【日記リレー2023 VOL.12】「熱」~玉置樂土(4年/経済学部/C/慶應義塾高等学校)~
渉からバトンを受け取りました。BチームOFコーチを務めさせて頂いております、玉置樂土です。
渉とは中学からの長い付き合いです。初めて会った時はこんなにも長く続く関係だとは思いもしませんでした。大学ラクロスでも一緒になれて嬉しかったです。代で唯一のASであり、ASの長を務める傍ら、Aチームのヘッドコーチをもこなす渉には頭が上がりません。これからも是非よろしくお願いしたい、安心して一緒にお酒が飲める数少ない友人です。
さて、就活時に聴いていたプレイリストを流し(TWICEのGOT THE THRILLSとBraveおすすめですよぐばくん。)、久しぶりに真剣にパソコンと向き合っていますが、PRIDEアーセをはじめとして、皆に何かを残すのはこれが最後、そう思うとなかなか筆が進みません。アレな文章になってると思いますが、立場上色んな代の人と関わることが多かったので一読でもして頂けたら幸いです。
自分は代で唯一、2年間コーチという立場からこの部活に携わらせて頂きました。コーチとして管理するという立場上、色々なものが見えてきました。
その中で自分は強く感じたのは、この部活は学生主体であるということ。このことは良いことでもありますが、悪いことでもあります。部活のあり様は所属する部員一人一人の匙加減で決められる、決まってしまいます。その中、自分は「熱」というものを大切にして欲しいと思います。
勿論、部活に熱を持って打ち込むのがベストです。Aチームが目に見えて頑張っていることが多いですが、負けじとBチーム、Cチーム、スタッフもそれぞれが部活に対して熱を持って取り組んだ時に今シーズンの目標である全チーム日本一に手が届くでしょう。
しかし、残念ながら誰しもがその熱を持ち続けられるわけではなく、そんな人はごく僅かで、冷める時は来るでしょう。人間基本弱い生き物です。
喉元過ぎれば熱さを忘れるという言葉がありますね。嫌なことがあっても、時間が経てば忘れたり、熱を持ち続けられず冷め切った自分に慣れてしまったりします。年末に学年ミーティングをして、皆の前であの時は宣言して心機一転変わったと思っても、実際時が経てばまた戻ったり悪化したりします。人間そんなもんです。
僕は代の中だとブイブイ言ってますが、別に僕は熱を持ち続けられた強い人間ではありません。むしろ弱い人間です。隙あらばサボりたいと思うし、休日は極力ベットから出たくない人間です。
ぶっちゃけ今シーズンもやる気はなかったです。昨シーズンで部活は辞めたいと思ってました。
元々代に対して、ネガティブなイメージしかなかったですが、コーチとして視野が広がり色々なものが見えてきました。上級生になったとは思えない様な体たらくの選手だったり、まともだと思ってたけど意外とそうではないスタッフ。嫌なものしか見えず、そんな代が作り出すシーズンに、もう先輩たちがいないのに居続けるのは無理だと思ってました。そんな風に自分は冷め切っていました。
それでも、
弱音を吐いてもそれを受け止め応援してくれる先輩
Bリーグ負けた後に泣きながら、「来年はこうならないようにしましょう」って言ってくる後輩
Aで同期ほぼいない中最前線で戦うロング
コーチになるという苦渋の決断をした相方
大怪我しても諦めない同期FO
Aで足掻くおでぶちゃんや石神井のねぼすけ
Cチームだったとしてもコツコツと壁当て筋トレをし、矢上でシュートを打つ力亭ビルの住人
これは一部ですが、そんな彼らの熱に触れて、冷め切った僕はまだこの部活にあり続けられています。
熱が冷めるのは仕方ないことです。同期の熱を持て余して赤くなってしまった老害ATだって、上級生になってめちゃ頑張ってますが、2年の時は壁当てを僕が誘っても断って、雀荘に直行してた時期がありました。
冷めた時にそんな自分どう向き合うか、これが壁に当たりやすいこの部活での肝、そしてこの先の人生で活きてくるのだと自分は思います。しかし忘れてはならないのは、ここは慶應ラクロスであるということ。常に日本一や高い当たり前を求められる環境です。冷めたりモチベを失ったからと言って、怠けるのは言語道断で、これまで部を築き上げてきた先輩方に大変失礼なことです。
そんな中、冷めた人を立ち直らせるのは、かつての自分の熱であったり、はたまた他人のラクロスに対する熱であったりします。学生主体という性質上、その熱は人に伝えやすいはずです。だから僕は、日本一という目標を掲げ続ける部であるために、自分の中にある熱を大切にして欲しいと思います。
最後に、本題とは別でメッセージを残させて頂けたらと思います。
両親。大学生になったら自分で朝ごはん用意しろと塾高の時言われてたような気がするのに結局起きたら食べれる状態に用意してもらって申し訳ない限りです。最近サピでバイトして料金表を眺めて思いますが、中学受験させて、慶應に入れてくれて感謝しかないです。
先輩方も大いにお世話になりました。去年一緒にアーセコーチだった、旭さん、遼太郎、清水さん、加賀さん。未熟者でしたが、一緒にコーチして下さり、大学ラクロスから離れたいと言った時も聞いてください感謝です。
他にも多くお世話になった先輩方はたくさんいらっしゃいますが、おがっちさん抜きでは僕の大学ラクロスの大半は冷め切ったものになっていたと思います。自分の原動力を見直したからコーチとして今もやれています。2ヶ月前にお祝いして頂いてから音信不通ですが、これからもよろしくお願いします。
そしてBチーム。
大半が去年、一昨年全く関わったことなかった中、よくこんなだるい先輩と関わってくれてるなと思ってます。サンクス。新しい人間関係を築くのが嫌いな自分は、DEVOTEアーセという癖強めな奴らが多くいるBチームはあまり気乗りしませんでした。けど、いざ関わってみると、意外と頑張ってるやつ、試合出れなくて怒るやつ、塾高ラクロス出身でめっちゃ上手いけど地味に焦ってるやつ、逆に自己肯定感バカ低いやつ、などなど熱いやつらが多くやりがいがありした。
ただ、忘れないで欲しいのはBチームはあくまでも通過点。皆が目指すべきなのはAチームに所属すること、現実には全員が行くことは難しいことかもしれないけど、それを目指した先にBリーグ優勝が付いて来て欲しいと思います。(なんか褒めちゃった部分もあるけど、努力の絶対量もうちょい増やして、準備撤収集合早くして、DF見て考える癖つけて、もらい際足動かそうね^^)
そして、そーた、OF陣の4年生、森谷と仁太郎には本当に感謝です。昨シーズンレベルの高いラクロスから離れていて、しかも新しい人と関わるのが苦手な自分にとって皆の存在は大きかったです。
福山。去年の合宿でブチギレたと思うけど、あれ7割八つ当たり、すまんな。それでもそこから僕は変わりましたと言ってくれて、そしてBリーグ頑張る姿、試合後の一言グッときました。ありがとう。最後まで一緒に頑張ろう。
大畠。きついこともあると思うけど、頑張れ。
Aチームを倒し、Bリーグを優勝して、美味しいお酒でも飲みましょう。
まずは目先の東大戦、絶対に勝つよ。
そして、PRIDEアーセナル、2年生へ。
もう日記リレーパンパンになっちゃうので個別にはBチームOF陣にだけ残しておきます。
海。最近することなすこと、思想が俺に似てきてクソ心配だ、皆んなとは仲良くするんだぞ。でも実力は折り紙付き。トモフミと並んで自慢です。今シーズンまだまだAいける機会はあるから、パスとランシューのフォーム含めて色々一緒に頑張るぞ。あとあんま車でご飯たかってくるなよ、家一回しか行ってないけど覚えてるからな。ポストに領収書投げるぞ。
闘神。序列ではわかりづらいけど、実力は海に負けず劣らずだと思ってるよ。調子の振れが激しいから調子が下振れの時、パスミスとオフボール修正しような。あと前に漠然と不安って言ってたけど、もう来年からは俺はいないから、今のうちから一個上の先輩と接点増やしなね。ゆーや、石村頼んだよ。
うぬ。去年、今年もCチームでも結果振るわない中、マジでよく頑張ってて本当に嬉しい。粉川に次ぐアーセ魂。努力賞とか言ってBに上げたけど
、願わくば色々なこと吸収して定着して欲しい。ネクスト松岡としてまだまだ頑張ろうな。あと俺の褒めを素直に受け止めろ。
アーセじゃないけど山田。入ってきた当初からは想像できないほど上手くなって、今シーズン入ってからもまだまだ伸びてて、その意欲的な姿勢の山田は今の俺に欠かせない熱です。ありがとう。最近では審判も初めてオーバーワークじゃないか、これから先も体壊すんじゃないか心配だから程々に休みなよ。山田もA行く機会はあると思うから、虎視眈々と頑張ろう。でもBリーグの優勝の場には一緒にいて欲しいとも思います、複雑です。
かなた。書かないと拗ねそうだから。かなたのシーズン始めに取った選択は難しいものだと思う。OFの選択肢残しとけって言ったのにやれやれだ。でもまだまだ遅くはないし、かなたはセンスはないけど頑張るやつだから大丈夫。不安になったらまたLINEしてきな。
やっとこさ全体へ。色々ありましたね。皆といさせてくれて本当にありがとう。ウインター終わってから伝えたけどコーチめっちゃ楽しかったです。
コーチとして、皆に伝えたかったのは、技術は勿論だけど、日本一のラクロス部として、ラクロスに対して捧げる熱量でした。4年間通して頑張れる選手になって欲しいって言うのがコーチ達の願いです。
そして俺個人の願いとしては良い代であること。
慶應ラクロスの良いところは、塾高組とアーセナルでシナジーを起こせること。それにスタッフも合わされば最高の代になると思う。入部前、そんなことを目指してたけど、自分の代では到底目指せなくて、後輩に託すようにアーセコーチに就きました。そんな最高の代を見たい、それが俺個人の願いです。
2年生はだれることが多い時期だけど、それでもまだ努力し続けた皆を誇らしく思います。早慶戦の打ち上げでは、ミッチーにCにいるアーセ出身はクソ頑張ってるし、良いコーチだったと思うって言われて、お酒入ってたのもあって滅茶苦茶に泣いてしまいました。(いや、あの時は同期の皆さんすみませんでしたほんとに)
ただ、上にも書いた様に冷める時期はいつきてもおかしくないし、なんならチームの固定されつつあるこの時期に冷めてきてもおかしくない。もう来年からは清水さんも俺もいない。そんな時にどう立ち向かうか、よく考えてね。別に俺は逃げることもあって良いと思う。ただ遼太郎も言っていた様に、軸にはラクロスを置いておいて欲しい。どんな結果になっても構わない、2年後胸張れる自分であって欲しいと思います。俺は見てるからな、シャドー、裕次郎くん。
そしてその上で最高の代であって欲しい。あすなろ終わった後言ったけど同期は大切に。ルル海、るい、増田とか太夫、さつきとか頼れる塾高組もいるし、タイムめっちゃ間違えて謝罪LINE入れてくるMGだったりと、同期の得点喜ぶASだったりと熱いスタッフもいます。塾高組、スタッフと一緒に、良い代になって、良い慶應ラクロスにして、日本一を取ってください。
p.s
就活終わったら旭さん超えるわ言ってたけど、先月やっとエニタイム入ってこの日記公開される頃には全店舗行けるので、一緒に筋トレしましょう。
長くなってしまいましたが、これにて僕の日記リレーを終わらせて頂きます。
次はアーセナルゴーリーの塚井です。ゴーリーの割にめちゃくちゃ細くて心配になる彼ですが、試合だけは本当に何故かめちゃくちゃ止め、今シーズンはその神セーブに何度も窮地を救われました。伝統ある背番号1をリーグ戦でも輝かせて欲しいです。よろしくお願いします。