全日本大学選手権第一戦 広島大学戦
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11/12に行われた全日本大学選手権第1戦の試合結果をご報告致します。
先週の明治戦を最後に見事関東制覇を果たした慶應を待ち受ける次の舞台は全日本。各地域を勝ち上がってきた強豪校との闘戦が繰り広げられます。
相手は広島大学。創部以来初めての全日本選手権出場を果たしたチームであり、彼等の熱量は過去最高潮ともいえるでしょう。
そのようなチームに対し本試合でも慶應の圧倒的な強さを見せつけることができるのか。
1Q
慣れない環境かつ普段一線を交えることのない相手との試合にかつてない緊張感が募り開始した本試合。相手ポゼッションからスタートし慶應は思うように攻めの姿勢をとれないままDF時間が続きます。互いに先制点を掴もうと闘志を剥き出しにし、スコア一歩手前のショットを放ち続けますが両チームDFの頑丈な壁を壊すことができません。一進一退、歯がゆい状況を確実に慶應のものへと動かしたのは今回もこの男。♯11 貝柄のランシューが右上からゴールに突き刺さり会場は歓声に包まれます。その直後相手のスリーマンダウンにより6on3という圧倒的な好機を獲得した慶應はこのチャンスを無駄にすることなく、♯30 齋藤のクリース前ショットで点を重ねていき、2-0。圧倒的強さを見せつけて、慶應への風向きを一切変える隙を与えず2Qへと進みます。
2Q
更なる失点を防ぎたいであろう相手チームの思いの力からか、OF時間が続く中でも3点目への歩みを阻まれます。しかし相手のDFを引き離す華麗なパス回しを続け、ついに♯7 小川司のパスを受け取った♯10 黒柳の神速のスタンシューがゴールネットを揺らし追加点への扉を開きました。慶應の勢いは止まることなく♯11 貝柄が本日2点目のランシューを決め切り歓声が鳴り響きます。着実に得点を続けこのまま無失点で勝利まで駆け抜けたいという思いを胸に後半へと挑みます。
3Q
前半で勢いの流れを完璧に乗りこなした慶應は着々と点差を広げようと猛威をふるい強気の姿勢を示します。様々な方向からの脅威的なシュートを重ね相手に一切のOF時間を与えることないまま時計の針は進み続けます。そして再び相手のファールによる人数有利のチャンスが訪れ、これを確実にものにするのが慶應。♯37入谷の強烈なスタンシューがゴールに叩き込まれ続けて♯1 中名生がまくりショットを決め切り会場全体が興奮の渦に包まれ、最終Qを迎えます。
4Q
最終Qに突入し本試合を着実に無失点で終えたいという気持ちがベンチ全体を包みます。慶應OF陣の圧倒的な結束力が華麗なパス回しやショット後のチェイス、プレー全ての面で超越的な実力を引き出します。♯1 中名生が連続スコアを決め7-0。このまま勝利へと駆け抜けるのかと思った暁、ラスト5分で相手に得点を許してしまい無失点への道が途絶えました。しかし最後まで慶應の勢いは収まることなくラスト2分。♯9 落合が左上からゴールネットへ一直線の筋を描きその上を真っ直ぐと走り抜けた超速のボールが突き刺さり本日最後のスコアとなり8-1。愛媛の地に慶應の勝利を知らせる笛が鳴り響き、圧倒的な点差で確実な強さを見せつけた試合が幕を閉じました。
試合結果
1Q 2-0
2Q 2-0
3Q 1-0
4Q 3-1
よって慶應の勝利です。
環境の変化や遠征の疲れに一切影響されることなく今回も確実に白星を獲得することができました。王者の座を揺らがせることなく今日もまた全日連覇への歩みを続けます。