関東予選第四戦 東海大学戦
平素より当部を応援してくださりありがとうございます。
9/3に行われたリーグ第4戦の試合結果をご報告いたします。
ブロック予選も折り返しとなった第4戦、相手は東海大学。勝てば慶應のFINAL4進出が決定します。もう負けが許されないリーグ戦。先日の日体大戦での敗戦の悔しさを胸に、勝負の一戦に挑みます。
1Q
試合序盤、相手のポゼッションから始まりますが主将#17 塩原が混戦グラボを勝ち切りOFへボールを繋げます。すると開始4分、#9 落合の目覚ましい1on1から、裏でボールを受けた#90 池田が左手で完璧なまくりシュート。1-0としゴールラッシュの火蓋を切ります。勢いそのままに迎えた開始7分、今度は#91 矢崎がゴール左隅に豪快なランシューを叩き込み2-0、待望の追加点をもたらします。
このまま一気に突き放したい慶應でしたが、二度に渡るファールにより、一転窮地に陥ります。しかしさすがのDF陣、ショットを打たせる隙すら与えず、堅牢な組織力でこの窮地を捌き切ります。
そしてグラウンドに響く笛。スコア2-0と、FINAL4へ上々の滑り出しを見せ、第1Qが終了します。
2Q
第2Q、慶應OFが大爆発します。まずは開始1分半、右上でボールを受けた#26 藤田が軽やかなダッジから右腕一振り。3-0とし、#26 藤田のリーグ戦初ゴールとなるこのプレーにベンチ、観客席共にこの日最高潮の盛り上がりを見せます。この日のOFはまだ止まりません。リーグ戦3試合ぶりの出場となった#0 山田のフィードを受けた#51 石村が強烈なスタンシュー。放たれた弾丸は見事ネットに突き刺さり、スコアを4-0とします。
続くフェイスオフ、慶應の誇る最強FO#63 村田がブレイクからショット。惜しくも枠外となりますが、その流れから#9 落合がスコアし5-0。第1戦から絶好調のMDが、また1歩慶應をFINAL4へ近づけます。そしてスコア後のFO、#63 村田に続き、リーグ戦初出場の#15 長瀬もブレイクからショットを放つも相手ゴーリーの好セーブに阻まれ、初得点は持ち越しとなりました。その後も終始相手を圧倒する戦いぶりで、5-0のまま、危なげなくハーフへ突入します。
3Q
3QはFOで相手ポゼッションとなり、慶應のDFから始まります。慶應のショートスティックの選手を相手に東海が裏からの1on1を仕掛けてきますが、#28 関、#6 寺町がここを耐え凌ぎ、相手のボールダウンを誘います。この後は、両チームポゼッションを奪い合う展開となります。慶應は相手が落としたボールをDFの#88 増田がすくい、そのままショットまで持っていくなど積極的な攻撃を仕掛けていきますが、スコアに繋げることができません。なかなかショットを決めることができず、我慢の時間が続く慶應OF陣ですが、開始9分、#3 藤岡、#51 石村が1on1でズレを作ると、相手のマークから外れた#90 池田へとパスが繋がり、ついにゴールを揺らすことに成功します。これで慶應OF完全に流れに乗ったでしょうか。次のFOを#15 長瀬が勝利すると今度は先ほど点を決めた#90 池田からパスを受けた#14 松岡が、1on1からのジャンプシュートを相手ゴールに突き刺し、スコア7-0とします。さらにラインアウト後、相手がまだDFの形を作る前に#51 石村が相手陣地に侵入しそのままショットを決め、8-0、#26 藤田がキレのあるダッチからのショットを成功させ9-0としたところで第3Qが終了します。
4Q
このクォーターは、FOで勝利すると、慶應ポゼッションで試合が始まりますが、すぐにボールを相手に奪われてしまいます。しかしここで#28 関、#21 小川豪らが相手を潰し切ると、#88 増田が相手に囲まれながらグラボ成功、再び慶應ポゼッションとなります。ここで#37 太夫、#0 山田ら慶應の若いOF陣が積極的にショットを打っていきますが、どれもゴールを揺らすことができません。その後も相手ゴーリーの好セーブに阻まれ、なかなか点を決めることができずにいましたがついにクォーター9分、本試合注目選手でもある#7 田代が裏からまくってのショットを成功させ、スコア10-0、さらに#26 藤田が薄い角度から本日3点目となるショットを成功させ、スコア11-0とします。試合最終盤に立て続けに2点決め、相手を絶望の淵に追いやると、ここまで無失点できているDF陣が残り1分を耐え忍び試合終了、圧倒的な力の差を見せつけて勝利することができました。
試合結果
1Q 2-0
2Q 3-0
3Q 4-0
4Q 2-0
よって慶應の勝利です。11得点無失点と、盤石の戦いぶりで相手を圧倒し、見事FINAL4への進出を決め切りました。ブロック予選も残すは1試合、確実に勝利を収め、最高の状態でFINAL4を迎えられるよう、日々”strive”して参ります。
全日本選手権優勝、王座奪還を成し遂げるその日まで、引き続き熱い応援のほど宜しくお願い致します。
photo by kevinkobayashi