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試合戦評

六大学戦第四戦 明治大学戦

2024年4月20日六大学戦第四戦の試合模様

平素より当部を応援してくださり誠にありがとうございます。

2024年4月20日に行われました六大戦第四戦の試合結果をご報告いたします。

残す六大戦もあと二戦。今年度リーグ戦で対戦することになる明治大学との前哨戦とも言えるこの一戦。前回早稲田戦で惜しくも敗戦を喫してしまった慶應はもう負けることはできません。

1Q

緊張感の漂うグラウンド。昨年度リーグ戦でも大活躍を見せた#63 村田のフェイスオフから、試合が始まります。直後の混戦グラボにおいて、相手のファールを誘い慶應のエキストラマンオフェンスを獲得します。最初のオフェンス、法政戦で怪我からの復帰を果たした#9 落合が再びこの試合でも魅せます。右上から軽々と放たれたスタンシューはゴール左下に突き刺さり、慶應は幸先よく先制点を奪取し1-0とします。スコア明けのフェイスオフでもポゼッションを得た慶應は攻撃の手を緩めず、右上でボールを受けた#51 石村の左ランシューがゴールネットを揺らし、テンポよく2-0に。1Qを無失点で終えたいところでしたが、開始10分、裏から綺麗にまくられ、2-1とされてしまいます。しかしその後のオフェンスでボールを受けたのは#3 藤岡。ゴール正面で放たれた左ランシューはゴールに吸い込まれ、あっという間に3-1までスコアを伸ばします。クオーター残り二分。迎えたディフェンス、ゴール裏で粘られた#14 鈴木駿平 でしたが、こちらも粘り強く守り切ったところでクオーター終了の笛が鳴り響きます。

2Q

1Qの流れに乗って点差を広げたい慶應。再びフィールド中央に膝をついた#63 村田は自らポゼッションを獲得し、速攻を見せます。ゴール左横でボールを受けた#7 田代は、正面の相手をいなし目にも止まらぬ速さでゴール真横で翼を得たかのように飛翔、ゴーリーの右膝をかすめたショットはゴールネットを揺らします。これには慶應ベンチも度肝を抜かれ、4-1とリードを3点にまで広げます。しかし、その後もディフェンスから流れを掴めず、相手にペースを握られてしまい立て続けに3失点を喫し、4-4の同点とされてしまいます。流れを断ち切れないまま再び迎えたディフェンス、トップで一瞬の隙を与えてしまった慶應は、スタンシューを打たれ無情にも逆転を許してしまいます。もう1点もやれない慶應は#2 浜地が好セーブを連発します。ディフェンスが続くもののユースに選出された#83 峰岸のボールダウンから、グラウンドボールを#17 関根が掬いきったところで2Q終了のホイッスル。相手に完全に流れを掴まれ、重い空気で2Qを終えます。

3Q

慶應のエキストラマンオフェンスから始まった3Q。一人多い状態を活かしきることは叶わず、その後も立ちはだかる相手ゴーリーに阻まれてしまいます。上手く流れを取り戻せない中、ディフェンスでも中々ボールを奪いきれず不穏な空気が漂います。やっとの思いでボールダウンした慶應は、MF#6 寺町と#5 佐藤のホットラインが功を奏しクリアに成功。何としても同点に追いつきたい局面で、慶應は一分間のエキストラマンオフェンスを獲得。トップにいた#3 藤岡からボールを受けた左上の#11 大類が相手の牙城を崩す鋭い左スタンシューがゴールの枠をとらえ、5-5同点とします。この勢いを保ちたい慶應でしたが、その後のフェイスオフで、相手にポゼッションを奪われブレイクを許します。そのまま放たれたショットは悔しくもゴール左隅に決まり、5-6と再びリードを許してしまいます。流れを取り戻すべく攻撃につなげたい慶應ですが、相手にポゼッションを奪われます。#6 寺町が粘り強いディフェンスを魅せ、シュートこそ打たれたものの守護神#2浜地が好セーブしたところで3Qが終わります。

4Q

1点差で幕を開けたクオーター。開始直後、ボールを落ち着かせたのは#20 水口でした。ボールはオフェンスにつながり、トップからフリーの状態で#9 落合がスタンシューを放ちます。しかし再び相手ゴーリーの好セーブに阻まれます。1点差を保ちたい慶應でしたが、守備に綻びが出てしまい痛恨の2失点を許し、5-8とされます。窮地に立たされる中ボールを持ったのは#51 石村。ゴール裏から力強く地面を蹴り飛び上がり、高い打点から放たれたショットはゴーリーの頭上を貫き、6-8と点差は2点に。その後、3分間に渡る長い攻撃を迎え撃ち、#5 佐藤と#17 関根を中心に全員で鼓舞し合いながら守り切ります。すると相手のファウルを誘発しエキストラマンオフェンスを獲得、相手ディフェンスのミスを見逃さずに#11 大類が入り込み、得意の左ジャンプシュートをゴール右下へ決め、7-8と1点差に詰め寄ります。相手のタイムアウト明け、慶應はオフェンスに繋げるべく、#17 関根と#83 峰岸の二人掛かりで仕掛けます。相手オフェンスに悔しくも抜かれ、ゴーリーのいないゴールに流し込まれ、屈辱的な失点を喫し7-9とされてしまいます。慶應に残された時間は約1分半。全員で攻勢を強め相手ゴールを襲いますが、得点にはつながらずファウルを取られてしまいます。オフェンスをしたいものの人数不利を作られ歯痒い慶應、何とか凌ぎ切ったものの残り攻撃時間は約10秒。最後までゴールへ向かいますが抉じ開けることができないまま、無念にも試合終了の笛がフィールドに響き渡りました。

試合結果

1Q 3-1
2Q 1-4
3Q 1-1
4Q 2-3

よって慶應の敗北です。序盤こそ勢いがあったものの、逆転を許してから流れを完全に取り戻すことができず不甲斐ない結果となりました。リーグ戦で必ずやリベンジを誓います。残すところ六大戦はあと1試合。全てにおいて圧倒し、今後の早慶戦・リーグ戦へ繋ぎ、日々精進してまいります。
全日本選手権優勝、王座復権を成し遂げるその日まで引き続き熱いご声援の程宜しくお願い致します。

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