【日記リレー2024 VOL.21】「やることやれ」 ～牧野健太(4年/経済学部/C/慶應義塾高等学校)～

福山からバトンを受け取りました、DFコーチの牧野健太です。
彼は僕の身長を164cmと紹介していますが、実際は166cmです。僕のようなホビットにとってこの2cmはでかすぎるので公式に訂正しておきます。福山とは今年DFコーチとして一時期同じチームでコーチを行うなど密接に関わってきました。そんな彼と凜大と僕が揃うMTGは高確率で論戦になり時間が長引くので他の参加者からしたらいい迷惑だったと思います。

僕は引退ブログに何を書くかを1年生の頃から考え始めていて、考えては忘れ考えては忘れを繰り返していました。この文を打っている現在も何を書くか決めていません。ただせっかく今年コーチとして後輩と関わる機会を多くもらったので後輩に向けた文章を書こうと思います。同期や先輩方はブラウザバックして2年前の内藤さんの引退ブログを代わりに読んでください。すかしました。やっぱりそのまま読んでください。

いきなりですが部員全員がラクロスを最優先に考える必要はないと僕は考えています。早速コーチとして相応しくない発言が出た気がしますが、コーチとしての正しい振る舞いを気にするのはとっくに手遅れなので今更気にしないことにします。大学生活では魅力的な選択肢がたくさんありますし、努力しても追いつけない才能の壁を感じてしまったり、努力が結果に繋がらなかったりしてラクロスを最優先に考えられなくなってしまう部員がいるのも仕方がないことだと考えています。ですがラクロスを最優先にしないことと、やるべきことをやらないのは全く別のことです。ラクロスを第一に考える選手やスタッフと同じチームに所属し、ラクロスがチームスポーツである以上最低限の能力を身に着けるのが義務であると思います。最低限の能力といってもいろいろありますが、僕が重要視しているのは主にクリライと戦術の理解です。オンボールやクロスワークやオフボールに関しては努力だけではどうしようもないものもあると考えていますし強くは言及してきませんでした。ですがクリライと戦術理解に関しては理解する気持ちがあれば誰でも理解することはできますしそれを実践することもできるはずです。ラクロスがチームスポーツである以上これは全選手に求められる義務だと思いますし、それができない選手には試合に出る権利がないと思っています。厳しいことを書きましたが要はクリライと戦術の理解ぐらいやれってことです。特に上級生はチームを引っ張るうえでそれができないと話になりませんし（太夫とか太夫とか）それがチームの戦術的な力に直結してきます。ARSEの1年生はこれから教わると思いますが、ARSEのうちに完璧にしてください。翌年以降のコーチと自分がとても苦労するので。当然それだけやればいいという訳ではなく個人技も磨いてより上のチーム、上の人事を目指してチームに貢献するべきでもあります。

もう一つ言いたいのは選手ももっと自分の知識や技術をチームメイトに伝えてほしいということです。大学ラクロス部は高校までの部活とは異なり、コーチの大半を学生が務めているため選手とコーチの境目が良くも悪くもありません。そのため選手もコーチと同じようにチームメイトにアドバイスを送りやすい環境にあると思います。今年1年間コーチとしてチーム全体を俯瞰して見たときに感じたことですが、今の慶應ラクロスには選手同士の相乗効果が足りないように感じます。ライバルでもあるチームメイトに何かを教えるのは面倒だし偉そうで嫌だと感じている選手もいるかもしれませんが、それが相手にとって大きな成長に繋がったときはチームの成長に大きく繋がりますし、より親密な関係が築けて一緒にプレーするのがもっと楽しくなるかもしれません。もし相手の成長に繋がらなかったとしても言語化して人に何かを教えるという自分の経験に繋がりますし、より相手や自分の理解を深めることにつながると思います。森谷さんや今年の荒瀬のような積極的に他者にアドバイスを行うことができる選手が年齢関係なくもっと出てくると慶應ラクロスは更に強固な組織になると確信しています。また、現在の慶應ラクロスに選手同士の相乗効果が足りないのは教える意識が足りないだけではなく教わる意識が足りないことも大きな要因だと思っています。健や凜大ならチームメイトに教わることはあまりないのかも知れませんが、それ以外の選手は自分より優れた能力を持つ選手が人事の上下に関係なく沢山いるはずです。Aの選手がBCARSEに参加したときにアドバイスを求めるのと同じように、少しでも自分より優れている部分をもつ自チームの選手にもっとアドバイスを求めてください。自分の成長のきっかけは思ったよりも身近にあります。

偉そうなことを書きましたが、最後に感謝を

Cに所属した選手達
めちゃくちゃなコーチについてきてくれてありがとう。シーズンの初めの頃は11で抜かれることもなかったですし、試合勘の無さに絶望して育成は全敗すると思ってました。だからこそシーズン終盤11を抜かれるようになって悔しさもありながらとても嬉しかったし、育成も最高の試合ができて感動しました。本当に1年間ありがとう。

柴本
選手にもスタッフにも厳しすぎる自分の相方は表面上では優しくて裏では俺より性格が悪い柴本じゃなければ成り立たなかったと思います。館山と3人でのノンデリ最低トークが一番楽しいです。いつもありがとう。

一生
部内1の人格者だと思いますし、1歳の差とは思えない人間力の差を感じます。そんな一生なら最高のARSEを作り出せると思います。応援してます。

花岡
頑張れ。

影山
鵜沼を困らせないように。

いのげん
今年一番成長したと思います。実力で戦犯回避頑張れ。

かいと
沢山悩んでいると思いますがとことん悩み抜いて悔いの無いように。ARSEのしゅうとはめちゃくちゃ上手いので気を付けて。

たけし
3回DMDに勧誘した男。ここ1か月での成長に驚いてます。ARSEのたいちはめちゃくちゃ上手いので気を付けて。

泰松
オフボールはCなので開き直らず頑張れ。

窪田
コーチはみんな天才だと思ってます。練習に真面目に参加すればAも目指せるので頑張れ。

小林
いろいろ頑張れ。応援してる。

はやと
Aで活躍する義務がある選手だと思っているので授業とバイトのことを何とかして元気に練習に参加してください。

宮嶋
短期間での成長が一番大きかった選手だと思っています。宮嶋のオンボールが大好きなのでオフボールでも強みを出せるように頑張れ。彼とも仲良くね。

すかい
頼りになりすぎて育成にも呼びまくり試合中も真っ先に相談してました。ありがとう。上半身のトレならなんでも相談に乗ります。

間下
稼働させまくってごめん。めちゃくちゃ助かりました。窪田には厳しくしていいよ。

来年コーチをやる選手
自分のラクロスの能力に自信がなくて優しい人が多い気がしますが、自分の現役時代のことはある程度棚に上げて厳しくしていいと思います。あとは適度に練習に参加するのもおすすめです。中からしか見えない選手の強みや弱点が必ずありますし、OFとDFの垣根を超えたアドバイスが行いやすくなります。もちろん選手時代以上に声を出してパッションと実力を示さないと発言に説得力を失うので大変ではありますが、お手本としての姿を後輩に見せてあげてほしいです。

スタッフ
人事を大きく変更したり当日に練習メニューを変更したり沢山迷惑をかけました。ごめんなさい。態度が悪すぎて伝わっていないと思いますが心から感謝しています。いつもありがとう。

谷田代柴館山そうえい
金返せ

次はそうえいです。
洋楽HIPHOPを聞き漁りBADHOPは嫌いと言い放つ彼は、試合に出るとスタンシューで得点する一方でクリライでは使い物にならなかったり対戦相手にクロスを振り上げたりと諸刃の剣のような選手です。彼の書く文章は全く想像がつきませんが就活で無双していた男なのできっと素晴らしいことを書くと思います。それじゃあよろしくそうえい！