【日記リレー2022 vol.24】「強み」~鳥屋竜典(4年/経済学部/AT/#77/慶應義塾高等学校)~
グバこと豊田くんからバトンを受け取りました、鳥屋竜典です。
彼は二郎系ラーメンを食べすぎて、彼女にはグバ二郎と呼ばれ、常に体臭口臭がニンニク臭く、テカテカしています。
実はそんな彼とは塾高1年生の頃同じクラスで、末松日向ともう1人の4人で結構ずっと一緒にいました。まさかその中の3人が同じ部活に入って一緒に日本一を目指すなんてあの頃は思ってもいなかったね。
また紹介文について、最後にイケメンと付ければ何言っても許されると思っているみたいですが、絶対に許しません。あと得点はラッキーじゃなくて実力です。紹介ありがとう。
私は3科目しかなかった高校受験でも「もう国語は諦めて数学英語に全力注げ」と塾講師に言われていたほど国語力がないです。
そのため大変拙い文章となってしまいますが、ご容赦ください。
私には強みがない。ラクロスを始めてからそれがずっと悩みだった。
うたややなぎのようなキレとランシューも、こーしのようなスピードやパスセンスも、斎藤や入谷のようなオシャレなクロスワークも、司やしょう、かいとのような圧倒的ショット力もない。
ラクロスにおいて、何か一つの圧倒的な武器というのは必要不可欠であり、各々の尖りが合わさることでより強いチーム力となる。
そんな中で、強みのなかった私がAチームに貢献するために考え、行った2つのことについて書く。
1つ目は、圧倒的な武器がない分、なんでもできる選手になることだ。
何か1つ圧倒的な武器がある人はその武器に頼る。それは相手からしてもその武器を使ってくるとわかりやすいってことになる。しかしなんでもできる選手は圧倒的な脅威はないが、予想しづらい分やりにくい選手となれる、そう考えた。
例えば、今いる後輩は誰も知らないし、なんなら同期も忘れているかもしれないが、実は入部当初私は身長175センチ体重60ちょっとでアーセナルのフィジカル弱い人トップ3に入っていた。その体格でキレもスピードもそこまでなかったのだから勝てるわけがない。特に、今の慶應はほっそいロングばっかりだけど、当時はゴリゴリムキムキのロングの先輩がたくさんいて、ラクロス辞めたくなるくらいボコボコにされた。
それでもオンボールで負けないために、フィジカルを強化することを心に決め、体重を10キロ増やすことを目標に死ぬほど食って死ぬほど筋トレした。(ちょっと目標より増やしすぎたかも、、)
結果、今ではフィジカルのせいでやりたいことが制限されてしまうことは無くなった。
その他にも、接点を持ちながらのパス・ショットや首を振りながらのワンワン、ダブルスレットポジションからのパスなど、自分にとって最適なプレースタイルについて考え、PDCAを繰り返した。
2つ目は、味方の強い武器を活かせられるようなオフボーラーになることだ。
ラクロスはチームスポーツであるため、オフザボールの時間がほとんどである。そんなフリーな時間に自分がどう動けば周りの味方はより自分の武器を活かせるかについて考えてプレーするようにした。
そしてこれを実現するためには、高いラクロスIQが必要であるため、毎日自分達の66の動画だけでなく上のチームの66も見て、自分なりに考え続けた。
オフザボールって難しいもので、周りが見えれば見えるほど、自分が死ぬ動きをすることで味方が空くなってシーンがわかるようになる。しかしそういう動きをし続けていると自分が直接的にゴールに絡む機会は減り、目に見える活躍は減っているように感じてしまう。
今の時点でオフザボールを頑張っているが評価されないっていう選手は、諦めずにやり続けてほしい。Aチームのみんなは「今の動き良かった」「一緒だと66やりやすい」と気づいてくれるよ。それがすごい嬉しいし、やりがいになっているから、これからもみんな気づいたらどんどん褒めてね。
こうして、強みがないことを悩み続け、それでも諦めずにあがき続けたことで、私は今でもAチームのプレーヤーとして出場する機会をいただくことができている。
また考え続けたことで、いつしか「ラクロスIQの高さ」という強みを手に入れることができた。
まあ何が言いたいかっていうと、できない理由、勝てない理由ばかり並べて諦めないでほしいってこと。体格や足の速さと言った先天的な才能や環境のせいにせず、最後の最後までできることを探し続けて悪あがきして欲しい。
そうすれば、強みが無くても、2年生のシーズンがCチームで終わっていても、3年生でリーグ戦1ヶ月前にAチームを干されても、4年生でリーグ戦初戦の前日に全治1ヶ月の怪我をしても、意外となんとかなったりする。
大変長くなってしまいましたが、最後にこの場をお借りしてお世話になった方に感謝の言葉を伝えさせてください。
アーセコーチだった大地さん文平さん矢野さん
こんな生意気なクソガキを最後まで丁寧に厳しく指導していただき誠にありがとうございました。特に大地さんは私がラクロス部への入部を決意したきっかけの人で、感謝しても仕切れません。早く飲み会開いてください笑
同期のみんな
間違いなく日本一面白い仲間たちです。
ラクロスがどんなに辛くても続けられたのはみんなに会いたかったからだったりもしました。日向やこーし、田園都市線勢は特に仲良くしてくれてありがとう。
母
こんなにわがままで生意気な息子でごめん。最後までやりたいことをやらせてくれていることに心の底から感謝しています。必ず恩返しするから長生きしてね。
次は、ラクロス部には欠かせないムードメーカーの内藤くんです。
彼はよく鼻がデカすぎるといじられていますが、私は高くてかっこいい鼻だと思っています。またスタッフの間では「内藤さんって勢いだけで何も面白くない」と言われてるらしいですが、私は日本1面白いと思っています。
それじゃあ、ラクロス部1のプレイボーイ内藤よろしく!!