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特集

【Pioneer’s Session VOL.2】貝柄海大 × 池田朋史・磯貝琉音 <前編>

平素より慶應ラクロスへ多大なるご支援、ご声援を頂きありがとうございます。

第二回となる今回は、弊部の一年生チーム「アーセナル」をテーマに、卒業生からは貝柄海大さん(2023年卒)、現役部員からは池田朋史(3年)と磯貝琉音(1年)に参加していただきました。

今回は前半の様子をお届けします。
ぜひお楽しみください。

まずは自己紹介をお願いします。

池田:
池田朋史です。今3年生で、ポジションはアタックをやってます。
得意なプレーは裏からのまくりです。

磯貝:
磯貝琉音です。今年度アーセナルキャプテンを務めています。
ポジションはまだサマー終わったばかりなので、決まっていないんですけど、オフェンスをやりたいと考えております。
クロスワークに自信があるので、ボールを持った時に注目していただきたいです。

貝柄さん:
高校の時は何やってたの?

磯貝:
フィールドホッケーをやってました。

貝柄さん:
それは確かにクロスワーク高そうだね笑

貝柄海大と申します。2023年卒で、凜大たちが2年生の時の4年生です。
ポジションはミディをやっていました。1on1が得意だったので、人を抜いてシュート打って点決めるみたいなのが得意です。あんまりアシストとかではなく点しか決めてないって感じでした笑

一同:
よろしくお願いします!

ラクロスを始めたきっかけについて教えてください。

池田:
高校ではアメフトをやっていました。当時からスポーツでトップレベルを目指していたのですがコロナで思うように活動ができず、大学でも続けるか迷っていた時に日本一を目指せるラクロス部に入部しました。

貝柄さん:
俺はあんまりスポーツにこだわりがある人生じゃなかったから、中学校の時は野球をやりながら陸上もやってたし、高校はハンドボールをやってた。大学で別にハンドボールをそのまま続けたいっていう想いもなかったんだよね。
大学から始めるってなったら、サッカーとか野球って厳しいじゃん。その中で、アメフトとラクロスの2択になって、アメフトは歓迎会行った時雰囲気がすごく怖かったけど、ラクロス部はあんまりそういうところがなくて、結構オープンな感じだったから、その雰囲気に惹かれて入部したかな。

池田:
体育会に入るのは決めてたんですか?

貝柄さん:
それは決めてたね。

磯貝:
僕も体育会に入るのは決めてました。高校の部活がちょっと不完全燃焼で終わって、ホッケーをそのまま続けるのも良かったんですけど、ラクロス部が強いことを知っていたし、興味もあったので入部しました。
海大さんの存在も知っていたので笑

貝柄さん:
ほんとか?笑

磯貝:
塾高組がいる中で、アーセナルから日本代表にまでなってかっこいいと思っていました笑

貝柄さん:
珍しいね。他の体育会の部活は別に見てなかったの?

磯貝:
中学までサッカーやってたんですけど、もうちょっとサッカーは厳しいと感じて。

貝柄さん:
なるほど。

アーセナルと経験者組という括りは慶應ラクロス特有のものだと思うのですが、その中であった困難などはありますか?

磯貝:
今塾高組で、もうAチームとか入ってる同期はいるので、高校の時の3年間の差をアーセナルの内になんとかして縮めないとと思ってます。自主練の量も質も結構自分にかかってるので、甘えちゃいけないなっていう部分が結構大変です。

池田:
逆に塾高組がいるから、自分に圧をかけられるので毎日壁あてにも行くし、良いプレッシャーになってます。

貝柄さん:
確かにそうね。困難って意味では、当時は2人と同じような想いを持ってたけど、振り返ると塾高組とかニューヨーク校組の存在は困難っていうよりも、どちらかと言うとプラスの方が多いかな。
自分たちよりも先にラクロス始めてるし、ラクロスに対して理解があるからこそ知識もやっぱりでかいじゃん。
多分アーセナルの人たちって身体能力とかは塾高組より高い人が多い傾向があると思う。大体みんな高校までのスポーツで色々やってきて、大会優勝経験ある人とかも多い。多分圧倒的に身体能力は高いんだけど、ラクロスに対する知識とかが少なすぎて、あまり追いつけなかったりとか、変な方向に努力してる部分が多いと思う。そこをいかに、自分の知らない視点をもらうかっていうのが、俺はアーセナルの時塾高組からもらった贈り物じゃないけど、すごい良かった点だと思うから、そこは意識して練習できるといいかなって感じだね。

だから俺は塾高組とはライバルっていうより仲良くなってプラスにしようと思ってたけど、代によっては違かったりもするよね。そこはどうなの?

池田:
自分の代はすごく仲が良いです。
磯貝は仲の良い塾高組とかはいる?

磯貝:
元々、塾高の時から仲の良かった経験者組がいるのでそこから広がって皆んなと仲良くさせてもらってます。

貝柄さん:
それはいいね。
いっぱい教えてもらいな笑

磯貝:
はい!

お三方の共通点として ”リーダー” を経験しているということもあると思うのですが、そこで大切だと感じたことを教えてください。

磯貝:
僕は今アーセナルキャプテンを経験している中で、自分が中心にならないといけないなっていうのはあります。
元々結構、自分で言うのもなんですけど、リーダータイプだと思っていて笑
声も出せるし、行動で示すことは結構得意な方だったので、今もアップやダウンで1番声出して、キャプテン大丈夫?って思われないようにしないとなっていうのは1番心がけていることです。

貝柄さん:
良いキャプテンだね。

池田:
僕もアーセナルキャプテンを経験していたのですが、まず大事だと思うのは人柄だと思っています。
人柄が良くて自分の意見を持って発信できる人が良いリーダー像だなと思っています。
そして、全部自分でやるのではなく周りを巻き込める力が大切だと思います。

貝柄さん:
周りを巻き込むっていうのは具体的にどんな感じ?

池田:
そうですね。例えば、全部自分でできる人っているじゃないですか。それで周りの人がこいつならやってくれるだろうとリーダー任せになると、段々周りがやってくれなくなると思うので周囲を巻き込むのは大切だと思います。

貝柄さん:
なるほど。リーダー1人で突っ走って、なんでもかんでもやってあげるっていうよりかは、みんなと同じ目線に立って、その中でもみんなをまとめるっていう役割に徹するっていうのは大事だね。

やっぱり慶應のラクロス部ってさ、良くも悪くも誰々の代ってやっぱり言われるから、この代のこのキャプテンはこういうまとめ方してるとか、何々さんはこうだったよねとか、色々あると思う。
それに憧れる気持ちもわかるんだけど、俺はすごいリスペクトしてるからこそ、あんまりそう成れると思ってなかった。
要は、リーダーって人それぞれ自分の得意不得意なリーダーのタイプが絶対あると思う。
例えば、さっき磯貝が言ってたけど、すごく大きい声出してリーダーシップとって、誰が見てもこいつがリーダーだなって外から見てもわかるリーダーの型もあれば、さっき朋史が言ってくれたけど、もちろん目立ちはするんだけれども、あくまでみんなの輪の中の一部として、みんなを見守ってる役みたいなリーダーの型もあると思う。
俺はあんまり声出して皆を引っ張っていくタイプのリーダーじゃなかったから、それはすごい難しいと思うし、俺がそれをやっても、リーダーとしてはうまくいかないと思う。だから、人それぞれがリーダーってこうあるべきだよねっていうのをしっかり固めた上で、それを実行に移すっていうのが1番大事だと思ってる。

大事にしてることとか芯みたいなものがちゃんと1個あって、それをやっぱりぶらさないで1年間走り切るっていうのはすごい大事なことだと思う。その中でも、自分の代で俺がリーダーとして何ができるかって考えた時に、俺がピラミッドの頂点になるっていうよりかは、みんなの輪の中の一部になって、その輪が乱れていくところに対してちょっと抑えてあげたり、逆にへこんでるところに対して上に上げてくみたいな形。
だから、例えばAチームだったら意見の衝突なんか日常茶飯事なわけじゃん。そこで誰かがここはちょっと意地張ってやりすぎてるなとか、プレイの中でもボールすごい持ってゴール突っ込むとか、ミーティング中一人が意見を強く言ってたりしたら、そういうのは抑えてた。逆に、こいつって力あんのに全然プレイ中何にもしていないとか、全然意見言わないなみたいなところがあれば、やっぱそこはリーダーが上げていかなきゃいけない、輪の中に入れていかなきゃいけないっていうのがあると思う。
全体を見ながら、みんながちゃんと1つの輪として動くように、 見守るじゃないけど、そこをマネージメントするみたいなところは1年間通して頑張ったかな。
特に、別に自分が引っ張って自分の力で動かしますって感じではなかったって感じです。

磯貝:
そのような意識は下級生の時からあったんですか?

貝柄さん:
いや、正直俺は二人みたいにアーセナルキャプテンもやってないし、3年生まではなんならもう自分のプレイしか考えてなかったから、自分がいかにどうAチームに残るかっていうところだけを考えてた。
けど4年生になって、みんなで優勝したいっていう気持ちが強くなった時に、いろんなキャプテンがいる中で立石さんとか、井上裕太さんとか淺岡大地さんみたいなリーダーにはなれないって思った。
その時、自分の中で考えた時に自分なりのリーダー像ができたかな。

池田:
3年までは自分のプレーに集中していたものの、4年生で主将としてチーム全体を見るようになってから自分のプレーが満足にできないみたいな困難はありましたか?

貝柄さん:
なるほどね。まず、リーダーに値する人ってやっぱり自分の能力値だったりだとか、ある程度の説得力は絶対いると思ってる。このラクロス部っていう中においては、やっぱり結果を出す人が1番偉いって言い方は変だけど部には貢献してるじゃない。その中でやっぱり点取ってるとか、よく守ってる人っていうのはやっぱり大事。
そこを実現するために努力してる人とか、結果を残すためにいろんなプロセス生んでる人がやっぱ1番すごい人ってなる。その時に、チームをマネージメントする人とかが、そこの説得力を生むプロセスを踏んでなかったら周りも聞く気もないし、別にその立ち位置にいても説得力が持てないと思う。
俺の中ではもちろんそのチームのマネージメントも大事だったんだけど、現役中はやっぱりいかに自分がその説得力ある存在でいるかっていうところも結構意識してた所かな。

池田:
まず第1は自分ってことなんですね。

貝柄さん:
そうだね。そこはやっぱ妥協しちゃいけないし、主将とかっていう立場を言い訳にはしちゃいけないと思う。
だから、リーダーやってると悩むこともいっぱいあると思うししょうがないよな、みたいなことを多分言われると思うんだけど、それは言い訳でしかないから、それを覚悟した上でリーダーをやってるっていうのは意識した方がいいね。

朋史も来年死にものぐるいで点取りに行った方がいいよ笑

池田:
任せてください。

後編に続きます!
後編は一週間後の10月8日の投稿を予定しています。お楽しみに。

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