【日記リレー2023 VOL.9】「練習は嘘をつく」~齋藤浩太郎(4年/経済学部/MF/#98/慶應義塾高等学校)~
粉川からバトンを受け取りました、MD の齋藤浩太郎です。粉川から熱烈に褒められて かなり照れています。よく焼けた小⻨色の顔でいつもニヤニヤしている粉川ですが、中身は火傷しそうなくらい熱い男です。練習にいつでも真摯に向き合っている真面目な彼 は心の底からかっこいいと思っています。今度飲みながら熱く語り合いましょう。 P.S.意外とよく見ると、顔は大きくないって説もあります。
先日カナダから帰ってきたので、僕のことを知らない人もたくさんいると思うので自己紹介から始めさせていただきます。齋藤浩太郎、ほぼ 170cm、多分 B 型、良いやつ、でやらせてもらっています。なんとなく顔を見たことあるけど、喋ったことない人はぜひ喋りかけてください。カナダでのお土産話を嫌と言うほど聞かせてあげます。
日記リレーで自分の番が回ってきたら感動的な文章を書こうと20 個くらい案を考えていましたが、知らない先輩から深い話をされても刺さらないと思うので、僕が大切にしている言葉について書こうと思います。
「頭を使わない練習は普通に嘘をつく」です。
一言一句合っているかはわからないですが、ダルビッシュ選手が言っていた言葉です。
僕は根っからの体育会です、しかもかなり前時代的な。練習は⻑ければ⻑いほど良い、怪我は痛いのを我慢すれば早く治る、規律は厳しければ厳しいほど良い。今考えれば馬鹿馬鹿しいですが、本気でそう思っていました。
そんな大学 1 年生のある日僕は怪我をし、⻑期的に離脱をしました。怪我の最中も週 5回の壁当ては欠かさずやっていました。前時代的な僕はとにかくクロスに⻑く触れとけば上手くなるだろうと盲目的に信じて、⻑時間の壁当てを反復練習のようにやっていました。壁当ては日に日に上手くなり満を辞して復帰しました。しかし復帰した僕に待ち受けていたのは最底辺の D チームからのスタートでした。練習は嘘をつかないとよく言いますが、完全に嘘をつかれて憤りを通り越して絶望していました。
しかし僕はそこである事に気がつきました。上手くなったのは壁当てでラクロスじゃないと。当たり前に聞こえると思いますが、僕はそこでようやく気づきました。
それから今まで反復練習のようにやっていた壁当てや練習への意識を変えました。とにかく毎練習、毎壁当てで頭を使い続けました。目標を明確にして新しい事にひたすら挑戦していました。結果として徐々に上手くなっていき、序列が上がっていくのがただひたすら嬉しかったのを覚えています。
自分語りが⻑くなりましたが、要は練習中頭を使えよってことです。練習は普通に嘘をつきます。練習の量じゃなくて質を目指してきましょう。その上で量も確保できたら最高です。毎日の練習や壁当ては反復練習になりがちですが、とにかく一回一回の練習で頭を使って挑戦していきましょう。もうすでに努力しているのに上手くいかないって人は、「ドラゴン桜 成⻑曲線」で調べてみて下さい。多分あともう少し頑張ったら急に上手くなります。信じることが肝心です。
最後に感謝を端的に述べさせていただきます。
両親へ
僕に色々なことを経験させてくれてありがとう。毎日のように恵まれた環境で育っていることを実感します。愛しています。ありがとう。
同期
留学から帰ってきた僕を暖かく迎えてくれてありがとう。この代は仲が悪いって言われるけど、そんなことないよね…。とにかく僕はみんなが大好きです。
スタッフへ
もう何回も言われたかも知れないけど、毎日の練習はスタッフのおかげで成り立っています。ありがとう。
後輩
知らないうるさい先輩が急に現れて困惑していると思います。僕も知らない後輩に囲まれて困惑しています。これからもうるさくしていくのでよろしくお願いします。
次は自分の欲に誠実な行動力オバケの椎名です。入部が遅く同期に馴染むのに時間がかかった僕を、壁当てに誘って輪に入れてくれた恩人です。高田の壁で延々と壁当てをしながらしゃべっていたあの時期が懐かしいです。マウントをすぐとってしまうのが玉に瑕ですが、話もうまく面白い同期です。普段から自分の方が賢いとマウントをとっている椎名がどんな文才を見せてくれるのか楽しみです。
それじゃあよろしく。