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日記リレー

【日記リレー2024 VOL.25】「モチベーション」 ~山本彩織(4年/法学部政治学科/TR/慶應義塾湘南藤沢高等部)~

陽世からバトンを受け取りました、山本彩織です。ミーティング中に陽世に話しかけても、たまに反応がないことへの謎が解けました。

陽世とは、4年生になってからマーケティング部門のmtgで定期的に顔を合わせる仲になりました。そのおかげで、だいぶ仲が縮まった気がします。いまだに不仲説を流しているフトドキモノがいるようですが、順調に良好な関係を築いているので邪魔しないで欲しいですね。つい先日彼が、ボブまで髪を伸ばそうと思ってると言っていました。その時は早朝の眠気から、いいじゃん!と軽く流してしまいましたが、今度マーケmtgの議題として取り上げようかと思います。

さて、時々過去を振り返ってみると、なぜあんな考え方をしていたんだろうとか、なぜあんなことで悩んでたんだろうと不思議に思うことがあります。だから、いつかこの日記を読み返した時には、自分でも共感できなくなっているかもしれません。そんな瞬間的なものなので、4年間の部活生活を終えようとしている”今”、そんな風に考えてるんだな程度に読んでいただけますと幸いです。

今シーズン私は、TRリーダーを務めさせていただきました。リーダーとは名ばかりで、TR陣にはたくさん助けられてきました。
4年間タッグを組んで走り抜けてきた、ゼミまで一緒(だった)大高。
筋トレと食トレでどんどん肉体が頼もしくなる一方で、愛嬌に溢れていった石田くん。
いつのまにかさおちゃん呼びになってて、何か頼むと”いっすよ”っていってくれる、愛されキャラな源。
2個下とは思えないくらいしっかり者で、褒め上手聞き上手な嶺奈。
いつも落ち着いてて、焦りを自然と癒してくれるお姉さん的存在な亜希。
色々なことに挑戦していて、自分の意見をしっかり持っている頑張り屋さんな映。
いつも一生懸命な眼差しで、先輩たちの話を聞いてくれる愛海。
朝からテキパキしてて、つい頼りたくなっちゃう優花。
入部面接の時とは比べものにならないくらい、どんどん頼もしくなっていく清水。
そして、私たち学生と同じ目線で話してくださる武川さん。
振り返ってみると、歴代の先輩TRも本当に素敵な方ばかりでした。だからこそ、ここまでやってこれたのだと思います。
自分は人に恵まれているなと、改めて感じる4年間でした。

今日までに公開されている日記を読んでいただければ察しがつくことだと思いますが、弊部には100名を超える部員が所属しています。大所帯です。
これだけの人数がいれば、選手たちそれぞれが日々どんなことを考えながら上手くなろうとしているのか、スタッフたちそれぞれがどんな仕事をしているのか、把握することは難しいです。確実に言えることは、毎日、自分が知らないところで、各々がめちゃくちゃ頑張ってくれているということです。それこそが、慶應ラクロス部が学生主体であり続ける所以です。ただ、うちの部活には恥ずかしがり屋さんとすかしmanが非常に多いです。だからきっと、余裕なフリして毎日密かに頑張っている人がたくさんいると思います。
ここからは少しだけ自分の話をさせていただこうかと思います。
私は、トレーナーの他に、今シーズンから始動したマーケティング部門のグッズリーダーや、練習着などを管理注文するUA係、合宿係、そして人事係と様々な類の役割をやらせてもらいました。実際やってみると、下級生の頃に想像していたものより大変だなと感じる仕事ばかりでした。だから、弱音を吐くことなく、各々の仕事を継続的に全うしてくれているみんなは凄いなあと感じています。
特に、トレーナーというポジションには沢山悩まされてきました。自分の身体を強化したり治したりするわけではないからこそ、実感がつかみにくいうえに終わりがみえない。練習中や試合中に誰かが倒れ込んだ時の緊張は何年経っても慣れないし。どことなく不安に陥ることが多かったです。
部外の人に、トレーナーをやっていると言うと、決まって「マネージャーとは違うの?」「それまでそういった専門知識を勉強をしていたの?」と聞かれます。トレーナーは普段あまり聞かない単語なので当たり前です。でも、うちの部活のトレーナーは、最初はみんなド素人です。それでもこのチームには日本一に輝ける力がある、というのは、選手のポテンシャルの高さを表していると常々感じています。
トレーナーであることに悩み続ける4年間でしたが、以前、ある人に言われた「信頼してる」という言葉にとても救われたことがあります。本人は何気なく言っただけで、もう忘れてしまっているかもしれません。でも、そう言った選手からの何気ない一言にたくさん励まされてきました。私は単純な方なので、褒められると嬉しくなって、また頑張ろうと思えました。
(余談ですが、学年が上がるごとに、同期だけでなく後輩からもいじられることが増えていったのは想定外でした。実はそういうのも結構嬉しかったりします。が、調子に乗られすぎても困るのでこのくらいにしておきます。)

その反面、言葉は時に鋭く危険なものにもなります。ほんの冗談のつもりで言った言葉や、感情に任せて思わず口にした言葉で相手を深く傷つけてしまうことがあります。そして、無かったことにはできません。伝えたい内容は同じだとしても、伝え方によって相手の受け取り方は大きく変わる。勝ち負けに拘らなければならない競技をしているとしても、忘れてはいけないことだと思っています。
そこで、4年間“大きな組織の一員“であったからこそ、大切だと気づけたことを綴らせていただきたいと思います。

まず、日常的な面では、「尊重」です。
今自分が見ているある人の一面は、その人の一部分であって、それだけでその人を知った気になってはいけない、と考えています。なので、“自分の発言が相手にどのような印象を与えるか”“相手の人間性を否定してしまっていないか”ということへの配慮を心がけてきました。わたしはラクロスを全くやったことがありませんが、4歳から高校卒業までテニスをやっていた経験があります。だからこそ、頑張ってもなかなか結果に表れない辛さや、そうしていくうちに頑張れなくなってしまうことの辛さを経験したことがあります。部活に所属している以上、全員が同じ目標に向かって努力することになりますが、人それぞれ大切にしていることは違います。抱えている闇も人それぞれです。部に所属しているのだから、みんなが同じ信念のもとで同じ方向を向こう、というのは難しい話です。だからと言って好き勝手やった挙句、チームに迷惑をかけるということはあってはなりません。一人一人がそのバランスを考え続ける必要があると思います。

次に、長期的な面では、「モチベーション」です。
この組織に所属したことで出会えてよかったと思う人、そして自分がこの組織に所属していることを喜んでくれる人を1人でも多く増やすことが、存在意義につながると考えています。それは、部内に限らずです。なぜなら、そういう存在は自分にとってモチベーションになりますし、その人にとってあなたという存在は何かしらのモチベーションになっているはずだからです。
偉そうなことを言ってしまいましたが、4年間もやってきたくせに私はまだまだです。きっと何年やってもゴールには辿り着けないんじゃないかなと思います。でも、私にとって、出会えてよかったと思える人がラクロス部にはたくさんいます。頑張る姿を見て励みにしていた、部外の友人もいます。そしてどんな時も、様々なかたちで4年間応援し続けてくれた家族がいます。
私のモチベーションになってくれた皆さん、本当にありがとうございました。

最後に少しだけ、この場を借りて感謝を伝えたいと思います。

まずは同期スタッフ
毎日鳴り止まないグループラインや、重たい備品補充、蒸し暑い中の備品置き場掃除も、なんかいつも臭い部室掃除も、今ではなんだか遠い過去に思えちゃうね。学年が上がるにつれて、各々が自分の役割や目標を見つけて頑張っている姿は本当に頼もしくて、いつもエネルギーをもらっていました。4年間苦楽を共にする仲間がみんなで本当に良かった。ラスト1ヶ月、3年前にみた憧れの景色に向かって、全力で駆け抜けよう。

同期たち
とにかく真面目な人、とにかく愉快な人、とにかく厳しい人、とにかく優しい人。それぞれに良いところがあって、それぞれがそれを理解していて。スカしmanが多いけど、実はめちゃくちゃあったかい代だったと思います。みんなと会えるのが残り1ヶ月なの、結構寂しいです。どうかお願いだから、怪我しないでください。そのためにも、ちゃんとダウンはしてね。日本一の代になって、最高の笑顔で写真撮ろう。

TRの後輩たち
冒頭でも書いたけど、みんなのお陰でここまでやってこれました。本当にありがとう。
今シーズンでは、プロテインタイムに、チームトレ、合トレ、傷病報告など色々なことに手を出したけど、最後の最後まで詰めきれずに放置してしまっていることも多く、大変申し訳なく思っています。これからは、現状維持ではなく、“本当に選手のためになることができているのか“をみんなで定期的に考え直してみて欲しいです。上手くいかなかったことがあったとしても、軌道修正できれば、きっと良い方向に向かうはずです。みんなならきっと大丈夫。

グッズに関わってくれた方たち
損益の出さない販売方法すらまともに知らなかった私ですが、良塚さんやGFJなど外部の方のお力添えをはじめ、マーケティング部門のみんなや、グッズ班のみんな、そして毎度厳しいFBをくれる凜大のおかげで(マフラータオルが売れ残ったら一括購入よろしく)、やっと慶應ラクロスのグッズが軌道に乗りはじめようとしているところだと思います。なので、来年以降が勝負だと思います。だから、無責任なこと言っちゃうけど、翼と千晶には本当に頑張ってほしいなと思っています。みんなが納得してくれるチームTシャツやグッズを作ることは難しく、文句は付きものだし、一定層にしか売れないというのがお決まりになっちゃってるけど、そのお決まりをぶち壊していって欲しいです。期待してるよ。

そして家族
寝てていいよと言っても、4年間毎朝同じ時間に起きて温かいお茶を淹れてくれたお母さん。體育會でスタッフをやることに最初はびっくりしてたけど、実は選手たちの名前を覚えていて、試合があるたびにテレビに繋いで観戦を楽しみにしてくれていたお父さん。落ち込んだ時には、必ずといっていいほど顔が思い浮かんで、支離滅裂な私の話を懸命に聞いて励ましてくれたお姉ちゃん。お母さんとお父さんのもとで、お姉ちゃんの妹に生まれて私は幸せです。社会人になったらもう少しちゃんとする予定なので、それまでどうかもう少しだけ我儘な末っ子をやらせてください。

他にも感謝を伝えたい人はたくさんいますが、長くなってしまったので、ひとりでネガティブモードに入りやすい私を支えてくれた人たちには、直接感謝を伝えたいと思います。

では、我らの頼れる主務、碧菜にバトンを渡したいと思います。碧菜は、可愛らしい見た目と声色から、ふわふわしてるようにみえて、めちゃくちゃしっかりしてます。私自身、そのギャップにやられた人の1人ですし、大きなモチベーションでした。碧菜とは、喜怒哀楽の全ての感情を共有してきました。碧菜の”怒”をなめると後悔します。今度一緒に〇〇神社行こうね。

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