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日記リレー

【日記リレー2022 vol.4】「感謝」〜石井ヴィクトール慶治(4年/商学部/FO/#33/慶應義塾ニューヨーク学院)〜 

荒井君からバトンを受け取りました、4年フェイスオファーの石井ヴィクトール慶治です。

彼とは大学1年の時から同じクラスで今まで沢山の授業を一緒に受けてきて、今年は4年連続で語学の授業を一緒に受けるという快挙?を成し遂げました。

彼は現在アーセナルコーチを務めており、彼の指導を受けたアーセナルの選手達がサマー・ウインターでどのようなプレーを見せてくれるか大変楽しみです。

ニューヨーク校からラクロスを始めて気が付けば高校を卒業、ついには大学でのラクロス部としての活動も気が付けばあと少しとなっていて、時間の流れの速さにこの頃驚いています。日記はいままで書いたこともないし、ただでさえ人より自分の気持ちを言葉にするのが苦手な自分にとって引退ブログを書くのはなかなか酷な事だけれど、読んで頂けると幸いです。拙い文章ですが、よろしくお願いします。

この引退ブログで何を書くか迷ったけれども自分は今までのラクロス人生について振り返っていきたいなと思います。

ラクロスとの出会いは高校に入学してすぐの事だった。元々高校に入る前から、何かしらの運動部に入りたいなと思っていた。それまでは、テニスやサッカーなどのスポーツを軽くしていたけれども、高校に入学するまでは親の仕事の関係もあって日本とブラジルを行き来する生活をしていたから中々一つのスポーツに打ち込むことが出来ずにいた。そんな時に出会ったのがラクロスだった。

軽い気持ちでラクロス部の体験会に参加したときに、先輩から「ラクロスはスタートラインが基本的には一緒だから努力次第ではすぐ試合にも出れるよ。」と言われ入部を即決したのを今でも覚えている。高校で何か夢中になれるスポーツがないか探していた自分にとってラクロスとの出会いは運命の出会いだった。

部活に入ってから数か月たって、新入生の中からAチームとBチームが分けられることになった。自分は他の新入生よりはある程度タッパもあったし、自分なりには努力をしていたつもりでいたからAチームには入れると思っていた。

ただ、蓋を開けてみれば自分はBチームだった。そんな中で、ただ一人同級生からAチームに選ばれた人がいた。

それが今でもチームの中心選手の小川司だった。

彼は最初から上級生の練習に混ざりながらもゴールを決めたり、人一倍センスがあったからAチームに入ることは当たり前と言えば当たり前だった。

自分は何となく頑張っていたつもりだったけれど、結果はBチーム。

司はそんな何となく頑張っていた自分より、倍以上努力をしていた。悔しい気持ち以上に軽い気持ちでラクロスに向き合っていた自分が嫌になった。

それからは本当に狂ったように練習するようになった。授業の時以外は日が暮れるまでずっとグラウンドで練習をして、暗くなったら、体育館の灯りを頼りに壁練をしていた。

今思うと、この出来事が自分のラクロス人生における大きな転機の一つだと思う。

次に大きな転機があったのは高校2年のフェイスオフを始めた時。先輩達が引退してフェイスオファーがチームからいなくなったタイミングだった。当時の自分はミディーをやっていたが、フェイスが面白そうだったし、何よりも、ニューヨーク校のOBの陣野クリスさんが、大学で大活躍してチームとしても学生日本一を取り、日本代表にも選ばれていたのを見て、クリスさんへの憧れからフェイスオフを始めた。

フェイスオフの奥深さにどんどんと魅了されて、気付けばミディーの練習よりもフェイスの練習をするようになっていた。そして段々とクリスさんみたいになりたいという漠然とした目標から、次第に慶應のスタメンFOとして伝統ある背番号33を継ぎ、チームを日本一に導きたいと思うようになった。

その目標を達成するために大学入学前から大学の練習に参加し、ニューヨーク校を卒業して、大学に入学するまでは社会人チームのAdvanceで一年間プレーをさせてもらったりもした。常に自分がどんな選手になりたいかをイメージしていた。

その頑張りもあって、大学に入ってからすぐにベンチに入らせてもらった。まだまだ選手として頼りない自分を信頼して開幕戦に送り出してくれた先輩方に今でも感謝しています。当時フェイスオフリーダーだった敏さんは練習態度や自分の不甲斐ないプレーに対して一つ一つ指導してくれた。正直1年生の時に敏さんがフェイスオフリーダーじゃなかったら今の自分はいなかったと思う。

2年・3年の時はコロナの影響もあって例年と違って、試合や練習も十分にできなかった期間が長かった。そんな中でも2年の時は関東で優勝。3年の時には高校の時から夢に見ていた、全日本選手権を優勝することもできた。

こうやってラクロス人生を振り返ってみると、本当に幸せなくらい沢山の事を経験させてもらった。

大変なこともあったが、自分がここまでラクロスに本気で向き合えたのは決して自分自身の力ではなく、自分を信頼して支えてくれた人がいたからだ。

最後にここまで自分を支えてくれた人達に感謝を述べたいと思います。

両親へ

普段はこうやって感謝の気持ちを伝える機会がないけど自分がラクロスに集中できる環境を作ってくれてありがとう。こうやってラクロスに集中できているのも2人のおかげです。いつもありがとう。

スタッフ陣へ

練習中に無理難題なお願いをする事もあるけれど、常に選手たちがプレーをしやすい環境を整えてくれてありがとう。スタッフ達のおかげで自分達はここまで上手くなることが出来たと思う。

他大FO・社会人FO方へ

ライバルではあるけれども、皆さんと切磋琢磨したおかげでここまで上手くなることが出来ました。いつでも練習へのお誘い待っています!

特に光・遠松・シモ・巌の4人はいつも練習に来てくれてありがとう。残りの時間もお互いを高め合おう。

ニューヨーク校の皆へ

ここまでラクロスを好きになれたのも、頑張れたのも皆がいたからです。高校でニューヨーク校ラクロス部に入った事、皆と出会えた事、お世辞抜きで自分の人生の中での最高の出会いだったと思う。これからもよろしく。

阿曽・木村へ

去年まで二人と3年間一緒に切磋琢磨したおかげで、ここまで成長することが出来た。二人が社会人ラクロスでラクロスを続けている事がとても嬉しいです。来年から社会人ラクロスで敵として戦うことが出来るのを楽しみにしてます。

FOの後輩達へ

自分が引退した後の事を考えると不安でしかなかったけれど、最近の皆の成長速度に驚かされています。

春海・村田はまだ12年なのに他大に認められるくらい上手くなってるし、もう自分の代わりに試合に出ても問題ないくらい成長している。二人ともここで慢心せず、学生一のFOユニットの伝統を繋いでいってください。

寺田・長町は後輩二人が上手くて悩むこともあるけれど、来年のFOユニットを引っ張って行くのは君たち二人だから頑張れ。二人が去年FOを始める事を決断してくれたのは本当に嬉しかった。FOユニットに入ってくれてありがとう。

これからもよろしく。

これからの慶應FOユニットを引っ張って、強い慶應の伝統を繋いでいってください。

松澤へ

頼りないポジションリーダーをここまで支えてくれてありがとう。松っちゃんの何気ない一言にいつも助けられています。松っちゃんのおかげでFOユニットの雰囲気は良くなってると思うし、積極的に後輩の指導をしてくれてありがとう。ラストスパート頑張ろう。

同期へ

今年はここまで怪我の影響もあって、試合に出れなかったり、良いパフォーマンスを発揮できていない。そんな自分の事を信頼して、待ってくれている同期の皆には感謝の気持ちしかない。このメンバーで4年間過ごせたことを本当に誇らしく思っています。

そんな皆と過ごせる時間も日に日に少なくなっている事を最近実感しています。

だけど、このチームで1日でも長く皆とプレーを続けたい。

その為にも勝ち続けよう。

勝ち続けて日本一を取ろう。

次はMDの岩本です。

チームではムードメーカーとして盛り上げている彼ですが、人一倍のガッツを持ち合わせています。怪我明けで大変な時期だと思いますが、またガッツあるプレーでチームを盛り上げてくれる事を期待しています!

次よろしく!

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