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2016

’16 インタビュー第4回「学生コーチ~CARSENAL編~」

――これより、インタビュー第4回「学生コーチ~CARSE編~」を始めさせて頂きます。インタビュアーは2MG大橋菜穂子が務めます。Cコーチの上保さん、アーセナルコーチの吉村さん、井出さん、伊織さん(以下井田)どうぞ宜しくお願い致します。

 

今回は、今年度よりプレーヤーから学生コーチに転身した方々へのインタビューということで、まず始めに学生コーチになってからチームに対する想いに変化はあったのかお聞きしたいと思います。

 

吉村:じゃあ俺から。

上保:俺やるよ。

井出:俺がやるよ。

井田:いや俺やるよ。

吉村・上保・井出:どうぞどうぞ。

一同:(笑)

 

――では、気を取り直して伊織さんからお願い致します。

 

井田:想いに変化はないです。本当にただ日本一を目指すっていうことだけなのだけれど、それに対するアプローチの仕方が変わった。選手として自分でがむしゃらに頑張るか、チーム全体を見回していかに一団となっていくか、そこだけの違いだね。

 

井出:俺も、想いっていう視点では変化はないかな。でも、コーチという立場になってチームを客観的に見ることができるようにはなったのかなと思う。「日本一への貢献する」想いに対する見方の変化だね。

 

吉村:俺も結論から言うと想いは変わっていなくて。プレーヤーもコーチも日本一を目指すことは当然で、そこへの想いは変わってはいけないことだと思っている。ただそこへの貢献の仕方は少なからず変わった。特に俺は幸い試合でベンチに入ってトップチームにも関わらせてもらっているから、トップとアーセナル、お互いのチームに良い刺激を与えあわせることで、相乗効果のような形で慶應ラクロスを強くできたらな、ということを考えていて。現状、トップチームは早慶戦に勝ってリーグ戦を1位通過して、アーセナルはサマーで優勝することができた。そういう意味では、自分の中での貢献の仕方は順調に進んでいると言えるかな。だから、油断せずにシーズンが終わるまでこれをできたらな、と思う。

 

上保:僕も、日本一への想いは変わってない。変わったのは、コーチになり今まで関わることのなかった下位チームを見ていることで、「今の日本一」への直接的な貢献ではなく「将来の日本一」への貢献になったことだと思う。今Cチームで、1年後2年後に試合に出ることができる選手を育てていて、目標は彼らをBチームにあげること。自分のチームにいた選手がどんどん上手くなってチームの底上げをする、日本一に貢献する、それができたらいいと思っている。

 

 

――なるほど、みなさん軸は変わらないのですね。

では、プレーヤーからコーチに転身する時のきっかけや心境はどういったものでしたか?やはり葛藤や不安はあったのでしょうか?

 

井田:慶應ラクロスは塾高組(慶應高等部のラクロス部出身者)のゴーリーに頼ってしまっているイメージがあって、自分がアーセナル出身のゴーリーとしてプレーをしてきた中で「塾高組と対等に戦えるアーセナル出身ゴーリーを育てたい」という気持ちが生まれた。それで、去年の代が引退するときに、アーセナルのゴーリーコーチになろうと決心した。

 

井出:4年生のシーズンを選手として過ごすか、ということに関してはすごく悩んで、いけるのではないかな、と思うことも正直あって。でもそれよりも自分がどうしたら日本一に貢献できるのかを考えたら、一歩引いてチーム全体への視野を持つことで日本一へ貢献することもできるかなと。たださっき上保も言っていたように、アーセナルコーチが直接日本一に関わることはできない。けれど、ボトムアップをしたりサマーやウィンターといった1年生大会で優勝してチームの雰囲気をあげたりすることで、長期的な日本一に貢献できると思っています。

 

上保:自分は去年の8月から今年の5月まで留学をしていて、日本に戻ってきたら浦島太郎状態になっていたのだよね。同期がそれぞれ色々な形でチームに貢献する姿や、彼らの日本一への熱意を感じて、日本に戻ってきてBチームでプレーしている自分はこのままで良いのかと思った。慶應ラクロスが日本一になったときに、自分が最大限にそこに貢献するためには、心から喜ぶためには、コーチとして下位チームを育てて底上げすることが一番だと思って、悔いなく決断したよ。

 

吉村:上保、「浦島太郎」って帰ってきてから至るところで使うよな。(笑)

俺も、みんなと似ているのだけれど…。プレーヤーか、コーチか、といった時に自分のための選択か、チームのための選択か、っていう話はよく出てくるよね。でもそもそも何が自分のためなのか、何がチームのためなのか、よく分からなくてすごく悩んだ。慶應ラクロスに入ったからには、自分のためでもチームのためでもなく、日本一のための選択をするべきで、それが全部員の義務だと思った。そのためには自分はコーチになった方が有益だな、と。それでコーチになった。でも結局あまりすっきりしていない部分もあって。というのも、井出が言っていたけれど、アーセナルコーチが直接日本一に貢献できるかはすごく微妙で、やはり自分達の代の日本一にしっかり貢献したいという気持ちが強かったのだよね。だから、自分をベンチに入れてくれた同期にとても感謝していて、今年の日本一と未来の日本一両方に貢献できる今のポジションに大きなやりがいを感じている。そういった意味では当初のもやもやは消えて、今の自分の責任を全うすることに邁進できているよ。

 

――ありがとうございます。今のみなさんの答えと少し重なってしまうかもしれませんが、最後のシーズン、同期に対する想いを教えて下さい。

 

 

吉村:自分がコーチになった時に、同期の何人かが「かっこいい決断だった」と言ってくれたのだよね。でも自分ではそうは全然感じていなくて、かっこよくできるかどうかは、自分の残した結果によると思う。かっこいい決断だったと結果的に言えるようにしたいから、同期には見ていてほしい。あとは、他の同期全員にも11人日本一のための決断をしてほしい。試合に出ることができないにしてもプレーヤーを続けるだけの価値を見出してほしいし、それぞれが日本一のための行動をとってほしいなと思います。

 

井出:自分は悩んだ挙句、やるなら自分からやりたいなと思ってコーチを選んだ。そういった中で、自分は学生連盟でも活動しているのだけれど、そこでも、コーチとしても、誇りをもって日本一を目指してやれることすべてをやる慶應ラクロスの価値を高めるようにしていきたい。チームとして間違いなく今年日本一を獲って、慶應ラクロスがより価値あるものになるように、そして自分たちが気持ちよく引退できるように、代で頑張っていきたいなと思います。

 

井田:長い学生生活がこの4年生で終わって、社会に出る訳だけれど、こんなにもスポーツに打ち込めることはもう一生ないと思う。だからラストシーズン、塾高組、他大に負けないアーセナルゴーリーを1人でも多く出せるようにやっていきたいです。

 

上保:今試合に出て活躍している同期が沢山いる中で、自分は1人でも多く、上手いプレーヤーを輩出して同期を驚かせてやろうかなと思っています。

 

ーーありがとうございます。

では、少し話題を変えてそれぞれが考える各チームの注目選手をお聞きしたいと思います。アーセナルからお願いします!

 

 

吉村:本当に俺の中では沢山注目選手がいて、これまでのアーセナルチームを自分は知らないけれど、こいつらめちゃくちゃ練習しているな、と思っているよ。その中で俺が個人的に注目しているのは#134中西陸かな。体験会の時から感じていたけれど、練習の意味をすごく考えてやっていて且つ、楽しんでいる印象。そういう奴は俺らコーチがいなくなっても自分でどんどん成長していけるのだろうなと思う。あとは、理工学部だし千葉住みだし、と悪条件の中、前期もフル単(全単位取得)だったらしいし、すごいなって。ラクロス面ではないのだけれど()

 

 

――文武両道ということですね。素晴らしいです。

 

 

井出:俺も沢山いるのだけれど、DFに教えているということでDFから。#松本聖希に注目しているよ。彼は別の軆を目指せる厳しい環境に行きたいといことで、勝ちにこだわってラクロス部に来てくれた。みんなから1ヶ月以上遅れての途中入部だから、最初は正直大丈夫かなと思ったし、未だに大丈夫かなって思っている(笑い)

でも、めちゃくちゃ練習しているし、最近はそれが実を結んできているので、彼らしく勝ちにこだわり続けてこのまま頑張っていってほしいなと思います。

 

井田:俺はゴーリーコーチなのでゴーリーから、#100天野泰明を注目しています。彼はゴーリーになる前から、練習熱心で、ラクロスに考えラクロスに行動していて。とても印象に残っているのが、ゴーリーになるかどうか決める時に自分のところへ来て、「日本一になれるポジションはどこですか」と聞いてきたこと。本当に慶應ラクロスのことを考えていて、且つアーセナルキャプテンとしても努力しているので、今後の成長に期待している。

 

上保:Cチームでは、2#59山神仁かな。彼は常に考えながら練習しているのが分か.る。上手くなろう、という上昇志向も高い子とが見えるし、コーチの自分に、どこが足りないのかをいつも聞いてきて、アドバイスをしたらそれをすぐに実行してくれる。

Dチームは2#96梶田浩太郎 。彼を初めて見た時はすごく下手だったけれど、山神と同じようにアドバイスを求めてきて、常に実行に移すし、練習量もかなり多い。上昇速度が速くて、1on1のスピードもある。…今はケガをしてリハビリ中だけれど…(笑い)

 

 

――復帰後に期待ですね!

最後に、各チームの選手達へメッセージをお願いします!

 

上保:今のCチームは仲が良くて、だからこそチームの雰囲気が良い方にも悪い方にも流れやすい。みんな周りにすぐ着いていってしまう。もう少し、11人が自立して自分がチームを引っ張っていく意識を持ってほしい。

あと、これから、正直ラクロスが辛い、逃げたいと思うこともあると思う。けれどそういう時こそ初心に戻って、ラクロスを楽しむことを忘れないでほしいなと思う。

 

井出:アーセナルあと3ヶ月もすれば、俺らコーチがいなくなる。今までは俺らが言ったことをやれば上手くなるようにはしてきたけれど、これからは自分達でどうしたら上手くなるのか考えて、試行錯誤していかなければいけない状況になる。それを考えられるように、自分でチャレンジしていけるように、先輩に意見を聞きに行ったりして、どんどん自分を成長させていってほしい。

 

吉村:俺個人としてサマーの優勝は、すごく嬉しかった。これには理由があって、今年のアーセナルはとにかくフルフィールドに強いチームを目指してミニゲームのための練習は一切してこなかった。あくまでフルフィールドに強いチームというのを貫いて、その上で、個人技術で圧倒してサマー優勝という目標を達成できたからよかった。選手の立場では、それぞれいろいろな感情を抱いたと思う、αは模範みたいに練習した奴らで、朝の6時から夕方6時まで多摩川(練習場所)にいたようなことも聞いた。彼らはその努力に見合った結果がついてきただけだから、そのまま続けてほしい。反対に後悔した奴らも沢山いると思うけれど、そいつらにはその感情を大切にしてもらいたい。どちらも、これからのあすなろやつま恋、リーグ戦といったフルフィールドで活躍していけるように、サマーで得た結果、経験や感情を原動力に頑張っていってほしいなと思います。

 

井田:サマーで優勝して、現時点で関東の大学の中でトップに立ったわけだけど、次の大会では他大が慶應を倒そうと血眼になって臨んでくる。勝って浮かれるのはいいのだけれど、何倍も何倍も強くなった相手と今後戦うのだということをわすれないでほしい。

 

――ありがとうございます。コーチの方々の日本一への熱い想いや、各チームへの想いを聞けてこちらも身が引き締まりました。トップチームだけでなく、全部員160人で日本一を獲る、ということを忘れずにいきたいです。


(写真左から 井田、吉村、井出、上保)


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