【日記リレー2023 VOL.4】「思考し続ける」~大津留桜子(4年/文学部/TR/立教女学院高等学校)~
牛山からバトンを受け取りました、TRの大津留桜子です。
牛山は今年度から同じTRとして、1年生のウエイトトレーニングを指導してくれています。それだけでなく、難易度の高い資格を取得していて、学生TRがわからないことも教えてくれるのでとても頼りになっています。トレーニングに悩んでいる下級生がいたらぜひ彼に相談してみてください!
私は自分の考えを人に伝えるのが得意ではなく、日記リレーを書くのがとても不安ですが、自分らしくこれまでの部活生活を振り返っていきたいと思います。温かく見守っていただけたら幸いです。
まず、私がこの部活に入部した経緯についてお話しします。私は中高時代軽音楽部に所属していて、スポーツとは無縁の生活を送っていました。しかし、部活以外に続けていたボランティアで、人から感謝の言葉を受け取ったり、誰かの役に立てることにやりがいを感じ、大学でもそのような立場で組織に入りたいと漠然と考えていました。
そんな中、ラクロス部の新歓でスタッフの先輩方が「選手を日本一に連れて行く」ビジョンを掲げてチームを引っ張る姿勢に強く惹かれ、ラクロス部へ入部を決めました。
コロナ禍で自粛中にYouTubeでラクロス早慶戦を見た時、シュートの素早さやプレーの激しさがかっこよくて、胸が高鳴った気持ちを今でもたまに思い出します。
しかし、入部の時に思い描いていた「スタッフとして選手の役に立つ」ことは勿論簡単なことではありませんでした。
特に下級生の頃は、自分が選手に何かを与えることよりも選手から的確な意見やアドバイスを受け取って学ぶことが多く、自分の力不足を感じるとともに、理想のスタッフ像と現実のギャップに思い悩みました。
スタッフの存在意義とは何なのでしょうか。
私は、慶應ラクロスにとって当たり前となっている高い水準での練習環境を引き継ぎ、改善していくことだと考えています。そのような強い慶應ラクロス部であり続けるために、少しでも選手がプレーに集中でき、選手をベストな状態で試合に送り出せる練習環境を作っていくのがスタッフの使命だと実感しています。
これまでスタッフとして選手にプラスを与えられていないのではないか、と考えることも多くありました。ですが、それはより良い練習環境を作り出すための過程であり、大切なのは「選手のために何ができるか」「日本一を取るには何をするべきか」と思考し続けることだと考えています。
少し話は逸れますが、私がこの部活に入って一番驚いたことは、勝つことが当たり前となっている慶應ラクロスの強さです。これまでの早慶戦やリーグ戦で、多くの方々から応援され、愛されているチームだと身をもって実感してきました。この強さは、先輩方が「日本一を獲るためにはどうするべきか」を思考し続け、様々な工夫や挑戦が積み重なって生まれたものだと思います。
今振り返ってみると、前述したようなスタッフとしての存在意義を見失って悩む時間も、決してネガティブなものではなく、チームに貢献していくための小さな一歩だったのではないかと考えることができます。
ですが、4年間は本当にあっという間なので、悩んで立ち止まってしまったら時間が勿体無いです。私は下級生の頃悩んでいた時にもっと行動できていたら、と今になって後悔する時があります。後輩の皆さんには、思考し続けながら次に進むための一歩を踏み出して、悔いのない4年間を過ごしてほしいです。
長々と書いてしまいましたが、私なりのスタッフの存在意義に対する答えは、「選手のために何ができるか、日本一のために何が必要か」という視点を持って日々思考し続けることです。
口にするのは簡単ですが、4年間同じような日々を過ごす中で思考し続けるのは難しいことで、自分もまだまだだと感じています。目標とする全日本選手権まであと半年弱となってしまいましたが、日本一を獲るために今できることを着実に積み重ね、自分自身も成長していきたいです。
最後に、この場を借りて感謝の気持ちをお伝えできればと思います。
同期の皆へ
私にはまだまだ未熟な部分がありこの4年間迷惑をかけることも沢山ありましたが、それでも向き合ってくれたり話を聞いてくれる皆には感謝の気持ちでいっぱいです。
尊敬できる人がとても多く、同期のテーピングを巻いたり試合に出ている姿を見れると嬉しいし、この代で良かったと心から思います。最後まで一緒に頑張りましょう。
TRの皆へ
誰かのために頑張るのが好きで、勉強熱心なみんなと勉強会やテーピングの練習を一緒にできて本当に嬉しいです。いつもありがとうございます。特に響子と西中には悩んでいた時に色々相談に乗ってもらったこともあり、頭が上がりません。毎年なかなか開かれないTR会、今年こそは実現させたいです。
同期スタッフの皆へ
私がここまで部活を続けてこられたのは同期スタッフの皆のおかげです。数え切れないほど支えてもらったし、みんなが頑張っている姿を見て自分も頑張ろうと思えています。本当に感謝しています。これからもよろしく。
また、これまでお世話になった先輩方、監督方、社会人トレーナーの方々、コーチの方々、応援してくださっているOB・OGや保護者の方々、支えてくれた家族と友人に感謝を申し上げます。
次は杏です。いつもテキパキと仕事をこなし、芯が強くてかっこいいなと陰ながら思っています。好きな男性のタイプは真剣佑がボーダーラインと聞いたことがありますが、本当なのでしょうか。私にはない鋭いツッコミと面白いトークを持っているので、また飲みに行きたいです。熱い文章期待しています、よろしく!