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試合戦評

関東予選第三戦 早稲田大学戦

2022.09.11 関東予選三戦目

平素より当部を応援してくださり誠にありがとうございます。

9/11に行われたリーグ第3戦の試合結果をご報告致します。

苦しんだ初戦、激しい試合を乗り越えた第2戦を連勝スタートとし勢いのままに第3戦に臨みます。

3戦目の相手は早稲田大学。7月の早慶戦でOTまでに渡る激戦を繰り広げた、学生ラクロス最大のライバルとの一戦は、ブロック予選最大の山場となること間違いなく、試合前から独特の緊張感が広がります。

1Q

この試合も最初に支配したのは慶應のオフェンスでした。#11 貝柄のランシューを相手ゴーリーが弾きましたが、すぐさま混戦グラボを#30 斎藤がすくってそのままスコア。その後#1 中名生の針の穴を通すようなパスから#15 鈴木が華麗に決め切り、相手にポゼッションを全く与えることなく2点を先制します。この試合も慶應が圧倒してしまうのかと思われましたが、早稲田の反撃が始まります。相手の激しいライドに苦しむと立て続けに3連続で失点。あっという間に逆転を許し1Qを終えます。

2022.09.11  関東予選三戦目
2022.09.11  関東予選三戦目

2Q

決めては決められ一進一退の試合になる兆しが見え、会場が緊張と興奮の渦に包まれた中始まった2Q。開始4分、#1 中名生がフルフィールドオフェンスからまくりシュートをゴールに突き刺し同点に追いつきます。その後は攻守が目まぐるしく入れ替わる展開が続きますが、#13 中西のスタメン起用に応えるスーパーセーブを中心にディフェンス陣が奮闘します。しかし、ディフェンスの隙をつかれ失点しまたもリードを許します。Qラスト2分このままハーフも迎えるかと思われましたが、#1 中名生の圧倒的なラクロスIQの高さから生み出されたショットが会場全体の度肝を抜き、同点でハーフを迎えます。

2022.09.11  関東予選三戦目

3Q

同点で始まり、どちらも先に得点しリードを奪いたい3Q。両チームポゼッションが安定しない膠着状態が続きます。しかし、開始5分、早稲田の得意とするフルフィールドオフェンスから失点を許し4-5となります。両者攻めあぐねる展開が続きますが、慶應の守護神#2 岸のセーブ力を中心にした鉄壁のディフェンスが最小失点に抑え、3Qが終わります。

4Q

最終クォーターでビハインドと追い込まれた慶應。この場面で頼りになるのはやはり主将のこの男#11貝柄。1on1から相手を抜き去り執念のショットをゴールに突き刺します。そのまま勢いに乗りたい慶應は果敢にショットを狙いますが、あと一歩のところで決め切ることができません。しかし、#16 奥澤が巧みなチェックでボールダウンをみせオフェンスにボールを受け渡すと、#1 中名生の正確なフィードを、#30 齋藤が受けスコア。1Q以来のリードとなります。このまま試合を終わらせたいところでしたが、早稲田もこれで終わるような相手ではありません。相手のトップからのランシューが無情にも慶應のゴールに吸い込まれ同点。早稲田応援席はこの日最大の盛り上がりを見せます。リーグ戦の厳しさを痛感し、このまま6-6の同点で試合終了となります。

試合結果

1Q 2-3
2Q 2-1
3Q 0-1
4Q 2-1

2022.09.11  関東予選三戦目

よって、6-6で引き分けです。一進一退の難しい試合の中で、勝ち切ることはできませんでしたが、この試合を長く続く今後のリーグ戦への糧にし、昨年に引き続く2年連続の全日本連覇まで邁進して参りますので応援のほどよろしくお願いいたします。

photo by kevinkobayashi

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