【日記リレー2022 vol.1】「馬鹿」~青木紀樹(4年/経済学部/DMF/#28/慶應義塾志木高等学校)~
「日記リレー」の話が学年LINEに流れ、こんな自分に何が書けるのかなーと頭を悩ませてから約1週間。発熱しても3日間発熱外来がある病院と連絡がつかず、いまのいままで38℃越えの熱で瀕死状態だった経済学部経済学科4年の青木紀樹です。締切を限界まで伸ばしてくれたスタッフの皆様、リーグ戦がすぐそこまで迫ってきているAチームの皆様、ご迷惑おかけしてすみません。
さて、日記を書いたことがほとんどなければ、自分の気持ちや考えを表現するのが不得意な僕ですが、今年から定着したAチームで、どんな気持ちを抱きながらプレーしているか少しだけ語らせてください。
どこから話そうかな。
少しだけ僕のことを知らない人のために自己紹介しておくと、1年生の時はアーセキャプテンに選んでもらったり、フレキャンとかで選出されたりした。サマーが終わった後はロングに転向してプレーしたけど、それから3年の夏までは一度もAチームに呼ばれることなく過ごした。3年の夏以降はDMFに転向して、代替わりすると六大戦の頃にはAチームに定着するようになった。
この代替わりの時期がめっちゃ大変で、仲間内で色々誰がプレイヤーを続けるのか、否か、という討論や勝負事があって、正直めっちゃ努力した。ぱんさんには毎日5km走れって言われて、毎日NIKE RUNで監視されるし、寒い中毎日壁当て行ったし、ラグビー部の時のようなごっつい感じの筋トレじゃなくて、ラクロスに適した筋トレを海外のサイト見ながら研究して、同じチームでプレーする仲間に自分のポジショニングとかプレー中に考えていることを共有して、フィードバック貰ったりして、「誰かに勝とう」とかじゃなくて、ただ単純に「上手くなりたい、強くなりたい」ってひたむきに、馬鹿みたいにラクロスした。結果的に、自分はプレイヤーとして続けることができたのだけれど、大事なのはこの「上手くなりたい」って気持ち。
馬鹿。
一番大切な気持ちをいままでどこかに捨ててしまっていた。思えばアーセキャプテンになった時だって、フレキャンで何かに選ばれた時だって熱中症になりながらランシューを練習していたし、下手だったけれど下手なりに壁当てにも行っていた。いつからダサい人になったんだろう。
とまあ、自分を蔑むのはここら辺にしておいて、そもそも何で「上手くなりたい」って思えたか。この前の合宿の時に日向にも似たようなこと質問されて、あの時は上手く答えられなかったけど、答えはシンプルだったよ。
「期待されているから」
1年の頃は、大地さん文平さん矢野さんに期待されてアーセキャプテン任命されたし、DMFに転向したときに、#28 の先代の人や中根から勇気づけられる言葉貰ったし、いままで貰った期待、たとえ社交辞令でも、その期待に応えたかった。ただそれだけ。
日本代表にはなれなかったけど日本一に貢献した選手になれたよ。
ここ何年か埋もれていた#28を復活させたよ。
PRIDEのシーズンが終わるころにはこの2つを、胸を張って言えるような選手になっていたい。というか、なる。
今となっては、「上手くなりたい」気持ちに加えて、「プレイヤーを諦めざるを得なくなった仲間の分まで」って気持ちもリーグ戦が近づく度に強くなってきている。ちゃんと「お前らに任せてよかった」って言われるように、結果を残せるように、明日も馬鹿みたいに身体張って練習しよ。
だらだらと長く、読みづらい文章になってしまって申し訳ありません。先輩たちの日記リレーを見ていると、最後にお世話になった方たちなどへ感謝の言葉が述べられていることがほとんどですが、優勝トロフィーが最大の恩返しになると思うので、ここでは割愛させて頂きます。黙って壁当てしてきます。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
次はTRのめぐみです。
いつも愚痴を言いながらもちゃんとテーピングを巻いて頂きありがとうございます。
後輩君がめぐみの近くを歩くとき、よく前かがみなのを見ます。腰痛いみたいなので、一度是非診てあげてください。
良い文章期待しています!よろしく!!