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日記リレー

【日記リレー2022 vol.31】「理想」~福原聖也(4年/法学部法律学科/C/慶應義塾高等学校)~

平塚からバトンを受け取りました、

本年度Bチームオフェンスコーチの福原聖也です。

「エゴイスト」とは程遠い平塚君から、この言葉が出てきて驚きましたが、普段なかなか感じることのできない彼の熱い想いが詰まったブログになっているので、まだ読んでいない人達は僕のブログなんかより先にそっちを読むことをお勧めします。

みんなのブログを読むと、軸や熱い想いを持って取り組んでいるのだなと驚かされる一方で、自分にはそんなものはないし、題名に寄せて書くのも変な話なので思ったことを書いていきたいと思います。なので、まだ決めていないけれど、題名はそれっぽい言葉にするけれど中身と関連はないかもしれないですが、ご了承ください。

さて本題に入ります。

僕がこの4年間で一番印象的だった出来事と言えば、3年生になりたての頃に右手首を骨折したことです。手術もしました。なんだかんだ完治まで半年近くかかりました。

印象的という言葉が正しいかは分かりませんが、人生で大怪我をしたことがなかったので、何よりも衝撃的でした。

結果として3年生の9月頃には、ラストシーズンはコーチをやるという決断をしていました。怪我をしたからコーチに転向したと言えば聞こえは良いですが、実際はそんなことはありません。怪我をしなくてもコーチになっていたと思います。他の同期の様に強い覚悟や努力を持って部活に取り組んでいたわけでもなく、試合で活躍する選手でもありませんでした。今振り返ると、怪我の功名とは良く言ったもので、怪我をして良かったと思います。そのままプレイヤーを続けていても、Aで活躍するどころか、Bチームで後輩の枠を潰す老害になっていたと思います。

誰よりも早く決断をしたことで、宮慶さん、りょうすけさんから多くの事を学ぶことができました。コーチをやってみて感じたことは、ある意味で選手より大変だということです。勿論、体力的な部分の大変さではなく、チームのこと、選手のこと、考えるべきことは沢山あり、選手時代にはまさかこんなに大変だとは思わず、お二方がどれだけ偉大であったかをこのシーズン終盤に差し掛かっても痛感させられます。

真面目な話、同じ「Bチームコーチ」という枠で括るのが失礼だと感じる程です。

大抵の人がアーセナルコーチやCチームコーチを経験してからBチームを見る中で、1年目からBチームコーチを務めることになった訳ですが、その中で一番大変だった、辛かったと感じるのは選手の人事を決めることです。

Bチームという立場上、Aに選手を上げることが目標ではありますが、その一方でCに選手を落とすという判断を行わなければいけません。私自身、人に思っていることをづけづけということが苦手です。周りの意見に流されることも多々あります。

ただこの1年間をどのチームで過ごすか、どういった環境で過ごすというのは選手にとってとてつもなく重要な要素だと思います。特にBチームとCチームにおいては練習時間も練習環境も周りのレベルも大きく差があります。

そうした時に周りに流されることなく、私情を挟むことなく判断するというのはとても大切なことですし、そこだけは今でも徹底して行えていると思います。

落ちる選手が辛いのは勿論ですが、その判断をすることも同様に辛く、それはシーズン序盤も今も少しも変わっていません。落とすことに慣れなかったという点においては、僕はコーチに向いていたのだと思います。

だから落とされた人、恨まないでね僕も心痛いので。

来年以降コーチをやる人達へ

学生の立場で学生を指導する、僕はこれ程難しいことはないと思います。

なんでお前に教わんないといけないのとか、訳わかんないこと言ってるとか、俺より下手やんとか、思われることは絶対あると思います。選手が「理想」とするコーチになることは愚か、自分自身が「理想」とするコーチ像になれるかもわかりません。

それでもやると決めた以上、最後まで頑張って欲しい。

練習をどれだけ抉るか、ミーティングをどれだけ開催するか、スカウティングや反省の質をどれだけ高めるか、全部コーチの匙加減です。

辛いこともあるだろうけど、そんな時は同じチームの同期に頼ってみてください。コーチと選手なんて言っているけど、たいして違いは無いです。

自分がチームを指揮して、自分がチームを強くしていくなんて大層な考えもいらないと思っています。そんな凄いやつだったら日本代表にでもなってます。あくまでもチームの一員、選手と足並みを揃えて成長して行けたらぐらいで良いんじゃ無いかと今でも思っています。

最後にはなりましたが、この場をお借りして、これまでお世話になった方々に感謝の言葉をお伝えできればなと思います。

両親へ

これまで育てて下さりありがとうございます。

会う機会も喋る機会も殆どないけれど、本当に感謝しています。

ぶりぶりへ

荒井はけんぽ行けるようになってとても成長感じてます。

ぐばは引退しても暇だからまだやっとけ。

かいちは連勤凄いね。

柳は怪我せずマジで頑張って欲しい。

これからも宜しくお願いします。

スタッフへ

メニュー決めから始まり、日程調整、練習時間の管理等、直前に無茶振りしてしまうこともあったけれど1年間一緒にBチームを支えてくれて本当にありがとう。

自分が選手だった頃は、グラウンドがあるのが当たり前、スタッフがいることが当たり前、メニューが決まっていることが当たり前だったけれど、いざ支える側の立場になると数多くの苦労があることを知りました。

裏方という立場上、仕事をそつなくこなしても褒められることはなく、逆に何か粗相をすると目立ってしまうと思うけれど、日々の頑張りを理解している人は多く居るのでめげずに頑張って欲しい。選手も、スタッフ無くして今の環境がないという点を少しでも留意して日々の練習に取り組もう。

残り僅かではあるけれど、全チーム優勝するために最後まで一緒に頑張りましょう。

 

Bチームのみんなへ

普段言葉にすることはないけれど、僕はBチームが大好きです。

少し長くなってしまうので興味ない人は飛ばして結構です。

まずは四年生。

コーチ一年目ということや、シーズン序盤の二チーム体制など、正解がわからず悩むことが多かった中で、同期がプレイヤーとして同じチームにいたことはこの上なく心強かったです。

アモンはなんだかんだ常に後輩のお手本であり続けたし、平塚も沢山喋るわけではないけれど、プレーで示すということを体現してくれました。

友清の、チームの雰囲気を良くできる人柄にも何度も救われました。Cチームに落とすことを半分本気で考えることもあったけれど、プレー云々の前に、あそこまでチームを盛り上げることのできる人間を落とさなくて良かったし、一緒にやれて良かったと心から思っています。自分には絶対真似できないです。

鼻君は失礼だけど、最後までBチームで一緒にやっていくものだと思っていました。友清同様、唯一無二のキャラでBチームを引っ張ってくれました。僕だけじゃないと思いますが、まさかAに上がって、その上試合にも出るとは予想していませんでした。まあそれも、見えないところでの努力や、あの鼻があってのことなのでなんら不思議ではありません。

次に三年生。

側から見たら、下級生に比べてあまり伸びていないように見えるけれど、全然そんなことはないです。オフボール救いようないぐらい出来なかったやつも今では違和感なく馴染んでいるし、何考えているかわからなかったやつもグラウンド内外で発信できるようになったりと、1年間コーチとして、さらにはそれ以前の一緒にプレーしている時期から遡ると、見違えるほどに上手くなってます。

尖った人が多いけれど、後輩という意味では一番思い入れの強い代なので来年Aチームで活躍しているのを楽しみにしています。

最後に下級生。

Bチームという立場上、育成を考えなければならない一方で、Bリーグで優勝したいという思いが交錯する中で、どうしても試合に出せる時間が限られてしまうことも多かったと思います。そこに関しては申し訳なく思っています。

ただそういった中で、今年は例年に比べて多くの下級生がBチームを経験できたのではないかと感じています。僕らの代が一年生の頃は、当時からクソ上手かったうた、柳、神津が少し参加するだけで、Bチームなんて遥か上の存在でした。そう考えると、今年は沢山の選手がBに来ることがあり、たまにBの選手から練習にならないから、呼ばないで欲しい、落として欲しいと言われることもありますが、上手い選手たちとの練習は大きな経験値となるし、長期的な視座を持って沢山の選手に経験させられたことは非常に良かったと思います。

なので残り1ヶ月ですがCの選手もアーセの選手も可能な限り受け入れるつもりですので、気軽に連絡下さい、待ってます、

話が脱線しましたが、日々、目に見えて成長していく君達を見ているのはやりがいでしかなかったし、それだけに太夫がBリーグで点を決めた時は馬鹿嬉しかったし、きみあきが怪我をした時は本当に辛かったり、そうえいはいつ決めるんだろうとか思うけれど、とにかく残り1ヶ月間ではあるけれど、最後まで一緒に頑張っていこう。

最後に、

僕は決して尊敬されるコーチではありません。

ラクロスの知識がある訳でもなく、生活態度も見習えたものではありません。

みんなが「理想」とするコーチにはなれていないと思うし、自分がコーチをやると決めた時に「理想」としたコーチ像とは違うものになりました。

けれども僕はそれで良いと思っています。

自分なりにこれまでやってきたつもりですし、もっと頑張れよと思う人もいるかもしれないですが、今更変わらないし変えるつもりも無いです。周りの目なんて知ったこっちゃ無いです。

ただその中でもシーズンが終わった際に、少しでもあいつがコーチで良かったと思って貰えるように残り1ヶ月、精一杯頑張りたいと思います。

決勝は東戸塚が濃厚って話を聞いているけど、個人的には大阪で最後優勝してみんなで打ち上げする気満々だから、若葉はじめとした渉外担当、頑張って下さいマジでお願いします。

改めて、全チーム日本一になって最高の代にしましょう。

次は、かの有名なぶりぶりの一員である二見海地君です。

彼は高身長ではあるものの、足が短すぎるのか胴体が長すぎるのかわからないけれど、取り敢えず座高高すぎ。スタイルが良いのか悪いのかはっきりしろ。

なんだかんだ僕の家に足を踏み入れた回数が一番ぐらいに多い気がするのも、その度に色々やらかしているのも気のせいかな?

そんな彼ですが、このシーズン終盤の時期にも関わらず、20連勤をこなしオフがないと嘆いていましたが、その努力が報われてかA・B・Cチームの全ての公式戦、それも大切な試合に出場しそうな勢いです。努力が報われて良かったね。

ではかいち宜しく!

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