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特集

【早慶戦への想い2】

平素より大変お世話になっております。 


法学部政治学科MF#26の川崎元照と申します。

日々かんかんと太陽が照りつけ、4月にして既に中学時代卓球部の自分からは想像できない肌の色になっていて自分でも引いています。

さて今回のテーマは早慶戦ということですが、私にとって早慶戦は憧れであり苦難でした。


初めて早慶戦を見たのは高校1年生の時です。ラクロスのルールすら分からないながらも、先輩方のプレイに観客が魅了されているのを見て

『自分もいつかこんな風に活躍したい』

と思いながら練習に取り組んでいました。
そして大学2年でようやくその舞台に立つことができました。

いざフィールドに立つと応援が聞こえないくらい張り詰めた空気が漂っていて

『観客のために、慶應のために、家族のためにいいところ見せないと、、』

そんな使命感が大きくなって、 いつのまにかボールの投げ方すら分からないくらい緊張している自分がいました。
そんな自分の放ったボールが仲間の遥か上を通り過ぎていったのを今でも頭から離れません。
チームとして大逆転の末勝利を収めたのですが、勝った試合で悔し涙を流したのはあれが初めてでした。 

その後早慶戦の自分を払拭しなければと尽力するも投げ方が分からない状況が続く毎日。そんな自分を変えたのは、ふと頭に浮かんだ

『今ラクロスを楽しんでるか』

という言葉でした。
いつのまにかラクロスが自分の存在意義を証明するものに変わっていたのです。 
そうじゃない。ラクロスが楽しいから今も大学で続けている。
その気持ちを忘れていました。 

ラクロス早慶戦では毎年5000人を超える観客が集まります。そんな大勢の中で、自分の好きな仲間と魂と魂をぶつけてラクロスができるのはこれが人生で最後です。

慶應の代表として責任を感じてやりきれないくらいなら、ラクロスを全力で楽しみたい。こんな身体が小さい自分の全てをもってして早稲田に挑みたい。

これが私の早慶戦にかける想いです。
5月20日、日吉陸上競技場で私と最高の仲間とともに、若き血を歌いましょう!

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