【日記リレー2021 vol.33】「愛されるチームに」〜野上達也(4年/法学部/G/#0/慶應義塾高等学校)〜
MGの優花からバトンを受け取りました。ゴーリー兼主務を務めさせて頂いております、野上達也です。
会計係として、数千万円もの大金を正確に管理する優花には尊敬しかありません。昨年度共に副務を務めたこともあり、今年度は主務である自分をサポートし続けてくれました。彼女の冷静さと客観的に判断できる能力には何度も助けられました。本当にありがとう。
はじめに、日頃より弊部の活動を応援して下さっている皆様にこの場をお借りして心より御礼申し上げます。今後とも変わらぬご支援の程、宜しくお願い致します。
早速ですが、本題に入らせて頂きます。
日記リレーを書くにあたり、一選手として書くのか、主務として書くのか悩みましたが、折角の機会なのでどちらも書こうと思います。長くなってしまうので、時間のない部員は主務の方だけでも見てくれると嬉しいです。
まず、選手として自分がこの4年間で重要だと感じたことは、「モチベーションを自発的に高められるか」です。
誰しもやる気が出ない時、惰性で部活に来てしまう時があると思います。それに気づいた時に、モチベーションを自分で高めることが出来るか、それとも何かきっかけがあるまで惰性で部活に来続けてしまうかで4年間の成長度合いに大きな差が生まれます。
自分はモチベーションを高める道具として、「原動力となる経験を思い出すこと」を大事にしています。
自分にはラクロス人生の中で2度、その後の原動力となる経験をしました。
1度目は塾高時代のことなので割愛します。
2度目は2019年度FINAL4の東大戦です。
2対3で始まった4Q中盤に失点し、2対4になった頃から自分は涙が止まらなくなりました。まさしく号泣だったと思います。結果、慶應は3対4で敗れ、burnシーズンは幕を閉じました。
この試合でなぜ自分が号泣したかというと、好きだった先輩方が引退して悲しかったからというだけではありません。試合の最初から最後まで、慶應のゴールを守っていたのは凱章で、それに対して自分はスタンドから声援を送ることしか出来なかったからです。
選手であるにも関わらず、同期に慶應のゴールを奪われ、負けていくチームをただ見ることしかできない自分がとても恥ずかしかったです。
自分はその後の2年間、モチベーションが下がりそうになると、この時の感情を思い出し、なんとか頑張ることが出来ました。まだまだチームを日本一に導くゴーリーには程遠いですが、あと数ヶ月、成長し続けます。
次に主務として書かせて頂きます。
自分はこの部が大好きです。伝統を築き上げてきた歴代OBの方々も、目をかけて下さった先輩方も、優しい同期も、可愛い後輩たちもみんな好きです。
そんな愛するラクロス部ですが、まだまだ成長の余地があると思います。特に、ラクロスのプレー以外のところに大きな余白があると、1年間主務を務める中で感じました。
その余白とは、簡単に言うと「人間性」の部分です。
ラクロスが上手いというだけで偉そうな態度を取ってしまう人、防球ネットの準備の時に毎回ゆっくりとトイレに行く人、練習後のボールアップでただ歩いているだけの人、落ちているゴミを見て見ぬ振りしてしまう人、他の団体がミーティングをしている横を騒ぎながら帰ってしまう人、お世話になっている方々に挨拶が出来ない人。
自分も含めた全員が、一度はこれらのような人間性に欠けた行動を取ってしまった瞬間があるのではないでしょうか。
主務を務める中で、OBの方々やグラウンド施設の方々、大学の事務の方々、他部活、他大学の方々、さらには電車ですれ違う一般の方など、多くの人たちの目が「慶應ラクロス部にはどんな奴がいるんだ。」と見ていることに気付きました。
自分は、自分が好きなこの部が上記のような方々から愛されて欲しいです。そして、愛されているチームは間違いなく活動がしやすいです。そうすると、少しずつ日本一という目標に近づくことができると思います。
まずは週に1度でも良いので、優等生を演じてみて下さい。すると、周りの人間性に欠けた行動が目に付くと思います。それが普段の周りからの見られ方です。
自分が好きなこの部が多くの方々から愛されるチームになるように、あと数ヶ月、尽力します。部員のみんなも協力して下さい。
最後に、スタッフへの感謝を述べずにこの日記リレーを終わらせることは出来ません。
主務になって、スタッフが入っているいくつかのLINEグループに招待して貰いました。完全に舐めていました。毎日数百件の通知が来ます。しかも、全て必要不可欠な連絡です。LINEの話は一例に過ぎず、スタッフはあらゆるところで労力を惜しみなく費やしてくれています。チームを支える為にそれだけ捧げてくれている人たちがいることを選手は知っておくべきだと思います。その頑張りに対して選手が応え得るのは、間違いなく試合に勝つことです。それ以外ありません。
スタッフのみんなは選手たちの子供っぷりに嫌気が差すこともあると思います。それでもチームの勝因になる為に、共に闘ってくれていることには感謝しかありません。ありがとうございます。そして、これからも宜しく頼みます。
ついでに、自分が主務に力を注げるよう、ゴーリー陣をまとめ、育ててくれた菅川と凱章にも感謝しておきます。ありがとう。
長々と書いてしまいましたが、この辺りで次にバトンを渡したいと思います。
次は副将の岡です。副将として、チームの雰囲気を敏感に感じ取り、時には盛り上げる声を、時には厳しい声を出す彼は必要不可欠な存在です。そして何より、彼の華麗なプレーはチームに流れを呼び込みます。彼が戻ってくるまでチームは負けません。
熱い文章をよろしく!