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2018

【インタビュー企画②】

慶應ラクロス部の魅力を知ってもらうべく、毎年恒例のインタビュー企画。

今回は、UNITEシーズン、最後の生き残りであるBチームのコーチ達、

4年 田村睦

4年 佐藤大樹

3年 佐々木文平

以上3名に話をきいてまいります。


インタビュアーは4年MG 大菊紗良が務めさせていただきます。



-まずは、BリーグFINAL4突破おめでとう(インタビュー時はBリーグ関東FINAL前)。

関東FINAL進出がかかった明治戦はどうだった?


田村:まぁ厳しい…いろいろ反省のある試合だったね。


佐藤:そうだね。OFとしても、そして個人としても、やっぱり反省の多い試合になった。



-良かった面は?どんなことが収穫になった?



田村:DFについて言うと、シーズンを通して俺は「全員を使う」っていうスタンスでいて。試合の中で(メンバーを)コロコロ変えた。俺が知ってる慶應ラクロスのDFとか日本の大学のDFは、固定された3枚が常に出場していて。でも、それにこだわる必要はないなって。一人一人がフルのパフォーマンスをするためにも、今年のBチームではベンチメンバー全員を上手く使っていった。その結果、シーズン終盤を迎えた今、誰が出てもなんとかなるというか。ベンチメンバー全員がしっかりと試合で活躍できるっていうことが再認識できたところは良かったかな。



-なるほど。確かにメンバーが固定されていないイメージがあるね。OF陣はどうかな?



佐藤:うーん。正直微妙だったな。個人としてもっと試合前の事前のゲームプランを細かく考えられたと思うし、OF陣はずっと言ってきた1Qの入りだったりゲームメイクへのまだまだ意識の薄さ、ミスも多かったし全体的に詰めの甘さが出た試合だった。


佐々木:DFと違ってOFは甘いやつが多くて。明治戦でも、俺らコーチ陣はテンション高く持って挑んだけど、選手達はゆるい部分があって、まだ詰め切れていないところが露呈したんだよね。試合後さとぅー(佐藤)と俺からOF陣に話をして、このままじゃ東大には勝てないし、こんな形で、この雰囲気で終わるのは間違ってるっていうことを伝えたから、少しでも響いてるといいなと思う。



-その一方で、Aチームの人からも練習中にBチームのレベルが上がってるっていう声も聞くよ。



佐藤:確かに、レベルは前よりは高くなっているとは思う。人事を考える時も夏頃までは妥協で人数がいなくてBチームに残すことも結構あったけれど、今は特にOFはMF陣なんかは皆良い中で人数的に仕方なく誰を落とすか悩む。シーズン始めはCコーチもやっていたからCに居た選手がBに定着している、なんならBの上の方に居たりAで試合に出てたりしているのも嬉しいな。当たり前だけど皆上手くはなっているよ。



-いい傾向だね。そういう良い面悪い面を踏まえて、残り少ない今シーズン、Bチームコーチの目指すところを教えてほしい。



佐藤:シーズン当初から変わらない。チームに勢いを与えるチームを作ること、今ならBチームを作ることを目指してる。


田村:言葉は違えど同じだね。BチームとしてはBリーグ優勝が目標。真の目標は、Cコーチ時代から変わらず、Aチームが日本一を獲ること。全力を伝播させてAチームに影響を与えること。その過程にあるのがBリーグ優勝っていうことになると思う。


佐々木:俺もBリーグでの優勝。リーグ戦に近い形式で試合経験を詰めるのは本当に選手たちにとって貴重な経験だと思ってて、Bリーグ優勝に向けて全力で準備して全力で勝ちきる。これがBの選手が将来Aに上がった時の糧になると強く思ってる。だから俺は全力でBリーグに挑みたい。



ーなるほど。Bリーグ優勝に対する3人の熱い想いが伝わってきました。

では次。コーチとして、いろんな経験を3人はしていると思うんだけど、人を育成する上で意識していることだったり、苦労したことはある?



佐藤:人を育成する上でというかまずコーチとしての話になるけど、Bチームコーチとしての自分は、技術だったりを教える役割も勿論そうだけど、学生だし現役だしリーダーの側面も強い。だからリーダーシップには気を使っているし、当たり前だけど責任感もとても強く感じてる。



-他の2人はどう?



佐々木:俺は、NY高(慶應ニューヨーク学院)の上級生時代に、コーチと似たような経験をしてて慣れてる部分はあった。でも悪い癖が、できない人に対して「なんでできないんだよ」って思っちゃうところ。この前、練習でも同じこと思った時にひろき(3年MF#6 岡本寛紀)に「(相手に)言わなきゃわからないでしょ」って言われて救われた。



―練習中文平に限らず、同じようなやり取りを見ることはあるなあ…



佐々木:だからこそ意識してることは、ミーティングとかで普段あまり発言しない人の言葉を拾ってあげるようにしてることかな。自分だけじゃなくて他の人の考えも取り入れるっていう。



佐藤:ではお待ちかね、田村睦(笑)



田村:(照)。言葉は難しいけど、コーチって、結局「人の心に向き合うだけ」だと俺は思ってるんだよ。


佐藤:はいきた。


佐々木:難しいなぁ。


田村:だからつまり、何も特別なことはなくて、今まで生きてきたことと変わらないなって俺は思ってて。ちょっと大きい話だけど、「人生を共に考えてる」みたいな感じ。

だって、俺はラクロスに関わって3年、プレーに関しては1年半くらいしかやってないし、Bチームにはそれ以上、ラクロスに関わっている人もいっぱいいるから、ラクロスにおいて教えられることはたかが知れてると思うのね。それこそ、技術的にも、人間的にも俺よりすごい人はいっぱいいる。そんな中で俺の役目ってなんだろうって考えたときに、その人たちの"全力"を引き出して、その引き出された全力を掛け合わせて、チームとして「想像以上の力」を生み出すこと、その経験を選手に与えることだって思ってて。本当の意味でやる気のない人はいない。でもちょっとなんかが引っかかって、やる気がないように見えてるだけなんだよね。だから、その"何か"を取り除いてあげることが、俺らコーチの役割だと思ってる。そういう意味で特に意識してることは、とにかくコミュニケーションをとることだけ、なんだよね。その人の表面だけじゃなくて、心の奥、真の部分を引き出すことが自分の仕事だと思ってるからね。


佐々木:人事異動のときも、チームを落とした人に対しては俺らからしっかり理由を説明することによってコミュニケーションを切らさないように意識してる。例えば、今のBチームでは率なくこなしてるように見えている人でも、その人の1on1はAチームでは、日本一のためには、通用しないっていうようなことを、残酷だけど伝えるようにしてる。1年生でも2年生でも来年Aチームに入った時にどうなるかっていうビジョンはちょっとずつ植え付けるようにしてる。



―人生を、生活を、プレーを、一人ひとり考えるのってすごいことだよね。今シーズン見てきた選手の中で、推している選手はいる?



佐藤:塾高ラクロス部出身の1年生MFコンビ、添田君(1年MF#67 添田大生)と岡本拓己君(1年MF#74 岡本拓己)かな。2人とも1年生とは思えないくらいめちゃくちゃラクロスにパッションを持って取り組んでくれてて。技術的にとても良いものを持っているし。


佐々木:俺も下級生ではその2人かな。でも俺はせっきー(3年AT#77 関本隆宏)に期待したい。もちろんまだAで安定したプレーをするには足りない部分も多くあるんだけど、1on1でのキレは慶應の中では圧倒的にずば抜けてる。3年だから時間は少ないけど、ラスト1年プライド持って死ぬ気で努力すれば、来年の慶應の武器になると思う。


佐藤:もっと一皮むけれるで賞は中根(2年MF#11 中根卓馬)で(笑)。頑張ってる。アーセナル(大学からラクロス始めた)出身の2年生だけど今シーズンAにも居たし。けど本来は今シーズン出なきゃいけない、なんなら日本代表を目指さなきゃいけない選手。もう一皮むけるにはどうしたらいいか、ちょっと自分でももう一度考えてみて欲しいな。


文平:あと俺は耀永(3年MF# 10 宮川耀永)に頑張ってほしい。本当にセンスが良くて、どんな状況下でもプレーの引き出しがたくさんあるイメージ。来年はチームの核として活躍してほしい。


佐藤:俺も言わなくてもわかってると思ったから言わなかったけど、耀永には本当に頑張って欲しい。私生活でも仲良くしてるし。



-例年この企画で耀永の名前はよく出るよね。



一同:(笑)



-みんなこれを読んで更に頑張ってくれるといいね。DFはどう?



田村:ゴーリー含め全員!


佐々木:じゃあOFも全員にしようかな?


田村:(笑)。今誰かを推薦して、って言われたら、全員、自信を持って「こいつはここがいい」って言えるんだよね。


佐々木:本気で1人しぼったら?


田村:そしたら…「来年スタメンで出なかったら承知しないぞ」っていう意味では、永井(2年DF#81 永井裕貴)かな。永井は本当にこの1年、というかラスト2,3ヶ月でかなり伸びたと思う。こんなこと言うと、すぐ調子のるから、この辺にしとくわ(笑)。


佐藤:間違いない。


田村:あとは淳平(3年DF#61 松尾淳平)と哲也(2年DF#88 金子哲也)。2人とも本当にいいものを持ってるんだけど、あとちょっと足りない。その"ちょっと"に真剣に向き合って、それを埋めれたときは、すごい選手になるんじゃないかなって。



-DFは素直な子たちが多いよね。どんどん伸びてほしいね。



田村:あと1人いい?(笑) 野上(1年G#95 野上達也)にも頑張って欲しい。野上はAからBに落ちた半年でめちゃくちゃ伸びたと思う。だから自信をもって来シーズンに繋げてほしいな。


佐々木:すごい俺にも聞いてくる。クリアとかライドとか。ラクロスIQを高めて、指示出せるゴーリーになろうっていうやる気が伝わってくる。



-頼もしいね。コーチから見た選手の様子が聞けたから、次はコーチ同士の関係について。文平がシーズン途中からBコーチになった訳だけど、それまでの睦、さとぅー2人体制から変化したことはある?



佐藤:今年のBのOF陣はクセしかないから(笑)、俺としては純粋にありがたかったな。


佐々木:分かる。俺の感覚は、もちろんコーチだけどさとぅーのOF相談役みたいな。これは俺の考えだけど、コーチは1人とか2人がいいと思ってて。船頭多くして船進まずじゃないけど。で、その役割は睦とさとぅーができるから、2人にやってもらって、俺はOF面でさとぅーを支えて、チームを強化したい。



-そうだよね。伝え方、伝わり方も人によって違うから2人いることって良いのかもしれないね。



佐藤:ただもう1つ、2人いることで自分自身気を付けていることもある。それは俺が今までコーチとしてやってきた量が1だとしたら、それは絶対に減らさないこと。2人に増えて楽しようとすればできちゃうと思うんだよね。そうじゃなくて、自分がやってきた1は減らさずに、文平がコーチとして入ってきた分がそのままプラスになるように意識してる。


田村:これもまた持論なんだけど(笑)。俺は、リーダーの役目って1個しかないと思ってて、それが「意思決定」なんだよね。極論、ほかの色んなことを放棄してもいいけど、意思決定だけは絶対、リーダーがしないといけない。そのリーダーが2人から3人になった。2人の場合は意見が対立した時にどっちかが折れたら、もう一方の意見にすぐなっちゃう。だけど3人になったことで議論が生まれるようになった。



―そういえば前に睦話してたね、スピードと質。



田村:そう、決定のスピードは落ちるかもしれないけど、議論が生まれることによって意思決定の質は1段階あがったよね。だから、3人体制になったことによって、リーダーの大きな役目の意思決定の質があがったと思う。


佐々木:俺達3人とも議論好きだからな(笑)。



-なるほど、3人の中で理想形になってるんだね。



佐藤:俺と睦は優しいからな。


一同:え?(笑)


佐藤:優しいよ、悪い意味でね。甘くなっちゃう。そういうときに文平がはっきり言ってくれるからありがたい。そういう意味では井熊(4年G#31 井熊優)もめちゃくちゃありがたい。DF陣にはっきり言ってくれるから。



-Bチームの4年生の存在も、重要だったよね。そういうことも含めて、最後に、3人の想いのたけを話してください!



佐藤:泣いちゃうから勝って優勝して引退してから話すよ(笑)

それは置いといて、なんにせよ、Bリーグはやっぱりなにがなんでも優勝したい。


―文平は?


佐々木:俺は1年の夏から2年間リハビリにいて。1年のうちにAに入ってたから、復帰したらプレーで日本一に貢献できると思ってリハビリも本気でやってた。でも2回目の手術後に経過が思うようにいかなくなった頃からリハビリにやる気がなくなっていっちゃって、自ずと日々の部活にやりがいを見出せなくなってた。で、3回目の手術が決まった時にコーチになろうって決断したんだよね。いざコーチになってみると毎日本当に楽しくて、睦とさとぅーにはもちろん、Bチームにも本当に感謝してる。選手の道をあきらめることは辛いことではあるけど…。Bリーグ勝ち上がっていく毎日はやりがいに満ちてるし、コーチって相当重要な役割だなって思えるから、そう思わせてくれた周りの人に本当にありがとうって伝えたい。


-最後、睦。


田村:俺は本当にこの1年、感謝しかなくて。もう15年以上、スポーツに関わっているけど、こんなに恵まれたって思ったことは今までないかな。だから、この1年、俺を支えてくれた選手たちには、頭が上がんないよね。それに選手達だけじゃなくて、他の人達にも感謝していて。最後に、「3つのありがとう」っていう…


佐々木・佐藤:おい、考えてきてるな(笑)。


田村:1つ目は、さっきも話題に出たけど、BCチームの4年生には特に感謝してて。Bの人であれば、井熊は厳しいことも言ってくれて、よく相談にものってくれる。いっちー(4年副将DF#28 一瀬拓也)もすごい悔しい中で、全力で頑張ってくれている。アンディ(4年MF#23 髙橋脩人)も母良田(3年AT#44 母良田迅)も真剣に向き合って、ちゃんとやってくれた。もちろん、齋藤(4年DF#29 齋藤弘之)も。(笑)

2つ目は、パンさん(17シーズンLMF#54 竹内豪。今シーズンOBとして主にBチームをみていただいた)。パンさんは、正直言ってくることもLINEの文面もめんどくさいことばかりなんだわ(笑)。でも、そういう人がいてくれるからこそ改めて気付かされることはたくさんあって。冗談抜きで、昨シーズン軌道修正して上手くいったのはパンさんのおかげだと思ってるんだよね。パンさんはすべてに難癖つけるから(笑)、その都度止まるんだけど、そこで修正されたことがたくさんあったんだろうなって。

もう1つは、矢野(3年Cコーチ 矢野泰平)への感謝。3年の途中からコーチになってくれた訳だけど、すごい熱量をもってやってくれてる。正直、想像をかなり超えてきた(笑)。伝え方がちょっと不器用だから、強い口調になっちゃうこともあるけど、それこそ村社(2年DF#96 村社凌也)、矢澤(2年DF#54 矢澤大基)とか北尾(2年DMF#40 北尾航太郎)が伸びたのは矢野のお陰だと思うんだよね。

Bチームに限らず、今年のチームの体制がもったのはこの3方面の人たちのおかげでもあるから、すごく感謝してる。


佐藤:大野(3年Cコーチ 大野隆秀)もね。最近は更に熱量を持ってやってくれてる。



―ありがとう。3人の熱い想いが聞けて、嬉しかったです。Bリーグもこの勢いで優勝しましょう!



田村・佐藤・佐々木:勝ちます!




最後までお読みくださり、ありがとうございました!

今シーズンを締めくくる試合、Bリーグ決勝の応援、宜しくお願い致します!


Bリーグ全日本FINAL

11月11日(日)

vs立命館大学 19:50FO

@横浜FC東戸塚フットボールパーク


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