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日記リレー

【日記リレー2022 vol.19】「理由」〜杉本真優(4年/文学部/AS/東京女学館高等学校)〜 

日向からバトンを受け取りました、ASの杉本真優です。
日向はアーセナル出身で、今ではAチームとしてリーグ戦で活躍する選手のひとりです。計り知れない努力があったと思います。
この間一緒にご飯を食べたときに、日向が本当に大食いで驚きました。沢山食べる人って素敵ですね。ぜひ今度は某高級イタリアンのサイ○リヤでお願いします。紹介ありがとう。

ついに日記リレーが自分の番になりました。正直に言うと、これまで先輩方の日記リレーを読みながらも、私は日記リレーを書かないかもしれないと思っていました。今までにこの部活を離れようか悩んだことが何度かあったからです。ここまで続けてこれた自分に少し驚きさえ感じています。この瞬間だけは自分に「良く頑張った」と言わせてください。

さて、何を書こうか非常に悩んだのですが、私は普段自分の話をあまりしないので、この機会に自分のことを振り返りながら、思いを綴ろうと思います。
文学部の所属でありながら、長い文章を書くのが得意ではないのですが、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

私がラクロスというスポーツを知ったきっかけは兄です。同じく慶應義塾大学ラクロス部に所属していた兄の試合を何度も観戦しました。私はその時から、迫力満点のラクロスというスポーツに魅力を感じ、また会場の一体感が大好きでした。当時高校生だった私は、「慶應義塾大学に合格してラクロス部に入れたらなぁ」と漠然とした憧れを持っていました。いざ大学に入学し部活を決める時、当然ラクロス部は候補のひとつでしたが、すぐには決心することができませんでした。なぜなら、この部活に所属していた兄が、毎朝私が寝ている時間から練習に向かい、どれだけ厳しく真剣に部活に取り組んでいたかを知っていたからです。覚悟を決めるのに時間がかかりました。最終的に心を決めた理由は「後悔したくないから」です。私はこのまま挑戦もせずに背を向けたら後に必ず後悔すると思い、この部活に飛び込みました。

長くなりましたが、これが私がラクロス部に入った経緯です。ここまで読んで分かるように、私は非常に慎重で考えすぎてしまう性格なので、ラクロス部のスタッフとしても、様々な壁にぶつかり何度も悩んできました。

毎年シーズンが始まるにあたり、「どのようにこの部活に貢献していくか」という質問がスタッフにも投げかけられます。私はこの質問の答えに長い間悩まされてきました。私はこれまでASとして、スタッフとして、この部活に貢献できていたのか、これから私に何ができるのか、ミーティングの時はそれらしい答えを述べていたかもしれませんが、正直確信はありませんでした。今でも「貢献」というものができているのかは分かりませんが、もし私と同じような悩みを持ったスタッフがいたら、これだけは伝えたいです。確実にひとりひとりの力によって普段の練習が、ラクロス部という組織が成り立っています。なので、その自覚と責任をもって最後まで続けてほしいです。

以前私は、部活に対するモチベーションを失っていた時期がありました。当時私の中にあったのはASと会計担当としての責任感だけで、部活に対する熱意と強い意志のある周りの人たちとのギャップを感じていました。そんなとき、友人に部活を辞めようか相談したことがあります。でも友人は、そんな私の部活に行く理由も立派な理由だと言ってくれました。その言葉が今でも私の心中に残っています。
たとえどんな理由だとしても、それが原動力となって続けようと思えるのであれば、私はそれで十分だと思います。

どんなに挫けそうになった時もこれだけは変わりませんでした。私は「慶應ラクロス」というチーム、そしてこの代の仲間が大好きです。

最初に書いたように、私は後悔したくなくてこの部活に入りました。私はそんな自分の選択を後悔していません。自分の時間をこれだけ費やせるチームに出会えて幸せに思います。

最後まで後悔しないよう、私はこのチームのために真剣に取り組みます。そして試合のときには心から選手を応援します。

最後に。
私は「応援」が本当に大きな力を持つと信じています。時々私は慶應ラクロスが4チームのように感じてしまいます。事実として、4チームで構成されており、それぞれの目標があることはもちろん理解しています。しかし試合のときは、Aチームに限らず全チームにおいての試合のときには、「慶應ラクロス」というひとつのチームであってほしいと願っています。先日の日体戦では、その一体感が感じられたようで嬉しかったです。残りの全ての試合も全員で「慶應ラクロス」を応援しましょう!

ここまで読んでいただきありがとうございます。本当に最後に、この場をお借りして感謝したい方々がいます。

最初に、私の一番の理解者である両親。
どんなときも私を理解し、私の選択を信じ、全力でサポートしてくれてありがとう。そんな両親に最後まで諦めない姿を見せたかった、それも私がこの部活を続けてこれた大きな原動力です。感謝してもしきれません。

次に、私にラクロスの世界を教えてくれた兄。
現役時代、年末やお正月でさえも休みなく自分で練習場所を探しラクロスに没頭していた姿、そして引退後の今も、コーチとして勤務先の大阪から毎週末のように東京に帰ってきて全力で取り組んでいる姿、心からに誇りに思います。

チームに欠かせない同期選手。
私はこの代の一員で本当に幸せです。ラクロスをしているときは真剣で強く、普段は愉快で楽しいこの仲間と4年間一緒にいれたことは、私のこれからの人生の宝物になると思います。普段はあまりこんな話はしませんが、心の中では本当に尊敬しています。

そして同期スタッフ。
このメンバーだからこそ、私は頑張れました。思い返してみると、本当に様々な壁を一緒に乗り越えてきたんだなと思います。辛かったことも沢山あったけど、楽しかったことの方が多く思い出されます。それはきっと大好きな仲間と一緒だったからだと思います。ありがとう。

最後にやまと。
やまとは私の想像しているよりも遥かに自分の時間を削って、部活のために広報やAS業をやっていると思います。そんなやまとを見ていたからこそ、自分も頑張ろうと思えました。ASとしてはもちろん、人として心から尊敬できる存在です。本当にありがとう。

ここには書ききれませんが、沢山の方々のご支援によりこの部活は活動できています。本当にありがとうございます。

これで私の日記リレーは終わりです。読みづらくて疲れてしまった方、申し訳ありません。
この辺で次の海翔にバトンを渡したいと思います。
彼は覚えているか分かりませんが1年生の頃、海翔と真優は顔が似ている、と言われたことがあります。果たして似ているのでしょうか。笑
普段は穏やかな印象ですが、きっと彼もこの部活に熱い思いを持っていると思います。リーグ戦での活躍を見たらそう思います。

海翔よろしく!!

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