日記リレー2021 vol.16】「慣れと成長」〜榊田大貴(4年/法学部/MD/#4/慶應義塾高等学校)〜
久保田君からバトンを受け取りました。4年DMF榊田です。
久保田は、田村と同じゼミに入ったものの友達が出来ずに、ゼミを本気で辞めるか検討中らしいです。外見も、性格もいいのに久保田のコミュ力は7年経っても上がりませんでした。悲しいです。
さて、日記リレーを書く順番が回ってきたのですが、何を書けばいいのか分からず、手をつけていなかったら提出期限日の夜になっていました。広報の方々、提出が遅れて大変申し訳ございません。心から謝罪申し上げます。
結局何を書けばいいのか本当に分からなかったので、今まで感じたこと適当に書きます。
頭の良い人は、ここまでで分かったと思いますが文章力が壊滅的です。
ご容赦ください。
小学生の頃から、スポーツばかりやってきた。
チームスポーツも個人スポーツも、学校でも学校外でも。色々な環境で。
そんな自分は、高校からラクロスをはじめ、もう7年目になった。
入部当初のポジションはAT。点取るのかっこいいって思ったから。驚くほど単純な理由。入部した頃は、下級生からAチーム入りすると意気込み練習したが、膝の手術の影響でほとんどプレーせずに1年生が終わった。
2年生になって、やっとラクロス生活が始まったが、周りとの差は取り返しもつかないほどに開いていた。去年1年間で慶應ラクロスを理解した同期は、2年生でAの一員としてプレーする人がちらほら出てきた。そんな現状に焦り、自分も同期と一緒にプレーしたいと思い、先輩やコーチから必死にラクロスを教わったのを覚えている。その結果ありがたいことに、リーグ戦に出させていただいたり、アメリカ遠征に連れていっていただけたりするようになった。
そしてこの頃からラクロスへの考え方は変わった。
長い期間怪我をしていたけどAに絡むことができ、この頃から現状に満足するようになってしまった。2年生の始めに抱いていた焦りはいつしか消えていた。
3年生からは、練習も自主練もほどほどに行い、怪我をしないことに注力するようになった。シーズンを通して怪我なくプレーすればもっと上手くなれる。そう確信していたからだ。
何度も動画を見ていた時間は、家でストレッチをする時間に変わり
練習中、どうすれば上手くなるか考えていた頭は、どうプレーすれば怪我しないかを考えるようになった。
しかし、そんな取り組み方でAに残れるほど甘い組織じゃなかった。
夏のリーグ戦前にコーチから「ATからOMFへの転向を勧められる」
今思えば、攻撃の要のATとしては実力不足と言うことだったんだろう。
ただ、残念なことにこの時点で危機感は覚えていなかった。
変わらずAにいれること、そして同期とプレーできることから、引き続き怪我しないよう徹していた。
もちろん4年になっても「怪我をしない」
これしか考えていなかった。
しかし、そう簡単にはいかなかった。
早慶戦の1週間前に肉離れが再発。
1つの目標でもあった早慶戦のメンバーから外れることになる。
幾度となく怪我を経験してきたけど、これはメンタルが完全に折れた。
グラウンドの端からの練習を眺める光景。
荷物を持たないで部活を行き来する日々。
寝る前に痛む患部。
何度も経験してきたはずなのに、全てが新鮮で辛かった。
あれだけ怪我をするなと言われ続け、怪我をしないと同期の前で誓い、それでもまだ怪我をする自分に失望した。
自信がなくなった。
選手を続けるかどうかすら迷った。
気が付けば2年の時にお世話になった先輩に電話をかけていた。
自分の気持ちを肯定して欲しかったのか、それとも否定して欲しかったのか、そもそもなんで電話したのかもよく分からない。
けど今置かれている現状、自分がラクロス部に入った理由、怪我の状態、自分の性格。
全て話した。
頭が整理された。
そして1つ気付かされたことがある。
「慣れ」と「成長」は違う
「出来ないことが出来るようになる」ことこそが、成長だと思っていたが必ずしもそうではないことに気が付いた。
人は経験を重ねると、物事に慣れ、あたかも成長しているように感じてしまう。
まさに自分のことだ。
全く気が付かなかった。
入部当初、Aチーム入りを目指し必死に上手くなるために努力をした。
2年生で目標だったAに絡み満足し、これに慣れれば、成長出来ると勘違いした。
そして、気が付けば練習の目的が「成長」から「怪我をしない」に変わり、練習をこなすようになっていた。
当然実力は伸びず、何度もポジションを転向することになった。
この当たり前のことに気が付いた時にはもう遅かった。
4年になってOMFからDMFにポジションが変わった。
OMFとしての成長を辞め、現状に慣れた自分のせいだ。
今のポジションは、前のポジションより頭をめっちゃ使う。
DF理解が超必要だし、超難しい。
毎日毎日考えて練習して、動きが違うと指摘されて、修正の繰り返し。
けど、すげぇ楽しい。
何よりみんなと息を合わせて、組織としてゴールを守るのはすごい快感だ。
自分に足りないことを理解して、練習して出来るようにする。
この当たり前のことに気が付いてから、最近毎日の練習が全く苦ではなくなった。
開幕戦まで残り一週間ちょっと。
長くてもラクロス生活は残り数ヶ月。
まだまだ時間は残っている。
どうしてもこの同期と一日でも長くラクロスがしたい。
出来ることなら、全ての大学の中で一番長く、ラクロスをしていたい。
DFが上手くなっているのかもよく分からないし、これから上手くなるのかも分からない。
けどこうやって過ごしている日々が、成長に繋がると信じて、これからを大切に過ごしていこうと思う。
だらだら長くなって申し訳ないです。
ここでバトンを渡したいと思います。
次は、小学校からの友人、財津君です。
紹介文なんて書いて欲しい?と聞いたら、とりあえずめちゃめちゃ褒めろと言われました。けどごめん。まじで時間なくて書けなかったから、今回は省略させてもらうね。
財津、よろしくー。