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試合戦評

関東予選第二戦 立教大学戦

22.9.7 関東予選二試合目

平素より当部を応援してくださり誠にありがとうございます。

9/4に行われたリーグ第2戦の試合結果をご報告致します。

先週、試合全体を通して苦しい状況に置かれた初戦にて見事な逆転劇により勝利を掴みました。この勢いに乗り第2戦の今日も長い旅路において欠かせない1つの勝利を収めるために奮闘します。

2戦目の相手は立教大学。先週の東京大学に続く強豪校。ブロック予選突破のためには確実に勝利を収めたい本試合に対しチームの緊張感は募ります。

22.9.7 関東予選二試合目

1Q

試合開始2分、#3 藤岡の捲りショットで先制点を勝ち取り、さらにその2分後#11 貝柄が相手のDFを掻い潜りクリース前ショットを決めます。完全に試合の流れを掴んだ慶應の攻撃は勢いのまま一瞬の隙も与えず、OF時間を独占します。その後#22 小川健がフィールド端から放ったロングパスを見事にキャッチした#10 黒柳の巧みなアシストにより#3 藤岡が本日2点目の華麗なショットを決め切ります。破竹の如くその勢いの止まる事を知らない攻撃は立て続けに得点を量産します。着実に攻め続け、すかさず#7 小川司と#30 齋藤がゴールネットを揺らし点差を更に広げます。その後相手のファウルにより人数有利のOFの好機が訪れ、ここでもチャンスを確実に生かしきり#37 入谷が右上からのランシューを決め切ります。1Qで慶應は6点もの得点を量産し、OFの完全無欠ともいえる完成度の高さ、そしてその圧倒的な爆発力を存分に見せつけ2Qを迎えます。

22.9.7 関東予選二試合目

2Q

ベンチも観客席も前Qでの大量得点への盛り上がりに包まれ開始した2Q。混戦グラボからの慶應のファウルにより人数不利のピンチに陥りますが、慶應DFの壁に敵の攻撃は思うようにプレーできません。また、ショットを放たれるピンチが訪れますが、#2 岸の好セーブが最後の盾となり無事に乗り切ります。2Q半ばから試合が徐々に激しい接触プレーを交える激しいものに変化していきますが、安定したプレーを続け相手に得点を許しません。しかし、ラスト4分で相手ゴーリーにパスカットされクリアからスコアを決められてしまいます。これ以上は得点を許さず5点のリードを保ちたい慶應ですが、Q終わりで更なる追加点を許し4点のリードを保持した状態でで前半を終了します。

22.9.7 関東予選二試合目

3Q

2Q終わりの相手ファウルにより得た慶應の2分の人数有利から後半が開始します。そしてこの人数有利に展開された華麗なパス回しをジャンシューが締め括ります。その後慶應は2度の度重なるファウルにより2人分の人数不利という最大のピンチに追い詰められますがこれこそが慶應DFの完成度の見せ所。何度も放たれる相手のショットからゴールを守り続けます。しかしマンダウン終了手前でついにスコアを許してしまいます。スコアは7-3、まだまだ点差はあるとは言えそろそろ追加点が欲しい慶應。先程の相手スコアから3分後、#30 齋藤が本日2点目となるショットをゴールへと突き刺します。勢いに乗せると途端にその力を増す相手の反撃を断ち切り、今年の慶應の誇る攻守両面での盤石さを見せつけ5点差、安全圏とも言えるリードを保持した状態で最終Qへと向かいます。

4Q

このまま点差を縮められることなく勝利まで歩みたいラストQ。慶應ファウルにより人数不利の状態での相手の攻撃が続きますが、DFが一丸となって鉄壁を築き追加点を許しません。その後華麗なダブルで相手ボールを落としそれをスクープした勢いで慶應OFの流れを作ります。しかし相手も最後の力を振り絞り攻めの体勢を崩すことなく互いにボールを取り合う激しい展開が続きます。その中で今回の注目選手である#8 神津が超人的な持久力と俊敏性により何度も訪れるピンチを見事にチャンスへと変えていきます。この一進一退の攻防に終止符を打ったのは慶應のクリア明け、#51 石村の正確なアシストからの#30 齋藤本日3点目のクリースショット。ゴールネットが揺れ、慶應側の観客・ベンチ共に湧き上がります。9-3、そしてラスト3分。勝利を目前とし最後までこのまま駆け抜けたいところですが、ここで慶應ファウルにより相手に人数有利のチャンスを与えてしまいます。ラスト2分、死に物狂いでその力を余すことなく振り絞る相手に2点のスコアを許し、大きかった点差を徐々に縮められてしまいます。しかし最終的にはその勢いを慶應DFが見事に堰き止め、試合開始から揺るぎなく安定して流れを掴み続けた慶應が勝利を収め試合終了となりました。

試合結果

1Q 6-0
2Q 0-2
3Q 2-1
4Q 1-2

22.9.7 関東予選二試合目

よって慶應の勝利です。激しい試合の中でも冷静さを保ち着実な攻めの姿勢を崩さないことで、初戦に続き勝ち越すことができました。
昨年に引き続く2年連続の全日本連覇を成し遂げるその日まで引き続き熱い応援のほどよろしくお願い致します。

photo by kevinkobayashi

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