【日記リレー4年中居諒介】
芸人の小峠に顔が似ていて、坊主になんねーかなってみんなに期待されてる寺田からバトン受け取りました、4年MFの中居諒介です。
寺田は今年こそBコーチをやってくれてるけど、俺が7年間今まで1on1したロングの中で1番上手かったなと思ってます。
選手としてではなく、今シーズンにMFリーダーを務めて思ったことを書きます。
「全日決勝でFALCONSには何対何で、勝てるの? 」
BURN シーズン当初の12月に、ヘッドコーチを依頼しようとした橋本さんに、今年の幹部が聞かれた言葉だった。その難しすぎる問いに満足できる答えも出せず、何年もヘッドコーチを務めていただいた橋本さんは、俺らの代で慶應から去っていった。
今年のシーズンの始まりはそんな始まりだった。MFはリーグ戦を経験したことのある選手は、俺と持田の2人だけ。六大学戦では、格下と思っていた立教には引き分け、明治には負けた。そんな始まりだった。
2年前からリーグ戦に出て感じていたのは、去年の代や一昨年の代と比べてみても、去年から出ている選手は少なくて今年が一番「日本一」の可能性が低いことだった。
特にMFはリーグ戦を経験している選手が一番少なく、新たに揃えないといけない枚数は多かった。
MFリーダーとして、MFの人事を担当している分、誰よりも危機感を近くに感じていた。
けれど、正直どうすればMFを育てられるのかなんてわからなかったし、そもそも人の前に立つのが得意でない俺なんかが育てていけるのか不安だった。
けど、自分たちの代で絶対に負けたくはなかったから、今日までやれることは全部やってきた。
シーズン当初全員に目標を書かせてみたり、AのMF人事を移動させるときには必ず事細かく理由を伝えたりしてきた。
Aに上げるMFの選手、Aから落とすMFの選手、OMFになった選手、DMFに転向させた選手。
全部俺の判断で、そうしてもらってる。
申し訳ないけど、その判断が本当に正しかったのかは今も正直わからない。
ただ、今はそんな始まりを微塵も感じさせないくらい強いチームへと成長している。
リーグ戦は全て負けなしで、Bブロック1位の中央にも練習試合で勝利している。Aチームだけが調子良いわけではなく、BやCチームも連勝を重ねている。
それに加えて、主力の多くが欠けていたとは言え、今まで手も足も出なかったFALCONSにも練習試合で勝つことができた。『日本一』という目標に可能性を感じられるところまできている。
MFリーダーを務めて色々やってきたけれど、このチームがここまで強くなれたのは、結局一人一人の力なのかなと思う。
Aに入ったMFにはシーズン初めから上手くなってほしいところを事細かに伝えてきた。良い点、悪い点だけでなくて、どうゆう風な選手になってほしいかってゆう要望も伝えてきた。けれど、俺にできるのは伝えるまでだし、そっから先は一人一人に頑張ってもらうしかない。
スカウティングを見やすいように、新野とASと一緒にスプライザを導入した。けど、実際の試合で活かすとこまで発展できるように、何回動画を見るかは個人次第。
だからこそ、一人一人が現状に満足しないでほしい。
Aで試合に出る選手、ABの狭間の選手、BCDの選手。どのチームにいようが、誰かが上手くなれば連鎖的にチーム全体が上手くなって、「日本一」に一歩ずつ近づいて行ってる。
少なくとも俺はそう信じてるので、上手くなっていくきっかけくらいにはなれるようにこれからも頑張って行こうと思ってる
残り3ヶ月で、日本一までたどり着こう。
次は、burnシーズンのリハ村の村長を務めていただいた中西陸です。意外と自分に甘いところあるけど、ストイックに頑張っている彼の熱い魂がこもった文章に期待しましょう。