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試合戦評

関東予選第五戦 獨協大学戦

平素より当部を応援してくださりありがとうございます。

9/16に行われたリーグ第5戦の試合結果をご報告いたします。

リーグ戦ブロック予選最終戦。先日の東海戦の勝利により、FINAL4進出を決めている慶應ですが、1か月後のFINAL4へ弾みをつけるためにも絶対に負けてはならない戦いが始まります。

5戦目の相手は獨協大学。昨年のFINAL4でも戦った難敵です。大勢の観客、応援も背に受けて、一丸となって勝利を掴みます。

1Q

第1Q、このQは試合開始直後から、白熱の攻防戦が繰り広げられます。慶應のDF時間は約2分にも及びますが一切の隙を与えません。攻めては、相手のゾーンディフェンスを崩すことが出来ず苦戦を強いられます。試合が動いたのは開始8分、相手のクリアから失点を喫し0-1。先制点を許します。しかし慶應が黙っているはずがありません。開始14分、相手のファールによるリスタートで優位に立つと、#21 小川豪から#88 野村へと繋がり1-1。Devoteシーズンのアーセナル出身の二人が見事な同点弾を生み出します。すると直後の15分、フェイスオフから勢いそのままに、#53 長町のショットが決まり2-1。長い間、怪我に苦しんできた男のリーグ戦初得点に、会場のボルテージが最高潮に達したところで第1Qが終了します。

2Q

リードで迎えた第2Q、開始3分の事でした。相手のライド中ゴールが無人になったところに、#16 奥澤が自陣からのロングシュート。放たれた球はネットに吸い込まれ3-1。昨年の日体戦に続き、DFながら2年連続のスコアを達成します。さらに開始5分、相手のフルフィールドオフェンスが崩れたところを#57 関根が鮮やかに掬いきると、#22 小川健が正確無比なフィードを展開し、待っていた#3 藤岡が決め切り4-1。ビハインドの状態からわずか数分、抜群の攻撃力が火を吹き3点差とします。続くフェイスオフ、2年生FO#38 増成が勝ち切るとそのままショットを放ちますが惜しくもスコアとはなりません。その後、昨年同様ゴール裏を用いた獨協のOFに長時間の我慢を強いられますが、#22 小川健が、数回のパスカット、軽やかなグラボで悉く相手OFの芽を摘み続け、3点リードのままハーフを迎えます。

3Q

第3Qは慶應が1人優位の状態から始まります。この優位下では得点は生まれませんでしたが、完璧にライドを嵌め切り、#90 池田がパスカットすると、ゴーリーとの1on1を制し5-1。見事スカウティングの成果を発揮し4点差へと広げると、開始5分。#51 石村が裏からの1on1、鍛え抜かれた強靭なフィジカルで相手を簡単にいなすと、強烈なショットを捻じ込み6-1、勝利が次第に確信へと変わります。8分には相手エースに、混戦グラボから一矢報いるスコアを決められ6-2とされますが、12分には相手の決定機を新たな守護神#79 岩城がその異次元のセーブ力を存分に発揮しセーブ。追加点は許さず最終Qへ突入します。

4Q

ブロック予選最終Q、フィールドにはフレッシュな顔ぶれが並びます。まずは開始4分、リーグ戦初出場となった#87 大山の広大な視野から繰り出されたフィードを受けた#0 山田がリーグ戦初スコアを達成し7-2。彼らの躍動は止まりません、1分後の開始5分、左横のもらい際で#87 大山が相手2枚を剥がすと、再び待ち受けていた#0 山田へ。見事ネットを揺らし8-2とすると、2年生2人の大活躍にさらに応援の声も加速します。
その後、1Qと同じく激しい攻防が続きますが、8分には再度#57 関根が華麗なグラボ、10分には#79 岩城が心強いセーブで魅せ、得点を与えません。すると開始12分、石村が2人のプレッシャーを躱し、クリース前の#25 森谷へ。こちらもリーグ戦初スコアを達成し9-2とし、歓喜に包まれ続けた第4Qが終了します。

試合結果

1Q 2-1
2Q 2-0
3Q 2-1
4Q 3-0

よって慶應の勝利です。5人もの選手が今季リーグ戦初スコアを記録し、危なげなくブロック予選最終戦を勝利で飾ることが出来ました。1か月後に控えるFINAL4へ。勝てば全学、負ければ引退、天王山とも言えるFINAL4を制し全学へと歩みを進めるために、日々”strive”して参ります。
全日本選手権優勝、王座奪還を成し遂げるその日まで引き続き熱い応援の程宜しくお願いいたします。

photo by kevinkobayashi

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