【日記リレー2024 VOL.11】「時間」~舘山研二(4年/法学部政治学科/C/慶應義塾志木高等学校)~
専属運転手の田代からバトンが回ってきました。紹介ありがとう。
彼は毎朝車で眠そうにしていますが、前日に飲みすぎたのか、夜な夜なアイドルの寮に張り込み、偵察を行っているからか、どちらなのでしょう。
スーパースターで人格者の彼は不幸にも血流の如く痛みが周り、常に体のどこかを痛めています。一時期、圧倒的に欠席連絡での出没回数の多かった彼は毎回違う言い訳を考え、バレバレの嘘を信じてもらおうと必死な弁解を毎回披露してくれていました。本当にアホですね。
しかし試合だけは必ず出場し、普段壁当てをしていたら思いつくはずがない方法で点を決めて帰ってくるかっこいい人です。おじさんながらもこの歳まで学生に混じりラクロスをしている姿には脱帽です。
さて、私にもついに日記リレーを書く順番が回ってきてしまいました。田代が1ヶ月半以上も期限を延ばしてくれたのに書くことはあまりまとまっていません。お前ってかくことあるの?とかよく聞かれますが、もちろんありません。田代に引き続き私のような不真面目な人間の薄っぺらい日記リレーが続き、もはや読んでいる人がいるか定かではありませんが、この4年間を振り返って素直に思ったことを書きたいと思います。
私がこの4年間を振り返って一番感じていることは「時間を無駄にしてしまったな」ということです。これはラクロスが面白くないとか、組織に不満があるから、とかではなく単純に自身が真摯にラクロスに向き合えていなかったからだと思っています。
高校時代ボートで結果を残していた私は大学でも何か自分の熱中できるもの、誇れるものを作りたいと思い、ラクロス部に入りました。しかし入部すると周りには入学前からクロスワークを磨いてきた内部生、そして同じチームですら練習しない塾高組がいて、こんな環境のなかで活躍できんのかよと弱気になってしまいました。
弱気になった最終形態としてゴーリーになることを決意しました。今考えると、この選択が一番愚かだったのかもしれません。ゴーリーになると周りの環境は一気に緩くなりました。アーセナルのチームには自分一人しかゴーリーがいないからどんなに下手でも試合に出られるし、比較対象がいないから自分がどれだけ下手かもわからない。そんな緩んだ環境の中で筋トレ、壁当て、練習中の集合、mtgなど、何から何まで適当にこなしました。そしてずるずるとそのまま学年が上がるごとにチームも上がっていき、試合にもまあ出してもらえるという状況が続いていました。
4年生になりAチームに上がったときも、「まあ少しぐらい試合出られるだろ」ぐらいの気持ちでいましたが、結果的には公式戦だけでなく練習試合もだしてもらえることはありませんでした。
しかしそこで、りんたや健に「俺のこと試合に出せよ!」と言えるだけの結果も出してなければ努力をしている自信がなかったため、どのチームの試合にも出られずにAチームのベンチに閉じ込められていました。
早慶戦の時は普通に同期に対してのリスペクトがなく、ひどい組織だ!と思い、本当に部活を辞めたいと思っていました。
しかし今となって、これは全て1年生の頃から全てを適当にこなしてきた自分のせいだと納得がいっています。
ダラダラと軌跡を書いてしまいましたが、私が言いたいのは「時間を無駄にしないでほしい」ということです。
私は中途半端な努力で大学生活の多くの時間を無駄にしてしまいました。写真偽造しかしなかった壁当てやジム、何も考えずにただ存在するだけのmtgなどに対して全てに真摯に向き合い続け、純粋にラクロスが上手くなりたいという気持ちを持てていれば自分の思うような結果を実現できたかもしれません。形だけで誰かに見せるための努力は何の意味もありません。
今努力をしているのに結果が出ていない人は多分努力の方向が間違っているのでりんたと壁当てに行ってください。きっと、より高度で多くのことを考えながら壁当てをしているのでたくさんのことが吸収できます。
努力する気が起きない、ラクロスが面白くないと思う人はすぐにでも部活を辞めましょう。毎朝部活に来てラクロスに体力を使うのが勿体無いです。その時間を他のことに使った方が自分の人生にとってプラスになります。4年間やり切ることも大事かもしれませんが、結果がついてこないと面白くないし、意味がありません。すぐに退部届をだしてください。
偉そうに語って、結果の出ていないお前はなんなんだと思われるかもしれませんが、私は多くの時間を無駄にしたが、ラクロス部での4年間は価値のあるものだったと考えています。
高校からラクロスをやっている塾高組がいるから活躍できるチャンスは少ないとか、自分は球技をやったことがないから周りよりも能力が劣っているとか、そんなしょうもないことばかり考えながら過ごしていました。しかし、これから社会に出ていけば自分よりも知識も経験もある人なんて山ほどいます。そんな中で自分の経験の少なさを負い目に感じていたらいつまで経っても出世できないでしょう。大切なのはいかに自分なりに努力して結果をだすかだと思います。とにかくがむしゃらに努力をしなければ何も自分の思い通りには行きません。多くの時間を無駄にはしたが、この当たり前のことに気づけた、それだけで価値のある4年間だったと思います。
最後に感謝します。
家族
試合を見せることもなかったし、この日記リレーの存在すら知らないと思うけど一応記しおきます。不自由なく学生生活を送らせてくれてありがとう。今までの全てに感謝しています。
菅川さん、凱章さん、野上さん、岸さん、そらさん、麻生さん、塚井さん?
特に菅川さんにはお世話になりました。感謝しています。
多くの時間を費やして下さったにも関わらず、このような結果に終わってしまい大変申し訳なく思っています。見せる顔ができたらまたご飯いかせていただきますね。
浜地
ガチガチに予定を管理されていることに苛立ちを抑えきれていませんが、こないだの日体戦での活躍は少しだけ嬉しかったです。ほんとに少しだけ。
試合に出場する機会がない中でも腐らずに練習を続けている姿だけは尊敬してます。最後まで頑張って。
まっちゃん、間下
今年ゴーリーコーチとして2人に教えている時が一番やりがい感じられます。
とりあえずまっちゃんはパニック障害治そうな。
岩城
なんか特にいうことないけど、あと2年頑張れよ!!
窪田
天才肌すぎて教えられることがあまりありません。部活辞めない程度にラクロス楽しんで。
門井、しゅんや
同期も一個上もバケモンみたいなやついて大変だと思うけど2人で切磋琢磨して頑張ってほしいです。同期Gとは仲良くしとけよ。
最後に谷にバトンを渡して終わります。
後輩、先輩関係なく誰とでも分け隔てなく接し、部内のあらゆるゴシップをかき集めてくる谷くん。初代ゴーリーアッパーとしてシュートを打ってくれていましたが、なぜか菅川さんに解雇されてしまい、その後は一切アップをしてくれなくなりました。普段はやる気がないように見えて、学ミの時には頑なに選手をやりたいと芯を貫き、今年はdmfとしてBチームを支えています。
試合観戦の際にも楽しむ方法を考えついたりと、何事にも前向きに楽しめる彼といると本当に楽しいです。
今初めて気づきましたが人のゴシップばかり話しているので彼自身のいじりがあまり思いつきません。谷の恥ずかしいエピソード募集しています。
きっとユーモアとセンスの溢れる日記リレーを書いてくれるでしょう。谷よろしく!