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試合戦評

2024年度関東学生ラクロスリーグ戦第2戦 戦評

平素より当部を応援してくださり誠にありがとうございます。

2024年8月17日に行われた、第36回関東学生ラクロスリーグ戦第2戦 vs武蔵大学の試合結果をご報告致します。

勝利を収めた第1戦からおよそ1ヶ月、予選リーグ1位通過に向け、波に乗りたい慶應にとって重要な一戦で対するは武蔵。台風一過の晴天のもとフィールドに響き渡るアナウンスに誰もが期待を募らせます。

1Q
緊迫した雰囲気の中ホイッスルが吹かれ、試合開始2分。武蔵のファールにより慶應OFへとボールが渡されると魅せたのは#3藤岡。迫るdfを冷静に処理しながら左横からシュートを突き刺した先制点が会場を沸かせます。しかし喜びも刹那に開始7分半、立て続けに慶應のゴールを武蔵OFが襲います。ゴール裏から捲った相手にシュートを決められ同点。更にFO後、ブレイクを決め切られスコアは1-2と慶應が1点を追う形に。どこか不穏な空気感が漂うも、慶應も簡単には主導権を譲りません。築き上げた対人力でおよそ2分の守備の時間を耐え凌ぎ、OFへとボールを繋ぎます。すると終了2分前、#90 池田に渡ったボールは剛毅果断にゴールへと放たれスコア。得点を2-2と並べたところで、1Qが終了します。

2Q
武蔵のファールにより慶應が3分間人数有利の状態から開始した2Q。この好機をものにすべく、#4 福田、#3 藤岡、#13 中西が積極的にゴールを狙うもスコアには至りません。お互いに一歩も譲らない膠着状態の中、開始5分、武蔵に追加点を許してしまいます。2-3とまたしても苦境に立たされた慶應ですがここで屈するわけにはいきません。武蔵にボールを奪われるも守護神#79岩城の安定感のある堅実なセーブを基軸として自陣を守り抜きます。攻めては終了間近、重要な局面においてまたしてもこの男が慶應を救います。強靭なフィジカルを武器に#90池田が1on1からの得点を制し3-3。久方ぶりの彼の実力を見せつけるような連続得点に心を奪われるも、両者行末の分からぬ試合展開に緊張感を抱いたままハーフを迎えることとなります。

3Q
互いになんとしてでも次の一点を先に掴み取りたい状況下で迎えた3Q。開始直後のFOで#22 小川健の華麗なグラボから慶應OFへとボールが渡ります。ここから慶應の快進撃が始まります。相手DFのファールを誘い人数有利に追い込むと、#13 中西が着実に中へとアシストを託します。パスを受けた#51 石村が決め切りスコアは4-3に。続けて開始3分、右横でパスを受けた#87 大山がDFを置き去りにするランシューで5-3へと勝機をものにします。もう慶應の勢いは止まりません。直後#13 中西の右手を振り翳して放ったシュートも一直線に武蔵のゴールへ。今試合注目選手の両翼が期待に応えるようにその脅威を見せつけ点差を6-3にまで開きます。開始5分半、今試合初めてFOでフィールドの中央にクロスを据えた#16 奥澤が泰然自若にグラボを勝ち取りOFへとボールを繋げます。流れに乗る慶應とそれを阻む武蔵が一進一退の攻防を繰り返すも、相手に1点を追いつかれ得点を6-4としたところで3Qを終えます。

4Q
運命の4Q、序盤は守備の時間が続きます。開始7分、#22 小川健が卓越したパスカットを魅せ慶應ボールに。その後も互いにシュートを打ち合う手に汗を握る展開を繰り広げ、#18 岸のゴール前でのショット、#24 関のグラボが光ります。勝利を確実なものにする為依然として攻撃の姿勢を見せる慶應。ダブルを仕掛けてくる武蔵DFの一瞬の隙を捉えたのは#3 藤岡でした。終了2分前、ストーリングの警告が鳴り響く中、抜群のキープ力でフィールドを駆け巡るとゴール裏から武蔵の築く白壁を潜り抜けスコア。相手DFも思わず膝を屈する決定打を決め得点を7-4とし、試合終了となりました。

試合結果
1Q 2-2
2Q 1-1
3Q 3-1
4Q 1-0

よって慶應の勝利です。

途中苦しい状況に置かれながらも王者奪還への意地を見せつけ勝利を手にした慶應。予選後半戦も変わらず勝利への旅路を歩めるよう、日々精進して参りますので、引き続き熱い応援のほどよろしくお願いいたします。

photo by kevinkobayashi

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