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日記リレー

【日記リレー2024 VOL.18】「自信」 ~野村龍之介(4年/経済学部/MD/#91/慶應義塾高等学校)~

バトンを受け取りました。
経済学部経済学科4年の野村龍之介と申します。

のだりん紹介ありがとう。(aka 中田翔・DJ社長)こと、のだりんは大学から知り合ったのにも関わらず、オフのほとんどを一緒に過ごし、共にチルを追い求めたマブです。最近彼で爆笑したのは、渋谷を彼と歩いている時に「なんかケバブみたいな匂いしね」と話していたのですが、後になって彼の脇がケバブ臭だったとわかった時です。彼とはラクロス部の体験会で初めて出会いましたが、彼の圧倒的な女性慣れしている雰囲気に男子校出身の私は敗北感を味わったことを今でも覚えています。彼と一緒に行った旅行はどれも印象的で、共に大人の階段を上ることができたことを誇らしく思います。そんな彼ですが、巨像恐怖症なのにもかかわらず、旅行に行ったら必ず大仏を見に行きたがるのは気持ち悪いのでやめてください。
そんな彼のブログを読むと、いつも飲みの場で語っている人生話以上に深い文章で、根は真面目な彼の性格が滲み出ているなと感じました。今年からアーセナルコーチを務めている彼ですが、同期の中で彼以上にコーチに向いている人はいないと思います。以前ふとしたことでアーセナルの子たちからの信頼が崩れかけたことがあったらしいですが、彼なら未来のスターを生んでくれるだろうと期待しています。
タイの大人スポット案内してね!これからもよろしく

はじめに、平素より慶應義塾大学ラクロス部を支えてくださっている関係者の皆様。日頃より多大なるご支援・ご声援をいただきありがとうございます。今年度は、決起会などOB・OGの方々と関わる機会があり、本当に多くの方々に支えられているのだということを身にしみて感じることができました。来年度も後輩のためにご支援のほどよろしくお願いします。

そろそろ本題に入りますが、私は漫画と共に人生を歩んできて活字本をほとんど読んだことがないため、文章力に自信はありませんが隙間時間にでも読んでいただけたら幸いです。

「好敵手」
皆さんにはライバルがいますか?
私は人生を通して常にライバルがいました。もうあまり記憶がありませんが、私が5歳の時に友達の影響で幼稚園にあったサッカースクールに入り、初めてサッカーに出会いました。周りよりも少し運動神経が良かった私はみるみる上手くなり、サッカーにどっぷりハマっていきました。そんな幼稚園児の時でさえ、私にはライバルがいました。彼は私よりも才能があり技術も高かったため、彼に勝つことを目標にして練習していました。今思うと、彼がいたからこそサッカーが好きになったし、もっと上手くなりたいと思えたのでしょう。その後、小学校・中学校とあまり強豪ではない地元のサッカーチームに入ったため、目標とする人物に出会うことができず、サッカーに真剣に向き合えていない時期がありました。そんな中学の最後の大会は、4回戦で惜しくも敗退してしまい、試合後ほとんどの部員が涙を流しているなか、私の目からは涙がこぼれませんでした。その瞬間、自分のサッカーに対する向き合い方の甘さを実感し、もう一度真剣に向き合いと考え、高校はサッカー強豪校に進みたいと思うようになりました。
そこで登場するライバルが3つ歳の離れた兄です。以前コロナの時期に友達を家に呼ぼうとした時に、長文メールで丁重に断られたことから「門番」と呼ばれている彼ですが、私とは真逆の性格をしており、A型の象徴といえる人間です。私は彼が早稲田に進学したことから、慶應に進学したいと考えるようになりました。男子校のため青春を捨てるというデメリットはありましたが、兄に負けたくないという思いから塾の模試のランカーになるほど勉強し無事合格することができました。塾高に入学した私は迷わずサッカー部に入部しました。
しかし、そこには厳しい現実が待ち受けていました。
まず、仮入部の時点で部員数が60名以上いたことや推薦組の茅野くんたちがとても怖くて、なんかすごいところに来てしまったのではないかと思ったのを今でも覚えています。それでも、自分の実力に自信があった私は他の部活を見ることもなくサッカー部に入りました。
しかし、入部した直後にあるチーム分けでは、2・3年生と一緒のチームに入る選手もいる中、私は一年生チームに配属され最悪のスタートを切りました。その後も、一年生の選抜メンバーだけがいく合宿にも選ばれず、自分は通用しないのかと思う瞬間もありました。そんな側から見たら凡人の私ですが、心の奥底では自分の方が絶対にうまいという自信がありました。この何も根拠のない自信だけを持ち続け努力した結果、段々と上のチームに絡むことができるようになり、3年生になってからはトップチームに上がりリーグ戦で得点するまでに成長することができました。
しかし、最後の選手権の直前にBチームに落とされ、引退試合を自宅で観戦していた私は、この3年間何のために努力してきたのだろうと絶望しました。その後、大学でサッカーを続ける自信がなくなったものの、全国への夢、スポーツの楽しさを捨てきれずにいた私はラクロスに出会いました。
ラクロス部に入ってからの4年間は、今までで一番自分と向き合った期間だったと思います。経験者も在籍する慶應のラクロス部で活躍するためには、自分の強みを理解し、それをどれだけ実践で発揮できるかを常に分析しなければなりません。よくスポーツ選手が口にする「最大のライバルは自分自身」という言葉の意味を最近になってようやく理解できた気がします。特に3年生になりトップチームに上がってからは、今までとはレベル感が異なる環境でいかに自分が活躍できるかを常に考えていました。
しかし、4年生になってからは自分と向き合う時間が少なくなってしまったような気がしています。また、今年の早慶戦で初めて大きな怪我をしてから、自分の持ち味を活かしたプレーがあまりできておらず、リーグ戦でもまだ得点出来ていません。もう二度と高校の時のような苦い思いはしたくないので、今一度自分と向き合い、私だからこそチームに提供できる価値を追求したいと思います。

「楽しむ」
ここで突然ですが私が大好きなアーティストを紹介させていただきます。彼女らは「XG」という7人組のガールズグループであり、「XPOP」という新たなジャンルを世界に発信しています。彼女らは2年前にデビューしたばかりにも関わらず、日本人初の快挙を数多く成し遂げており、アメリカ最大級の音楽フェスであるコーチェラにも出演が決まっています。
なぜ彼女達はそんなにも人気なのでしょう? もちろん、彼女達の曲やダンス、歌の才能が素晴らしいからというのもあるかもしれませんが、彼女達の最大の魅力はステージや音楽を心から「楽しんでいる」ところだと私は思います。先日ライブに行かせていただいた時にも、心の底からライブを楽しんでいる彼女達を見て、より一層ハマってしまいました。ぜひ皆さんも一度聴いてみてください。

ところでこの「楽しむ」はラクロスでいうと、試合を「楽しむ」ということに置き換えられると思います。実際サッカーをやっていた時代は、いくらきつい練習やコーチに不満があったとしても、試合だけは毎回全力で「楽しむ」ということを意識していました。ラクロスを始めてからも去年までは、毎試合とは言い切れませんが「楽しむ」ということを忘れずにプレーできていたと思います。
しかし今年、特に最近の試合は心から「楽しむ」ことができていません。それは、早慶戦の肉離れから思うようにプレーできなくなってしまったことや最近システムが変わり極端に出場機会が少なくなってしまったことなど様々な要因が考えられますが、一番の理由はそれらによって「自信」がなくなってしまったことだと思います。この「自信」というものは、スポーツだけでなく、全てのことにおいて一番重要だと私は思います。自信がなければ人に物を売ることはできませんし、自信がなければ女性を口説くこともできません。その自信は私が大切にしている「楽しむ」ことに直結すると私は思います。そんな重要なものを私は無くしてしまっているのかもしれません。しかし、私に残された時間は残り2ヶ月ほどです。

「ところで 平凡な俺よ 下を向いている暇は あるのか」
これは私が大好きな漫画である「ハイキュー」に登場する田中龍之介が大事な試合でミスを連発してしまいネガティブ思考になってしまった直後に放った言葉です。自分が一番ではないと自覚しながらも、気持ちを立て直す彼の強靭なメンタルに何度も心を打たれました。この言葉の通り、何か組織に対して文句を言う暇も、いちいちミスでネガティブになっている暇もありません。残り少ない期間の中で、私が一番大切にしてきた「楽しむ」という価値観だけは無駄にしたくありません。試合だけでなく、毎回の練習も全力でラクロスを楽しんでみようと思います。もしかしたら、その先に自信が待っているかもしれません。

「今日敗者の君たちよ、明日は何者になる?」
高校、大学と多くの敗北を味わってきた私だからこそ提供できる価値があると信じて、最後まで楽しみ続けたいと思います。
全てが終わった時「あー楽しかった」と言えるように。

ここまで読んでくださった皆さんありがとうございました。私にはしては長い文章になってしまいました。すみません。最後にお世話になった方々に感謝を述べて終わりにしたいと思います。

感謝コーナー
同期へ
4年間お世話になりました。なんやかんや仲が良い同期がなんやかんや好きです。3年になるまで、ほとんど塾高組の人とは話す機会が無かったけれど、特に今年はかなり仲良くなれたと自分的には思っています。(自分的には、、)アーセのみんなにはとても感謝しています。特に塾高サッカーの3人がいなかったら、ラクロスに出会えていなかったし、絶対に途中でやめていたでしょう。残り短い間ですが、絶対に全国優勝して、玉置浩二メロディー歌いましょう。

先輩方へ
昨年は生意気な3年が多くてやりにくかったと思いますが、最後まで優しくしていただきありがとうございます。何回も飲みに連れて行ってもらったのに、それを後輩に還元できていないのは心残りですが、まだまだ飲みのお誘い待っています。

青葉台のみんなへ
いつ飲みに誘っても来てくれたり、終電逃した時にわざわざ車で迎えに来てくれたり青葉台のみんなには非常に感謝しております。月一で開催されるフットサルは、私の生きがいです。社会人になっても集まりましょう。

後輩へ
誰もまともに敬語を使ってきませんが、そんな生意気な君達が大好きです。立場関係なく仲が良い君たちを見ていると大変微笑ましいです。来年は気が向いたら練習に顔でも出したいです。気が向いたら。ついでにファミリーのみんなにも。前回のBBQでみんなが遅刻した時、荒瀬がガチでキレていたので早く謝りに行ったほうがいいです。ほんとうに。

両親へ
こんなにも手がかかる次男坊を育ててくれて誠にありがとうございます。私生活に何も口を出さない両親のおかげで、自由に伸び伸びと生きてくることができました。試合を見られるのがあまり好きではない僕を気遣い、遠いところから見守ってくださりありがとうございます。(そういう時ほど見つけてしまうのですがね)これまでの恩を返すのはまだまだ先になりそうですが、必ず返しにくるので待っていてください。

祖父母へ
誰からも愛され人のためにしか動かない祖母のことが大好きでした。普段は、あの誰もが見たら泣くと言われているトッケビを見ても涙ひとつ流れない私ですが、祖母の葬式の時は涙が溢れてきました。それだけ祖母のことを愛していたし、それ以上に愛されていたのだなと感じました。祖父の形見である時計はこれからずっと身につけたいと思います。天国でも幸せにお過ごしください。

次はラクロス部の「責」こと浜地です。彼は文字通り責任感があり、慶應の守護神としてチームを支えてくれています。そんな責の浜地ですが、ゴールを決められた後にまるで喜んでいるかのような動きをしてくれるのが、なんとも愛くるしくて大好きです。駿平曰く、浜地には最近いい感じの女の子がいるようなので、是非とも成就してほしいですね。
そんな可愛らしい浜地の「責」な文章期待してるよ!よろしく!

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