)や澤﨑(#60)、力石(#72)らが体を張ったプレーで相手を止め続け、最終的に1-1のイーブンの状態で1Qは終了、決着は運命の2Qへと持ち越されます。
そんな中、アーセナルの選手達は期待に応えます。2Q開始2分、間下(#92)からパスを受け取った磯貝(#44)が、フリーの宮地(#46)へと完璧なパス、そのまま冷静に流し込み、ついに待望の追加点を奪い2-1とします。
このまま長いオフェンス時間が続き、完全に慶應の流れが続くかと思われたが、そう上手くは行きません。今度はディフェンスの一瞬の隙を突かれ、懸命のセーブにも関わらずボールをゴールへと押し込まれ2-2となり、またもやイーブンに持っていかれます。
何としても勝ち切りたい慶應ですが、得点を決めることは出来ず、鳴り響いたのは試合終了のホイッスル。その結果、決勝進出は東大vs中央の結果にかかることになってしまいました。
その後、東大vs中央の結果を受けて、見事慶應は決勝進出を確定させました。
続く決勝戦について、結果をご報告させて頂きます。
1回戦
vs早稲田α
1-5で慶應の敗北
結果、1回戦敗退となりました
サマー優勝を果たす上で避けられない、絶対的なライバル早稲田との試合。試合開始直後から早稲田の激しい攻撃に晒されます。
オフェンスへと繋げたいところですが、早稲田からボールを奪い取れません。そんな中、早稲田からのショットがゴールに入り、先制点をきめられて0-1とされてしまいます。
その後も流れを奪うことが出来ず、攻められ続ける苦しい時間が続きます。そんな中、宮地(#46)が体を張ってディフェンスを続けますが、奮闘虚しく2点目、3点目と追加点を奪われ、0-3となります。
広瀬(#34)がショットを打ち込んだり、安藤(#76)がゴール目の前でボールを受け取ったりしてチャンスを何度も演出しますが、得点を奪うことは出来ず、0-3で折り返し地点を迎えます。
続く第2Q、序盤から激しい展開を見せます。開始から1分、チェイスに勝った後にボールを受け取った築地(#86)が、ディフェンスの一瞬の隙をついて切り込んでいき、そのままゴールを決めて1-3としました。
そのままの勢いで追加点を獲得して追いつきたい慶應。その後も力石(#72)、安藤(#76)らがゴールに迫りますが、得点には繋がりません。
それどころか、得点への焦りが出てしまったのかDFに隙が生まれてしまい、相手オフェンスにさらに合計2得点を許してしまいます。
怪我により出場出来なかった福田(#50)、橋山(#89)、立花(#56)らがベンチから諦めるなと声を出し、それに背中を押されて誰もが残った力を振り絞りますが、得点まで繋がりません。最終的に1-5と圧倒される結果になり、1回戦敗退となりました。
まずは、アーセナルの選手のみんな、コーチ方々、4ヶ月間本当にお疲れ様でした。
この4ヶ月、合宿も含めたみんなとの生活は、今までにないような刺激的なものでとても楽しかったです!!
この4ヶ月間、みんなを裏からサポートしていく上で、ある1つのものが見えてきたように思います。それは、「距離の近さ」です。
出身高校、出身地方がみんなバラバラで、海外から来た人達もいます。しかし、普段のみんなを見ていると、経歴なんて関係無く、ずっと前からの友達のように仲が良く見えます。
この仲の良さは、必ず将来のチームにおいて糧になると思います。連携は大事です。
現在、既に怪我をしてしまってサマーには絡めなかった選手もいます。これからも多くの人が怪我、病気などで上手くいかない経験をすると思います。
それでも、今の仲の良さを決して忘れることが無いようにしてください。いつか、絶対に仲間に感謝するようになります。
これからアーセナルは、ウィンターの優勝を目指して練習していくことになります。66が始まり、ポジションが分かれ、本格的にラクロスというスポーツに取り組んでいきます。
決勝進出は出来ましたが、そこで他大学との実力の壁を実感した彼らであれば、必ずやウィンターで勝利を勝ち取ってくれるでしょう。
今年度のチームスローガンは「REVIVE」。
それを体現するべく、選手・スタッフ一丸となって日々精進して参ります。
保護者の方々、この度はわざわざ遠くの会場までお越し頂き誠にありがとうございます。運営の方々、この大会の開催に際し、様々な調整等をして頂き誠にありがとうございます。
今後とも、応援のほどをよろしくお願いいたします。