関東予選初戦 東京大学戦
平素より部を応援してくださり誠にありがとうございます。
8/28に行われたリーグ初戦の試合結果をご報告致します。
全日本選手権連覇という我々にのみ許される目標を果たすべく”PRIDE”というスローガンを掲げ、己に課せられた昨年度全日本覇者、及びPioneerとしてのPrideを背負って臨むリーグ開幕戦となりました。
初陣の相手は東京大学。今年度春季に行われた六大戦で1度敗れている強敵。チームに最大限の緊張の雰囲気が漂います。
第1Q、慶應が最初のFOを勝利するといきなり試合が動きます。勝利直後のオフェンスで#37入谷が1on1からランシューを突き刺し幸先よく先制します。しかし、続くオフェンスを相手のゴーリーセーブで終えると、その後相手のポゼッションが長く続き、慶應の強固なディフェンスを持ってしても守りきれず、相手のランシューが決まり同点。思当うようにオフェンスを展開できない中で、立て続けに相手のショットが決まり2-1とリードを許します。
第2Q、このクォーターでも、慶應がポゼッションを確保できない時間帯が続くと、相手のランシューが決まり1-3となります。これ以上点差を話されたくない中で、リーグ戦初出場にも関わらずスタメンに抜擢された、#16 奥澤がその期待に応えるボールタウンを見せます。その後もオフェンスがなかなかチャンスを作れず攻めあぐねる時間が続きますが、#28 青木がボールダウンなど、ディフェンス陣が決死の覚悟でゴールを守り抜き2点ビハインドのままハーフを迎えます。
第3Q、そろそろ反撃の糸口を見つけたい慶應でしたが、序盤は苦しい時間帯が続きます。しかし、#17 塩原、#22 小川のダブルによってボールダウンさせると、主将でU21日本代表にも選ばれた#11 貝柄のシュートが決まり2-3と一点差。その後もこの日苦しめられ続けた東大のライドが慶應に襲いかかりますが、#22 小川がロングスティックとは思えないクロス捌きで東大のライドを無効化させクリアに成功します。すると、クォーターの残り時間少ない中、フルフィールドからのオフェンスで#11 貝柄が本日2点目のスコアを決め同点に追いついてこのクォーターを終えます。
第4Q、3-3の同点と振り出しに戻り、全てはこのクォーターに委ねられました。慶應のオフェンスを昨年度から引っ張る#1 中名生の絶妙なフィードからカットインした#11 貝柄にパスが通り本日自身3点目のシュートが決まり、第1Q以来のリードを慶應が奪います。直後に混戦グラボから自陣ゴール前で相手に掬われピンチとなりますが、ゴール前での絶望的なシュートを、#13 中西がこの日一番のビックセーブ。一気に流れは慶應に向かいます。#7 小川からのゴール横の#11 貝柄にパスが通ると、ショットはまたもゴールネットを揺らし、個人として神がかり的な本日4点目のスコアとなり、勝負を決するには十分すぎるものでした。そこからは、残り少ない3分間の時間を頭脳と技術を駆使し尽くして乗り切り、1度は劣勢にまで追い込まれ苦しんだ初戦を勝利で締め括りました。
試合結果
1Q 1-2
2Q 0-1
3Q 2-0
4Q 2-0
よって慶應の勝利です。苦しみながらも見事初戦での勝利を収めることができました。
昨年に引き続く2年連続の全日本制覇を成し遂げるその日まで引き続き熱い応援のほどよろしくお願い致します。
photo by kevinkobayashi