【日記リレー2023 VOL.26】「一人の努力」〜山下大海(4年/経済学部/C/西大和学園高等学校)〜

矢崎より紹介にあずかりましたアーセナルOFコーチを務める山下大海です。
矢崎は総じてセンスがいい人と勝手に思っています。服やスニーカー、インスタに至るまでセンスであふれています。真似したいものですが、対抗できるのは愛犬の投稿くらいでした。私個人的に勝手ながら、ラクロスにおいても1年生の頃から良くも悪くも“センス”がある人と思っていましたが、4年生で迎えた早慶戦では痛烈一閃ネットを突き破るようなショットを決め震えました。今後の試合でもセンスに努力が重なった目が覚めるようなスコアを期待しています。

皆からおーみと呼んでもらえ、近江〇〇という名前だと思われがちな私ですが、実は山下といいます。名前の都合上最後のほうとなり皆の日記リレーを読みながら1人プレッシャーを感じていますが率直に感じてきたこと、信じていることをしたためようかと思うのでさっと読んでもらえると幸いです。アーセコーチの中で話を手短に終えられる方だと自負はありますがオチで笑いが取れるほど話はうまくないので期待しないでください。

私が入部したきっかけはかっこいいPVでも先輩の勧めでもなくコロナとなることいえるでしょう。入学するもコロナにより時間があり何かしたいなとカレッジスポーツを探しているときにふと目に留まったのがラクロス部であり、日本一になったこともあるんだすげえと、この部で頑張ったら楽しいかなと体験会に行きたいとDMした記憶があります。いざ練習に行くと熱があふれるコーチ先輩同期に刺激を受けました。コロナにより満足に練習もできずとも、キラキラした選手に憧れてひたすらに壁と向き合っていた日々が懐かしいです。ただ当たり前ですが、実力社会でありいくら努力しても実力がなければ試合出場はおろか練習すらも除外されてしまう現実があります。先が見えず、向いていないんだと落ち込むこともあるでしょう。ほかの人に言わせればただ努力が足りていないと言われるかもしれませんね。それもまた事実です。ただこんな人にもラクロス部に所属していると言えば「頑張っているんだね」と「試合に出たら見に行くね」と、応援してくれる家族や友人もいます。何とも言えない複雑で歯がゆい気持ちになります。1人で努力しているわけではないと気を引き締め直す瞬間です。この努力しているという表現ですが人により努力の仕方、方向性、程度は異なるでしょう。ただ皆自分のためはもとよりチームのためにと思っていると思います。リーグ戦でスコアを刻み勝利を直接的に導くような努力も、下のチームでも少しでも上を目指し重ねている努力も広く見ればチームのため、もっと言ってしまえばネットを早く立てることも、ダウンをしっかりすることもチームのための努力でしょう。選手だけではもちろんなくスタッフ陣が環境を整えようとチームのために努力してくれていること、ラクロス協会等に属しながら慶応ラクロス部を外からも支えようと努力してくれている人がいることは言うまでもありません。ただスポーツである以上貢献度合いにより評価される、つまり結果が重要であるという一面は揺るぎません。甘えてはいけません。一方で私がここで感じるのはこの努力が近日行われる試合の勝利、今シーズンのチームの勝利に貢献していなくても、引退するまでに結果が出せなくてもいつかチームのためになるのであれば称えられる努力だと思います。早く準備することが、アップを丁寧にやって怪我をしないこと、ボールを落としたときにボールに必死に寄ること、1球でも多くシュートを打とうとすること、メニュー間を詰めること、きっと簡単には結果は出ないでしょう、些細な努力では４年間という短い間には結果は出せないかもしれない。けれども周りで何かを感じる選手がいればその選手の原動力となるかもしれない。私自身今年１年コーチとして選手の頑張りに応えてあげたいと思う場面は何度もありました。というかもはや「頑張りに応えたい」がこの一年の僕の原動力です。このようにぱっと考えるとなににつながるかわからないような努力もいつかは自分を、周りにいる人を支え助けるものになると思います。きれいごとかもしれないけど広い意味で努力したことはラクロス以外のことになったとしても報われると信じています。そんな周りのことなんか気にしていられないこともあると思います。特にアーセの子たちはまだまだ分からないことだらけでしょう。今できることはそれを信じて小さいことからでも目の前にあることに取り組むことです。コーチ5人で全力でサポートします。ただ他にもマネージャーが生み出す１分が、トレーナーにより選手が安心してプレーできることが、ASの撮る動画、データによりミーティングができることが選手の原動力となりこのチームを支えていることを忘れてはいけません。自分１人で努力できるわけではありません。ちゃんということ聞きましょう。
自分が実行できているわけでもない当たり前のことをつらつらと述べて恐縮ですが、先の見えない努力はしんどいのはわかっています。こんな努力を重ねる人を心から尊敬しますし、心の底からかっこいいと思います。ひたむきに頑張っている皆の姿本当にかっこいいよ。

ここからは感謝の言葉、メッセージを手短にはなってしまいますが書かせていただこうと思います。

アーセコーチ陣へ
うまい具合にキャラわけができていてバランスが取れているなと勝手に思っています。シーズン初めは不安しかありませんでしたが、私の至らない部分をフォローしてもらいつづけ今では楽しくやらせてもらっています。厚東、あつ、加賀さん、うっしーありがとう。この5人で組めて本当に良かった。ただ朝６時から展開される下世話トーク、小ボケへの私の対応力は一年間上がりませんでしたね。私のセンスの度合いを鑑みてもきっと世間では無茶ぶりと呼ばれるものだと思います。お気をつけを

アーセへ
入部してくれて、今までついてきてくれてありがとう。
個々へのコメントはまたいつか伝えます。一つアーセの皆に伝えたいことは先輩を、同期を頼ってください。誠意と熱意さえ忘れなければ皆君たちを助けてくれるでしょう。そしてしてもらったこと、できればそれ以上のことを後輩にしてあげてほしい。まだ想像できないかもしれませんができれば覚えていてね。そうやって応援されるチーム、選手になっていけると思います。皆が上級生になった頃にまた会うことを楽しみにしています。

先輩方へ
鍋さん、良太朗さん、資さんお三方に支えられ始まったラクロス部生活ですが、入部してよかったと思っています。ありがとうございました。なぜか近況はうちの厚東伝いに伝わってきます。また飲みにでも連れて行ってください！海大さん、清水さん、コーチながらも未熟な私にお力添えをいただきとても心強いです。これからもよろしくお願いします。ここには書ききれないほどの先輩方にお世話になりました。物静かで扱いづらいところもあったと思いますがおかげさまでコーチとして何とかやれています。ありがとうございました。

後輩選手、コーチの皆へ
STRIVEアーセは物静かでもしかしたら絡みづらいかもしれないけど、胸の奥には熱いものを秘めた選手たちです。今年はファミ会等含めてコミュニケーションをとってくれていると聞き安心しています。色々教えてあげてください。お願いします。

スタッフへ
私は今年から選手を支える側に回りましたが、これだけ多くの人の管理をし、メニューを成立させるだけでもなかなか骨が折れます。これを入部当初からやっていると思うと頭が上がりません。先ほどからも述べていますが、重ね重ねありがとう。なかなか言うことを聞かない選手も多く、コーチとして申し訳ないですが、皆スタッフなしにはこの部が成り立たないのはわかっていると思います。もっと強く言っちゃって大丈夫です。コーチにも是非要求してください。何とかします。

同期
気づけばコロナ前に皆でバーベキューしてから4年経ちますね。アーセの人たちで森谷宅に集まっていたのが懐かしいです。また勝手に行きます。いろいろ言われますがいい人が多いと思っています。ラクロスに関してアドバイスを積極的にしてくれたこと、前年度部活を休みながら夢を追っていましたが応援してくれていたこと、喜んでくれたこと嬉しかった。ありがとう。慶応ラクロス部としてチームを応援していますがやはり同期の皆が輝いている姿を期待してしまいます。選手、コーチ、スタッフ、ABCチームいろいろ立場は異なりますが最高の笑顔で終われることを楽しみにしています。

家族
なかなか帰れず、家が大変な時もこちらでの生活に集中できるように環境を整えてくれてありがとう。選手としてフィールドで活躍する姿を見せられなくてごめん。でもおかげさまでコーチとして楽しく充実した一年をおくり部活生活を締めくくることができそうです。遠いけどコーチボックスから大声出している姿でよければ見に来てくれれば、僕の4年間が伝わるかと思います。よかったら見に来てね。

ではここらへんで終わろうかと思います。ご精読してくださった皆様ありがとうございます。次は我らが主務渡部颯太です。今年は主務とBコーチを兼任し、チームを支えてくれました。満場一致で主務が颯太に決まったのを覚えています。そんな頼りになる熱い男です。固そうに思われがちですが、時折見せるニヤリとした顔から放たれるジョークは個人的に好きです。つい最近も雰囲気が悪くなった時に齋藤にキラーパスをだし和ませてくれました。Bリーグ優勝を決め、颯太が熱い話を聞かせてくれることを楽しみにしています。では颯太よろしく！