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日記リレー

【日記リレー2020 vol.14】中名生三四郎

『ラクロス』

ムードメーカーの名の通り、僕たちの代に明るいムードを提供しすぎた結果、ラクロスにはコミットできなかったジョニーからバトンを受け取りました、中名生です。

はじめに、平素より多大なるご支援をいただいている関係者の皆様へ、この場をお借りして御礼を申し上げます。本当にたくさんのご迷惑をお掛けし、たくさんの方のお世話になりました。これからも日々精進して参りますが、変わらぬご声援の程どうぞよろしくお願い致します。

僕のことを少しでも知っていれば把握しているであろうおしゃべりな性格が、今回の日記リレーにも遺憾無く発揮されておりますが、もしお時間がございましたら読んでいただけると幸いです。

僕がラクロスを7年間続けることができた理由、これはひとえにラクロスへの愛だと思っています。得点を決める快感、チームメイトと勝利を分かち合う達成感、これらも私を駆り立てるものではありますが、やはりラクロスを好きになれた、そのことが大きなモチベーションになっております。今回は大好きなラクロスの中でも、僕が愛してやまないアタックというポジションについてお話ししたいと思います。

この7年間、慶應義塾やノートルダムでラクロスに触れる中で、僕はアタックほど責任あるポジションはないという結論に至りました。実はこの意見、2、3年ほど前にどこからともなく聞いた言葉なのです。それは先輩からだったのか何かの動画からだったのか、はたまた日本語だったか英語だったかも定かではありません。しかしながら、それは僕の頭の片隅にこびりついて離れない言葉でした。なぜなら、そもそもの僕の個人的な所見として、アタックで活躍する人たちは我が強い人が多いというものがあったからです。僕の近所に住む慶應で背番号3をつけているやつなんて良い例です。そのため、得点だけを考えるエゴの強い人が一番責任のあるポジションについているという、一種の矛盾とも言えるのかもしれませんが、この不思議な感覚について考えるようになりました。そして一つの結論を出させていただきました。

ボール一球の重みを一番感じる必要があるポジションこそがアタックではないか。それが「アタックほど責任があるポジションはない」と言わしめる最大の要因なのではないのでしょうか。アタックというポジション、特に慶應では絶対的な得点源であり、圧倒的な存在感を放っております。しかしほとんどの場合、僕たちは自分でボールを手に入れることはありません。フェイスオフのスクープ、ロングのボールダウン、ゴーリーのセーブ、ミディーのグラボ、これらによってチームはポゼッションを獲得します。そしてチームは最終的な得点の権限の多くを、僕たちアタックに委任するのです。

悪く言えば、僕たちは美味しいところだけもらっている調子の良い奴らではあります。しかし、今もなお慶應の歴代のアタックの方々が語り継がれることが多いのは、この責任を感じながらも、結果を出して活躍してきたからではないのでしょうか。

このような結論にたどり着いた時、僕は得点というもの自体を昇華したいと考えるようになりました。それはつまり、簡単に言えば、かっこいいアタックでありたいということです。僕は真也とは違い、日本代表はおろか、関東ユースやbest12にも全く引っかからないようなプレーヤーです。しかし塾高や大学でプレーする中で、僕のゴールを見てかっこよかった、感動したと言ってくれるチームメイトや後輩に出会いました。これは本当に嬉しい経験です。

そのような中で僕は一つの目標を立てました。それは試合をし、勝利を掴み取ることをチームの一員として行いながらも、高校、大学生活における全てのモチベーションの根源となった、僕が愛してやまないラクロスを、自分の得点を通してたくさんの人々に広めること。ラクロスを通じて家族、先輩、OBと本当にたくさんの方々のお世話になりました。

この目標の達成こそが、僕を支援してくださり、期待してくださった方々への誠意なのではないかと考えております。

とても長くなってしまいましたが、ここでたくさんの迷惑をかけてきた同期にも感謝の意を述べたいと思います。勝手に留学に行き、コロナの混乱の中でひょっこり帰ってきても暖かく迎えてくれました。留学というエゴの塊のような休部理由。でもやはり同期には就活のための留学だとは思われたくなかったし、自分があちらのラクロス部で学んできたことはたくさん還元していくという思いを持って生活しているつもりです。それは来年から同期になる一個下に対してもです。

最後に僕が部活において何をする際にも大きな励みになった同期三人へ。彼らと試合に出られたらと常に思い、2年次のBリーグと塾高時代の懐かしい記憶に思いを巡らします。大きな怪我と戦い続けてきたみっちーとなべ、オムライス職人との両立に悪戦苦闘したタカラ。試合の時もみっちーとなべの声は耳によく届きますし、タカラの微妙に空いた口は遠くからでもわかります。みっちーのコミュ力、なべの異臭がするほどの泥臭さ、そしてタカラの期末前の金銭力には大きな刺激をもらいました。

ありがとう。

続いては今さっき話させていただいた、なべです。コーチ、実況、広報、勉強、遊びを両立するなべ。彼の体力は無限大なのでしょうか、しかし外見には影響が出てきたようです。初任給はアンチエイジングに使っていただければと思います。

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