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試合戦評

2024年度関東学生ラクロスリーグ戦第3戦 戦評

平素より当部を応援してくださり誠にありがとうございます。

2024年8月31日に行われました、第36回関東学生ラクロスリーグ戦第3戦 vs 青山学院大学の試合結果をご報告致します。

ここまでの2試合で快勝を収め、迎えるは昨年度1部に昇格し勢いに乗る青山学院大学。次戦で因縁の相手、早稲田大学と対峙することになる慶應はここで弾みをつけておきたいところです。

1Q

台風の影響もあり曇り空の中始まった第3戦。怪我から復帰し、この試合注目選手に選ばれた#63 村田がフェイスオフを勝ち切り、ファーストプレーで試合が動きます。右下でボールを受けたのは生粋のゴールハンター#90 池田でした。クリース前の広大なスペースを見逃さず、豪快にクリースへ飛び込みショット、先制点をもぎ取り1-0とします。その後のFOでもオフェンスに繋がれたボールは、リーグ戦で毎試合得点している点取り屋#51 石村へ。相手DFとの巧みな駆け引きから再びクリース前に走り込みスコアを2-0に伸ばします。その後慶應の長いディフェンスが続きますが抜群の安定感を見せるDF陣。粘り強く相手に対峙する#16 奥澤の華麗なボールダウンから、ブレイクを作るものの繋がらず再び相手ボールに。なんと自陣に戻ってきていたのは慶應の司令塔#3 藤岡でした。観客席から「守護神藤岡」コールが響き渡る中、相手の隙をついてボールダウンをするスーパープレー。そのままクリアし観客席も沸き立ちますが、オフェンスへは繋がりません。この試合でスタメンを取り戻し一対一の強さが光る#83 峰岸が鮮やかなボールダウンを見せクリアしたところで第1Qが終わります。

2Q

Q間のクロスチェックで反則を取られ慶應のディフェンスで始まります。両チームボールが手に着かず攻守が目まぐるしく入れ替わります。2Q開始8分、均衡が破れます。#13 中西が鮮烈な右ランシューをゴールネット左下に突き刺し、3-0と青山学院大学を突き放します。得点後のFOでグラウンド中央に現れたのは#99 増成、相手に圧勝し慶應のオフェンスに。クリース前でボールを失いグラウンドボールとなり相手に掬われるものの、この試合初スタメンを勝ち取った新星#4 福田の勇猛果敢なライドでボールダウン、そのまま自分でスクープしたルーキーは、ゴーリーとの一対一を冷静に決めきり、待望のリーグ戦初得点を手にします。4-0と無失点のまま守り切りたいところ、慶應のディフェンスを迎えます。ゴール前でのグラウンドボールを相手に掬われあわや失点かと思われましたが、慶應の若き守護神#79 岩城がビッグセーブで魅せ、チェイスまで取り切り慶應ボールとし、主導権を握ったままハーフタイムを迎えます。

3Q

FOで一度はグラウンドボールを掬うものの保持できず、慶應のディフェンスからのスタートとなったこのクオーター。大きな怪我から10か月振りに無事フィールドに戻ってきた#21 小川豪と慶應を背負い続けてきた#22 小川健のツインズを中心に堅実に慶應は守り続け、再び両チーム攻めあぐねる時間が続きます。両チームの観客席からの応援合戦も白熱してきた3Q残り6分、均衡を破られます。トップからゴールポスト横へフィードが通り、ゴールへ流し込まれスコアは4-1、一点を返されます。曇天の下試合が進んでいたところ、照明がつき選手達が煌々と照らされ雰囲気がガラッと変わります。FO後ポゼッションを得た慶應、本試合ここまで得点のなかった眠れる獅子#3 藤岡が目を覚まします。ゴール真横での軽やかなロールから落ち着いてショットを決めきり、相手に流れは渡すまいとスコアを5-1と4点差に戻します。FOでは#5 佐藤が手堅くグラウンドボールを取得、オフェンスへ繋ぎます。目覚めた獅子の猛進は止まらず、ゴール裏からのでのロール際、#3 藤岡が落ち着いて決めきりスコアは6-1。その勢いのまま最後のクオーターへ向かいます。

4Q

迎えた最初の慶應の攻め。眠れる獅子が再び青山学院大学に牙をむきます。裏でボールを持った#3 藤岡が#51 石村とのピックを利用したオフェンスで、ゴール右上で放ったバウンドシュートはゴールへと吸い込まれ、ハットトリックを記録。7-1とさらに突き放します。FO後再び攻める慶應、この男も黙ってはいません。主将に負けじと裏でボールを受けた#90 池田、執念のまくりをゴール右下に突き刺し、スコアを8-1とします。再度ポゼッションを得た慶應、トップでボールを持つ#51 石村からクリースパスを受けた#4 福田は意地のジャンプシュートでこの試合二点目を決めます。三学年のATの連続得点、本試合2点以上をあげ、チームとしての底力を見せつけます。このまま一失点で終わり切りたい慶應。しかし右上からのカットインにパスが通りショットを打たれ、失点してしまいます。スコアは9-2、試合も終盤に差し掛かり両チームともヒートアップしてきたところ、最後に代わって入った#2 浜地の冷静沈着なゴーリーセーブで幕を閉じました。

試合結果
1Q 2-0
2Q 2-0
3Q 2-1
4Q 3-1

よって慶應の勝利です。

主導権を終始握り続け若手の活躍の光った第3戦。残すところリーグ戦はあと2試合。全勝、1部Bブロックを1位で通過しFINAL4へ挑むべく、この結果に慢心せず早稲田戦を見据え精進してまいります。
全日本選手権優勝、王座復権を成し遂げるその日まで引き続き熱いご声援の程宜しくお願い致します。

次戦のお知らせ
9月21日(土) 13:30FO
大井ふ頭中央海浜公園オッケー競技場メインピッチ
vs 早稲田大学
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photo by kevinkobayashi

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