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2016

’16 第7回インタビュー~MG・TRリーダー編~

11月19日に行われまし全日本大学選手権準決勝で名古屋大学に勝利し、次に待つのは全日本大学選手権決勝。目標である日本一を目指して、さらに気を引き締めて進んで参ります。

そして今回は部の根底を支えながらチームを引っ張り、慶應ラクロスの組織運営を誰よりも考えているスタッフリーダーのお二人の対談企画です。

2016シーズンの4年MG(マネージャー)リーダー秋山麻美、4年TR(トレーナー)リーダー金友崇晃にインタビューを行います。

インタビュアーは3年MG石橋萌が務めます。

——先日は無事全大ファイナル4で勝利を収めることができ本当に嬉しかったです。試合を終えてのお二人の今の率直なお気持ちを教えてください。

秋山 私は関東ファイナル4(vs日本体育大学)と関東ファイナル(vs東京大学)の試合が山場だと思っていたから、今回勝つことができて安心したというのが率直な感想かな。昨年度は関東ファイナル4で日体に負けてしまったこともあるし、今回の関東ファイナルの相手の東京大学も遠征を通して強くなったという話を聞いていた。だから、その両校に勝つことができて安心した。

それから全大Final4に関しては、今年組み合わせが変わったことで、初めて名古屋での試合となったんだよね。

だから、金友と下見に行ったり、スタッフとして様々な想定をして準備したり、万全の体制を整えてきたつもりだったけれど、やはり当日にならないと分からないことも多くて。

その場その場で的確な指示出しをしていかなければならなかったから、スタッフとしての力量が一番問われた試合だったように思う。笑

正直試合の雰囲気とか結果とかは良くなかったと思っていて、雰囲気に関してはスタッフがもっと上手くやれたかなと。

でも何とか決勝への切符は掴めた。あの試合での反省点は選手もスタッフも、今後に活かさなければならないと思う。

金友 初めての名古屋での試合ってことで慣れない部分はあったけど、無事勝ててよかった。全大決勝では関東の代表として恥ずかしくない試合を出来るよう、選手スタッフ一丸となって準備できればと思います。

――そうですね、今回見つかった多くの反省点をこれからの試合できちんと活かしたいと思います!

では早速スタッフ面での質問をさせて頂きます。お二人は今年MG、TRのそれぞれのリーダーとして組織を引っ張ってこられましたが、今年はどのようなスタッフ組織を目指しておられるのですか?

秋山 スタッフの皆には普段から言っているけれど、私は“スタッフが日本一に導く組織”というのを目指している。具体的には何か選手に言われてから動く組織ではなくて、日本一という軸に対して各々が主体的に動くことができる組織にしたい。

あとMGに対してずっと言い続けていることは視野を広く持つこと。各々のチームだけが良ければいいのではなくて、グラウンド全体や他の人たちの動きをよく見て、何が必要なのか何が必要でないのかという判断をできるような組織かな。

金友 スタッフ組織については秋山が言った通り。TRに関しては、選手になめられないように、選手と同じ立場で物事を考えるようにということはずっと言ってきました。

――そうなのですね、普段選手とぶつかり合うことなどもありますか?

金友 今年はそんなになかったと思うね。でも剛志(3年LMF#17河村剛志)などのやんちゃな選手を管理するのは少し大変です。(笑)

――では今のスタッフ組織の現状についてどう思いますか?足りていないところなど。

秋山 昔に比べたら、確実に毎年の反省を改善して新しい取り組みをしていると思う。例えば新しくTR組織(2014シーズン結成)ができたりしているから、私たちが1年生の時に比べたらスタッフが抱える仕事や裁量は増えてきていると思う。だから当初よりは各々が考えたりする機会や責任感は増えてきているかなと思っていて、それはすごくいいと思っている。

MGに関しての現状として少し思うのは、全体を見るところが足りていないかな。チームとしてみることだけで手一杯になっている。下級生のうちはそれでもいいかもしれないけれど、もう少し組織をマネジメントするという方に移行できたらいいかな。チームの練習をマネジメントするというところで止まっているから、それを組織にまで持っていけたら、もう一段階レベルアップするのかなと思う。

金友 俺が思うのはMG、TR、AS(アナライジングスタッフ)で良い感じに役割分担ができている一方で、スタッフという認識・自覚に良い意味で垣根があって良い意味で垣根がないみたいなものは感じる。それぞれ専門的なことをやっている一方で、TRが水を手伝ったり、MGがダウンについてくれたり、お互いに補完しあう状況は良いと思うね。グラウンド外でも広報などの仕事をスタッフとしてやっているのは昔よりも良くなっているのかなと思う。

――スタッフリーダーは練習面でもグラウンド外の仕事の面でも全てを仕切っていてとても大変だと思うのですが、スタッフリーダーとして苦労した点について教えてください。

金友 今年自分は主務とTRリーダーを兼任していて、そこが1番の苦労かなと。ただTR組織に関しては後輩の3年TRの大山実春、五嶋春花にはすごく助けられてきたので、感謝しています。

秋山 大変だったことか、難しいね。

金友 下級生の意識づくりを考えるのは結構難しいよね。後輩がどれほど今年の日本一に向けて当事者意識を持てるようにできるかということを考えて、例えば割り振りも出来るだけ上のチームにつけたりして工夫している。俺らは1番上の代だから今年の日本一にこだわるのは当たり前なのだけれど、今の1年生が備品の仕事だけで精一杯になっていないか、2年生が試合中にただスタンドにいるだけという風になっていないかということは気にするようにしている。後輩たちも今年の日本一に少しでも貢献したと思えるような環境を作ることをよく考えているよ。

秋山 多分そういった面だと、MGの方が機会を作るのが難しいのかな。TRは今年の4年が金友だけだから、後輩に与えられる裁量はおのずと大きくなってくると思うのだよね。私たちも一つ上のMGの先輩が理絵さん(2015シーズンMGリーダー小方理絵)だけだったから、その経験をさせてもらっていたという面ですごく恵まれていたと思う。今の4年MGは3人いるから、やはり4年生だけでどうにかなってしまうのだよね。でもその状況が組織にとって良いとは思わない。だから後輩がより考えられるようになるために、環境や仕事の裁量の調整などの工夫について4年のMG3人で考えてきた。

――麻美さんたちが環境作りを工夫して下さっているのは普段の割り振りなどからもよく伝わってきます!そのように後輩に成長できる環境を与えてくださっていると思うのですが、どうすれば後輩がもっと全体を見ることができるようになるか、というようなアドバイスがあったら教えて頂きたいです。

秋山 以前松永さん(現監督 松永真之介)の奥さんとたまたまお話する機会があって、「一つ上のレイヤーに立って物事を考えるように」という言葉をおっしゃっていたのだよね。下級生だったら「4年生だったらどうするかな」と考えることや、MGであったら、「選手だったらどうするかな」と考えること、とか。各々のつくチームだけでなくて、4年生のように全体を見なければならない立場だったらどういう行動をとるかなと考えるのはまず大切。

あと全体を見るためには、上級生がいると難しいと思うけれど、私が2年生とかにずっと言っていたのは、他のチームの反省を出して欲しいということ。Aチームについていたけれど、Bチームのこういうところがよくなかった、とかね。そうすると絶対周りを気にかけなくてはいけないから、無理矢理他を気にかけなければならなくなって視野は広がると思う。

金友 先輩が言ったことをそのまま鵜吞みにしないでほしいと思う。俺は1日の流れを全て決めてしまうことがあまり好きではなくて、ダウンの流れなどもいつも「各自判断」「その都度判断」という風にしている。それは俺が怠慢ということではなく、下級生に常に考えるということを意識してほしいのだよね。決められたことをやるのは簡単だけど、そこで自分がどう臨機応変に対応できるかが大切。後輩には、常に考えていてほしいと思っている。

秋山 あとそれに付随して、「私ならどうするか」っていうことを考えてほしい。今日麻美さんはこう判断したけれど、私だったらあそこはああするなとか。4年生は毎年このことを言っていると思う。私も今まで先輩から言われてきたしね。

――そうですね、今まで4年間の中で様々な先輩と関わって来られたと思います。お二人の憧れや尊敬している先輩はいらっしゃいますか。この先輩のこんな言葉が印象に残っているなどエピソードがありましたらお聞きしたいです。

秋山 言葉や行動ではないのだけれど、今の自分になれたのは1年生の頃の経験が大きいと思っている。MGもそんなに人数がいなかったから、練習中にAチームにつかせてもらえることもほぼなかったの。だけれど、ある時当時の4年の真緒さん(2013シーズンMGリーダー金子真緒)と、成蹊戦に1年MG3人でベンチ入りさせて頂いたことがあった。正直大変なことになっていたとは思うのだけれど、1年生の時にそのような経験ができたことはとても大きかった。今その真緒さんと同じ4年生の立場になってみて、それがいかにリスクのあることだったのかを感じられる。真緒さんはコーチボックスにいるから後ろのベンチにいるのは私たちしかいない。その上当時TRの存在もなかったから、本当に上級生が誰もいない状態だった。そんな圧倒的にまずい状況に入れられたことで、もう自分たちでやらなければいけないという状況になり、頑張ることができた。

あとは当時の主務でCチームコーチもされていた北村蒼さん(2013シーズン主務/Cチームコーチ北村蒼)の存在も大きかった。北村さんは秋くらいから「絶対Cチームは1年生二人でつけるように」と真緒さんにお願いして下さった。だから毎日自分たちだけでCチームを回して、試合とかミニゲームの笛も吹かせてもらった。「もし何かあったら責任は俺と当時のもう一人のコーチがフォローするからお前たちのやりたいようにやれ」と言ってくれて。

――コーチがそこまで関わってくださるのはすごいですね。

秋山 そうなのだよね。コーチは選手の育成を担う立場にいるから、やはり選手にとって最善、最適な環境を作ってほしい、と各MGに思っていると思うのだけど、その中で北村さんはMGの成長にもつながるような選択をして下さった。それがきっかけで私は自分で考えるとはこういうことなのだろうなと思えるようになった。

だからこのお二人には感謝しかないです。

金友 俺が尊敬しているのは昨年度TR長を務めていた岡田さん(2015シーズンTRリーダー岡田龍彦)だな。選手以上に日本一について考えているのではないかと思えるくらい、日本一に対して熱い思いを持っていた先輩で、TRとしても誰よりもTRの技術とか知識を積極的に吸収しようとしていて、日本一のTRになるという姿勢を持っていたのだよね。

俺が後輩のくせに岡田さんに文句を言ったり、喧嘩をしてしまったりしたこともあったのだけれど、去年岡田さんが引退されたときに、「お前に日本一の経験をさせてやれなかった」と言われて、俺の中で今でもその言葉が響いている。だから岡田さんに対する恩返しと言えるかわからないけれど、今年こそは結果を残したいなと思う。

――昨年度の先輩方の悔しい思いも晴らすために、今年慶應ラクロスは結果を残さなければなりませんね!

最後に私たちの目標は12月に行われる全日本選手権で優勝して、日本一になることだと思います。それに向けての今後の意気込みを教えてください。

秋山 TRは試合中もその場その場でケガ対応とか、ずっと万全な状態でいられるようにモビをしたりできる。けれどMGは試合が始まると選手のためにできることが少ない役職で、彼らが勝つことを信じていることしかできないと思っている。だから練習中が割と全てだと思っているのだよね。

選手は練習で培ったことを試合で発揮するのが仕事だけど、MGは練習で学んだことをその都度出していくのが仕事だなと思うことが多い。これからあと練習回数が30回もないから、いかに日々の練習で自分の中でここがよかった、ここがだめだったというものをどんどんアウトプットしていけるかが大事かなと思う。

それからこの時期になったらスタッフは来年のことを考えなければならないと思うから、来年のために後輩に残せるものは残していきたいなと思う。

あとは選手が全日の舞台で思いっきり暴れることができるような環境をグラウンドの中でも外でも作っていきたい。その場が少しでも盛り上がるように、OBの方への働きかけや告知等も含めて環境作りをしていきたい。そうすれば最後日本一になった時に、スタッフが日本一に導くことができたとか思えるのではないかな!日本一になってみないとわからないことだけれどね。

金友 俺が言えることは、万全な状態で選手をグラウンドに送り出すこと。これにつきます、以上!(笑)

――麻美さん、金友さん貴重なお話ありがとうございました!

関東リーグを制した慶應ラクロスは、いよいよ全日本大学選手権決勝の舞台へと進みます。相手は神戸大学です。必ずや勝利し、引き続き日本一を目指して参ります。

皆様応援の程宜しくお願い致します。

全日本大学選手権決勝

vs神戸大学

11/27 11:30FO@駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場

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