関東リーグFINAL4 獨協大学戦
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10/16に行われた関東リーグFINAL4の試合結果をご報告致します。
先週の日体戦を最後に無事ブロック予選を1位で通過した慶應を待ちうける次の舞台は関東FINAL4。勝てば関東決勝進出が確定します。
相手は獨協大学。創部以来初の関東FINAL4進出となる彼等に対し、慶應は絶対的な強さを見せつけようと試合に挑みます。負けた方が引退。互いに一歩も譲らぬ闘志を剥き出した空気感が会場全体を包みます。
1Q
試合開始のFOに勝利したものの、互いに譲らない一進一退の攻防の時間が続きOF時間を奪い合います。どちらも先制点を奪われるわけには行かないという思いから、開始早々激しいDFが繰り広げられます。1Q前半の膠着した戦況を完全に慶應の流れに変えたのは我らが主将、#11 貝柄のクリース前ショットでした。ここから慶應は残り5分を存分に使い、先制点の1分後には#3 藤岡が右上からのスタンシューを打ち抜き更なる得点。さらに#1 中名生の華麗なパスを受け取った#30 齋藤がゴーリーの間を掻い潜るショットを放ち確実にスコアを獲得していきます。勢いは止まることなく、ラスト2秒で相手ボールをパスカットした#5 中根のロングパスを#3 藤岡が見事にキャッチし本日2点目を決め切り連続得点に会場は歓声に包まれます。1Q後半で着実に点を重ね4-0、流れを確実に慶應のものにした状態で2Qへ進みます。
2Q
FINAL4というステージに怯む事なく今までの試合と変わらず圧倒的な点差を生み出していく慶應。2Qでも#30 齋藤のまくりショットで先にスコアを獲得し5-0。このまま無失点で最後まで駆け抜けたい慶應DFは最後の砦となるゴールの周りに鉄壁の防御を築き上げます。途中慶應のファウルにより人数不利の状態にも陥りましたが#13 中西の好セーブが続き相手に一切の得点を与えません。
3Q
無失点のまま突入した試合後半ですが、慶應のスティックチェックのアウトによる3分間の人数不利の状態からスタートします。慶應DFは力を振り絞りゴールを守りますが、惜しくもスコアを許してしまいます。連続得点は避けたい慶應ですが、相手OFもこの機会を逃さずに攻撃をさらに強め戦況が激しくなりはじめます。何とかして安定したOF時間を獲得し更に点差を広げたいラスト4分、#7 小川司の神速のランシューがゴールネットを揺らし6-1になります。その後再び慶應を追うようにスコアを重ねられますが、更なるスコアの機会を与えず最終Qへの歩みを進めます。しかし、ラスト5秒で慶應のファウルによりフラッグが飛び4Qを人数不利の状態で開始することが確定し3Qを終了します。
4Q
このQが終わる時、どちらかのチームの引退が決定するという緊張感の中始まった最終Q。最初に流れを掴んだのは#1 中名生のしなやかなまくりショットによる慶應のスコア。7-2。この5点差を確実に守り抜きあと10分を終えたい慶應ですが、相手も最後の力を振り絞り全力でショットを放ちます。しかし慶應も獲得したOF時間を一切無駄にすることなく#7 小川司が再びショットを決め切り着実にスコアを重ねていきます。ラスト5分、6点差、慶應の勝利は確実なものかと思われましたが相手の死力を尽くすプレーを前に連続で4点を取られ不穏な空気が立ち込めます。しかし気持ちを立て直し試合終了の笛が鳴るまで気持ちの炎を燃やしきり8-6、慶應の決勝進出が決定し会場は熱気と歓声の渦に包まれました。
試合結果
1Q 4-0
2Q 1-0
3Q 1-1
4Q 2-5
よって慶應の勝利です。”引退”をかけ互いに一切の隙を与えなかったこの試合も確実に点を重ね勝ち星を獲得しました。ここまで毎週のように行われてきたリーグ戦で一度も弱さを見せることなく歩んできた慶應。関東制覇まであと一歩。
photo by kevinkobayashi