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日記リレー

【日記リレー2022 vol.37】「恵」〜中名生幸四郎(4年/経済学部/AT/#1/慶應義塾高等学校)〜 

まおからバトンを受け取りました、中名生幸四郎です。

彼女は近年稀に見る女性主務として、今後の慶應ラクロスのジェンダー観に一石を投じる勇気を振り絞ってくれました。大変なことも多かったと思います。一時期は暗い顔しかしていませんでしたが、最近はまおのチャームポイントである笑顔を存分に発揮していて安心する限りです。

やっと日記リレーが回ってきたなというのが、実際に書き始めての素直な感想です。僕が全学決勝の二日前に日記リレーが投稿されるのは、八月の時点で決まっていました。今、引退していない身としてこの文章を書けていることに対してここまで一緒に勝ち抜いてきたAチームのみんなに本当に感謝しています。

ここで、少し報告させて頂きたいことがあります。この度、交換留学することが学内選考において決まりました。応援してくれていたみなさんありがとうございます。もう僕に心の憂いは完全になくなりました。後は全学決勝を勝ち抜くだけです。もしかしたら、あさっての試合、神は味方してくれないかもしれません。僕は勝手に一人で怖がっています。でもそれなら、悪魔に味方してもらってでも勝ちきりましょう。

ここから、日記リレーっぽくやっていきます。

正直なところ、みんなの日記リレーを読むなかで、みんながラクロス部、そして人生において大切にすべきことを多種多様に自分の体験をもとに良い表現をしていて、もう僕が書くネタがないです。本当に一回学生の中で食べてきた僕の大好きなご飯屋さんランキングでも書こうかな、と血迷ったぐらいないです。ただ、一度しか書けない日記リレーでふざけ散らかすのは何か自分にあっていない気がしたのでやめときました。

だからと言って、自分の価値観やラクロス自分史を振り返って何か語るのも、しっくりこない自分がいました。お話好きの自分としては、そのようなことはどうせなら誰かとお酒でも飲みながら話したいのです。日記リレーだと書き切れません。とは言うものの、日記リレーとはそれらをまとめてうまく文字化するのが醍醐味なのかもしれません。僕もようやく、こうやってWordでタイプしながら僕の大学生活を頭の中で振り返っていると、書かなければいけないことが見つかったので、少しだけ書かせていただきます。

「恵」

この一言に尽きると思います。自分がパスを出せば絶対に点を決めてくれる頼り甲斐しかないAのオフェンスマン、塾高から七年間共に切磋琢磨し続けた仲間、いつも笑わせてくれる本当に大好きなアーセナルとNY高、彼らが身近にいることはとても恵まれていることだと、僕は心のそこから思います。ラクロス部以外の大学生活を通してでも同じことが言えます。僕の周りに彩り豊かな人間が多くいてくれたことが、自分にとって大学生活の宝物だなと思います。その環境を与えてくれた兄、両親にもいつか直接感謝を伝えるつもりです。

僕は就職せずに留学に行くという決断をしました。このような状況はモラトリアムという表現をされることもあるらしいです。少し不安もあります。留学先やいろいろな場面でつらい経験もすると思いますが、それらを乗り越える自信はあります。なぜなら、前を向きながら生きているみんながいるからです。それこそが僕が頑張れる動機です。困ったら頼りまくります。だから、みんなも辛いことがあったら気楽に頼ってください。この学生生活でできた仲間はそのためにいると思います。

一方で、この考え方には危険もあります。価値観も似ている心地良い環境でできた仲間だけに依存してしまうことです。学生生活は人生の四から五分の一の短い時間です。これから先いろいろな環境で出会う人たちにも積極的に関わり、刺激をもらいながら生きていくことも今の自分には必要なことだと思います。

最後に、いつも仲良くしてくれている人たち、本当にありがとう。もっと魅力的な人間になれるように日々精進していきます。

以上で僕の書きたいことは終わりです。とても短くて申し訳ありません。もっと聞きたいことがあれば、飲みにでも誘ってください。いくらでも語ります。

今シーズン特別にお世話になった方々に感謝を伝えたいと思います。

澤本さん
今シーズン始まってから、ほぼ全ての試合に来ていただき大変感謝しております。そして、僕たち幹部にとって程よく見守っていただいてくれたことはとても助かりました。これからの慶應ラクロスもどうかよろしくお願いいたします。

とりや
とりやは覚えていないかもしれないけど、みんなが就活抜けで練習が少人数だった時、そんな状況でもチームをいつも盛り上げていたのはとりやでした。他にも幹部が気づいていない悪い部分を物怖じせずに意見をしてくれてAチームオフェンスをいい方向に持っていてくれたのもとりやです。絶対に残りの試合で点を決めてもらいます。

サイトー
今シーズンだけではないね。ただただありがとう。

続いては今年の日記リレーの締めくくり、主将の貝柄海大です。
彼はラクロスが圧倒的にうまくなる代わりに、アーセで最もつまらなくていいという「制約と誓約」をしました。本当に感心しています。リアルで「制約と誓約」を使う人がいるとは思いませんでした。あくまで、そのせいで面白くないだけです。決して彼の甘すぎるマスクの代わりに存在する、神様が与えた欠点ではないのです。

こんなにふざけた後に言うのもなんだけど、うたと出会えたことは僕にとって本当にラッキーでした。一年のファミリーが一緒だった時、うたと慶應ラクロスを引っ張っていくなんて思ってもいませんでした。感慨深いです。絶対に日本一になろう。

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